ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[ワコール」の「美の美術館」。日本の女性たちの美しさを支えるランジェリーの歴史

2017-10-21 | 博物館・美術館

京都の南にある、ランジェリーメーカーで知られる「ワコール」の本社を訪れているミモロ。ここには、「美の美術館」があり、だれでも見学することができます。


元々婦人装飾品を商っていた「和江商事」が、現在の「ワコール」の前身です。
「こういうアクセサリーも昔扱ってたんだ~」。

現在のようにランジェリーを扱い始めたのは、戦争から戻った塚本幸一氏が、「女性たちが、幸せなことは平和の証」という思いを強く抱かれたことによるそう。

戦前まで和服を日常着にする女性たちが多かった日本。塚本氏は、これからは洋装の時代と確信し、それまで日本の女性の洋装の為のランジェリーメーカーがなかった日本で、日本女性の体形に合うブラジャーの製作を始めます。

「え~これが初期のブラジャーなの?」
そこにはワイヤーを螺旋に曲げた山のようなものと、綿の入ったパッドがありました。

和服では、女性の乳房は目立たぬように晒でまいたり、ぺっちゃんこにすることで胸元がスッキリします。でも、洋装は、女性の体本来の美しさを強調するように、バストは立体感をもったものにします。

ここには、初期のブラジャーから、さまざまな改良を加え、より心地よく、また美しい形に魅せるブラジャーの歴史が展示されています。


「へぇ~ブラジャーって、すごく細かい部位の組み合わせでできてるんだ~」
「ブラジャーの解剖図」
美しいカーブをもつブラジャーの製作には、本当に細かい部位を丁寧に縫製して生まれます。

「このミシンで縫ったんだ~」すべて手仕事でひとつひとつの部位をミシンで縫製。
このミシンの形は、東京の新宿通沿いにあるワコールの社屋のイメージにもなっています。

丈夫で着やすい、上質のランジェリーであるワコールの品。
「これは、大切にお母様から受け継いで着ていらしたというスリップです。愛用なさった方が、送ってくださったもの」と広報の方。
シルクでできたスリップには、美しいレースも施され、上質の仕事は、今も美しさを保っています。

「ワコールの下着って着心地いいんでしょ?」とミモロ。
昭和生まれの女性たちにとって、ワコールのランジェリーは、憧れの品。上質で丈夫で着心地の良さは、評判です。

それは、日本の女性の体形を徹底的に研究することに力を注いだから…。
ワコールの研究所で収集、分析されたデータをもとに、設計されるブラジャー。

「え~こうやってバストの形や位置などのデーターとるんだ~」
「ミモロもやってみよう~」

「う~ミモロちゃんのバストは小さすぎて、ブラジャー必要ないですね~」と。「うん、やっぱり~バストよりお腹の方がサイズ大きいしね~」と、自分の体形をよくわかっているミモロでした。

年齢と共に変わってゆく体形。それは自然の摂理です。でも、それぞれの体形をそれなりに美しく見せるランジェリーづくりが得意なワコールです。


「わ~歴史感じる~」とミモロが眺めるのは、今までの広告展開。それぞれの時代を映し出した写真が並びます。


「あの~これなんですか?」とガラスケースの中に入っている長い手紙。
「これはワコールの創業者、塚本幸一が、大阪万博の時に未来に向けて書いたメッセージで、タイムカプセルに入れて、2000年11月にカプセルから出されたものです」と広報の方。

世界中の女性たちの幸せのために、真摯に仕事を続けていくワコール。その発展を願うと共に、世界の平和を願う思いが、未来の社員たちに向けて綴られています。

「これを読むと、いつも感動するんですよ」と。今回ご案内くださった広報担当の方。


「この手紙を入れたカプセルを埋めたところ見学しますか?」「はい、ぜひ~」とミモロたちは社屋の外に。

敷地に一角に立つ「和江神社」。
 
琵琶湖の北に鎮座する龍神様をお祀りした社です。

  
「お詣りしていいですか?」とミモロ。

その社のそばに、タイムカプセルを埋めていた場所が…


創業者塚本幸一氏の思いは、今も、ワコールの社員に受け継がれているのです。

「ワコールの歴史って、日本の女性の社会進出の時代と重なってるんだね~」と。またいろいろなことを学んだミモロでした。


*「ワコール」の詳しい情報はホームページから、どうぞ







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京都にある「ワコール本社」へ。子供からシニアまで、女性の人生に深くかかわる下着

2017-10-20 | ものづくり

京都に本社をもつ世界的な企業は多く、そのひとつが「ワコール」です。京都駅の南側にあります。
 

ある日、ミモロは、本社見学に訪れました。広いロビー。「あの~ネコのミモロと申します。広報の方いらっしゃいますか?」と受付で。
 「はい、伺っております、ミモロさまですね~。今お呼びしますので、ちょっとお待ちください」と。

さて、「ワコール」は、女性のランジェリーメーカーとして有名。その歴史は、昭和21年(1946)に外地から復員した塚本幸一氏が、実家で始めた婦人洋装装身具の卸商「和江商会」から始まります。

もともと近江が一族の出身地ということから因んだ社名です。さて、ワコールの歴史に関しては、本社にあるミュージアムを見学するときにお話しましょう。

本社1階は、広々したスペースで、そこには、様々な製品が展示されています。

「すごい~まるでチョウチョみたい・・・」とミモロが立ち尽くすのは、壁一面のブラジャーです。」

ここには、現在発売されている品が並べられているそう。その種類の多さにビックリ。

「ワコール」といえば、婦人下着メーカーとして有名。特にブラジャーは、女性から1回は身に着けたことがあるはず。

「あ、これかわいい表示・・・」
クマちゃんのイラストで「はじめてのワコール」とかかれています。

ずらりと並ぶボディー。
そこには、小さめなものから、さまざまに微妙にフォルムが異なるブラジャーが並んでいます。
「この頃は、小学生の3,4年生から女の子はブラジャーするんだって~」とミモロ。体格がよくなりブラジャーをする年齢も下がり、今や小学生は当たり前で、学校からの指導もあるそう。

女の子にとって、「大人に近づいた~」と感じるのは、ブラジャーとストッキング、そして口紅に付けたとき。
嬉しいけれど、ちょっと恥ずかしいという思いを感じるときです。


それから年齢を重ね、変化してゆく体形。
「う~いろんなサイズがあるんだ~」とミモロ。


「体形にあったブラジャーは、若々しい印象になりますよ~」と広報の方。
「ということは、死ぬまでブラジャーとのお付き合いは続くんだ~」とミモロ。

「そうですね、ワコールは、マタニティー用のものもいろいろありますから、人生に深い関わりがあるんですよ」と。

「また、近年需要が急増しているのが、乳がんの術後のケアをするブラジャーです」と。
 
「ワコール」では、乳がん撲滅キャンペーン「ピンクリボンキャンペーン」を協賛したり、乳がんの早期発見を呼びかけています。検診で見つかった乳がんを手術し、バストの一部を切除したり、全摘した場合、外観からは全くわからないようにカモフラージュできるさまざまなブラジャーが作られているのです。

それにより、手術をした女性たちは、どれほど精神的に救われていることでしょう。

また「ワコール」は、下着の素材の技術開発により、今やスポーツ分野でも多くの製品を発表しています。

「あの~何してるの?」
「あ?ヨガやってるんだ~」
ヨガ、ランニング、水泳などのウエアをはじめ、吸湿性と速乾性にすぐれた素材は、各種スポーツで愛用者も大勢。
「京都マラソンのスポンサーにもなってるよね~。だから男性もワコールのお世話になってたり・・・」とミモロ。


「すごいファッショナブル~」となかなかセクシーなランジェリー。「海外では、男性から女性へのプレゼントにランジェリーが使われるんです。でも日本では、そういうプレゼントめったにありませんよね~」と広報の方。
和をイメージしたランジェリーで、海外では人気なのだとか。
「デパートの婦人下着売り場に男性がいると、みんなにギョロギョロ見ちゃうかも…」「そうですね~昔よりは、男性の姿みるんですけどね~」と。

さて、広い窓のそばには、ヨーロッパの女性たちの下着の変遷を示すフィギュアが並びます。
「いろんな下着あるんだね~」
女性の下着は、西洋が先進国。和服姿が日常だった日本が、本格的に女性の洋装用の下着を作りだしたのは遅く、特にブラジャーは戦後からで、そのメーカーが「ワコール」なのです。
「ズロースは、白木屋の火事から普及したんでしょ…」と、どこかで聞いていたミモロの知識。

日本では、女性のバストは抑えで小さく見せるものが、良いとされ、バストの美しさを強調するようになったのも戦後です。

「あ、ミモロといっしょだ~」
とスカートをめくると
「ワコール」本社を訪れるにあたり、普段はつけていない下着を・・・。
ミモロの場合、パンティーではなく、ズロースでした。


「ミモロちゃん、ミュージアムの方ご案内します」と広報の方。「は~い」と後に続くミモロでした。





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紅葉前の「修学院離宮」へ。美化活動のご奉仕へ。

2017-10-19 | イベント

「さぁ、今日は、がんばるぞ~!」と、小さな箒をもって出かけたのは「修学院離宮」です。
この日、ミモロがメンバーの「NPO法人 京都の観光と文化を考える会 都草」の美化活動が、行われたのです。

京都の神社仏閣などを中心にボランティアで美化活動を推進している「都草」。メンバーさんの多くは、京都検定1級の持ち主で、知識も豊富。いつもいろいろ教えていただいているミモロなのです。この日の参加者は40人。
宮内庁京都事務所に職員の方に指示され、離宮内に散った松や楠などの葉を箒や熊手で集め、集積場所へ運びます。
「ミモロちゃん、苔の上の葉っぱ集めて~」と言われ、「は~い」と苔の上に。

いつもは苔には乗らないように気を配りますが、この日は、苔の上のお掃除なので遠慮なく苔に。
「なんかまるで絨毯の上みたい~フワフワだね~」と、前日の雨で水をたっぷり含んだ苔は、1歩踏むごとに、ジワ~と水が滲みます。

この時期の美化活動は、紅葉前に秋に散った葉を集めるもの。「あ、ドングリがいっぱい~。これも集めるんだよね~」とミモロ。椎の木から落ちたドングリは、その数は何千にもおよぶもの。またそのうちの数百本が芽をだして、苔の上に5センチほど伸びています。
「それ、全部抜いてください~」と職員の方。「え?この芽とっちゃうの?」と驚くミモロ。でも、そのままにしておくと、苔の庭がいつしか椎の林になってしまうそう。小さいうちに抜かないと、地下に深く根を伸ばす椎を抜くことがむずかしくなるのだとか。「今のうち・・・小さいときに」。「え~でも結構力いるよ。抜くのに」とミモロ。そう、この作業は、手でするしかなく、都草のほかのみなさんと一斉に抜く作業を行いました。こういう技術がいらない作業は、ボランティアが活躍できるところです。

朝9時からスタートした美化活動は、途中、休憩やランチタイムなどを挟んで、終了は2時半です。
「おやつとランチ持ってきたんだ~」と、さっそく1回目のおやつタイムに、大好きなチョココルネを食べるミモロ。
一度、離宮の中に入っると、作業が終了するまで外に出ることができないので、飲み物や食べ物は各自持参しています。入場と退場の折は、全員の人数確認が行われます。もちろんこのボランティアに参加するには、事前に申し込みが必要です。


「なんか変な時間に休憩するんだ~」と、1時間やったり、2時間やったり、パラパラと作業時間がわかれています。実は、このスケジュールは、一般参観者の邪魔にならないように、つまりせっかくの美しい景色に、ボランティアの作業姿があっては雰囲気を損ないかねないという配慮から。「目立っちゃいけないんだって~」と。参観者が通る時間をさけて美化作業は行われるのです。

さて、午後2時に美化活動は無事終了。たくさんの落ち葉が集められ、苔の上がキレイになりました。それから「都草」の参加者は、特別に離宮内を案内していただくことに。


みんなで案内してくださる職員さんの後に従い進みます。
実は、すでに5回ほと修学院離宮を訪れているミモロ。「でも、いつ来てもいいよね~」と。

「あ、紅葉してる木もある~」
すでに色づき始めた木々もパラパラ。今年の色づき具合が気になります。「去年は、京都の紅葉、見事だったんだ~。でもその前は、あんまりよくなかった~」とミモロ。そう、夏の気候の具合などにより紅葉の具合も毎年異なります。


後水尾上皇が明暦2年(1656)から造営を始められた山荘の「修学院離宮」。東山連峰の山腹から裾のにかけて広がるスケールの大きな山荘なのです。敷地内には、水田や畑もあり、近郊の農家の方が今も作業をなさっています。
「今、収穫の時期なんだ~」田んぼには、刈られた稲が、日本の田園風景を作っていて、外国人観光客を喜ばせているそう。


ミモロたちは、離宮内を約1時間半かけて散策しました。
「美化活動、一生懸命やったから、ちょっと足疲れちゃった~ヨイショ」

山荘だけに上ったり下りたりの参観コースです。

3つの離宮に分かれ、それぞれに趣ある建物が立っていて、それを見学して回ります。

ミモロが好きなのは「中離宮」。ここは、後水尾上皇の皇女光子(てるこ)内親王のために営まれた山荘。後水尾上皇の皇后東福門院の御所を移築した客殿があります。そこの板戸には、祇園祭の鉾と大きな鯉を描いた杉戸があるのです。
 
「鯉の網は、円山応挙が後から描いたんだって~。この鯉、元気よすぎて毎晩逃げて池で泳ぐからなんだよ」とミモロ。

「こんな広いところに住んで寂しくなかったかな~」といつもここに来るたびに、ひっそり暮らした皇女さまを思うミモロです。

ミモロたちはさらに先へと進みます。


「上離宮」の「隣曇亭」は、池を見渡すベストポジション。

「ここからの紅葉の時期の景色って、ホント素晴らしいんだ~」と以前、紅葉の時期に訪れた、その感動を思い出すミモロ。

また、色づくには時間がかかりそう、おそらく11月中旬以降かと…


「ミモロちゃん、バッタ~」「あ、ホント~」
メンバーさんに遊んでもらいながら、散策を楽しむミモロです。

参観者の数が限られるだけに、静かなときが過ごせる離宮。


さて、「修学院離宮」「桂離宮」「仙洞御所」など、以前よりぐっと参観申し込みが楽になりました。
この日も、当日申し込みが可能。
当日に現地で11時から受付が行われます。

「一度は、ぜひ訪れてみて~。きっと感激するから~」


紅葉の時期は、当日受付も早めに並ぶことをおすすめします。


「修学院離宮」の美化活動という貴重な体験をしたミモロでした。




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「文椿ビルヂング」に今年オープンしたカトラリーの専門店「京都匙亀」

2017-10-18 | 京都

ある日、ミモロが大好きな町歩きをしているとき、よく訪れる「文椿ビルヂング」という古い木造の洋館へ。「あれ、こんなお店あるの知らなかった~」と、1階の奥にあるお店の前で…。
「なんのお店?」と中を覗きます。

看板には、「京都匙亀」と…「あれ~もしかして匙のお店?」
  
さっそく中へ進みます。
 
「わ~スプーンやフォークなんかいっぱい並んでる~、すご~い」とその数の多さにビックリ。

「わ~このスプーン食べやすそう…口当たりもきっとやさしいよね~」と木製のスプーンに興味をしめすミモロです。
 
なるほど、コロンとしたフォルム。赤ちゃんのスプーンにピッタリ。

「いらっしゃいませ~」と声を掛けてくださったのは、このお店のオーナーの林田征之さん。
林田さんは、キッチン用品やカトラリーなどを企画、制作および店舗運営をする会社をなさっていて、ここもそのショップなのです。

ここでは、特にカトラリーを中心に、セレクトしたおしゃれなキッチン雑貨や調理道具が揃っています。

カトラリーは、新潟の燕三条などで作られたものなど、国産の品々が30シリーズ以上あって、どれもモダンで洗練されたフォルムの品々です。

「それミモロちゃんにピッタリサイズじゃありませんか?」
「ホント、サイズはピッタリだけど、ミモロもっとたくさん食べられる大きいのがいいなぁ~」と食いしん坊ぶりを発揮。

いろいろなフォルムのカトラリーは、「こんなの使ったら、きっと食事するときの気分変わるよね~」と思わせるものばかりです。

さて、キッチングッズもなかなかおしゃれなものぞろい。
 

「あの~これなんですか?お団子みたいなスプーン?」とミモロが見つけた不思議な品」
「これは、計量スプーンですよ。大さじと小さじの組み合わせです」と林田さん。「あ、ほんと、そういわれると、わかった~」とミモロ。計量スプーンのイメージを変える形です。

「なんかお料理するのが楽しくなるようなものがいっぱいある~」

食器もセレクトしたものがあって、その中でミモロが気に入ったのは・・・
「宝石が入ったブレスレットだよ~」と。
実はこれは、カップ。
プレゼントにピッタリ。
箱を開けると、持ち手の部分の宝石だけが見えて、まるで指輪のように見えます。
「わ~指輪プレゼントしてくれたんだ~って喜んじゃうかも…。罪作りだね~」と思うミモロでした。

お店の中には、興味をそそるものがいっぱい。時間が経つのを忘れます。


ぜひ、一度立ち寄ってみては?きっとお気に入りのものが見つかるかも…
レストランやカフェなどのプロの方から一般の人まで、いろいろな方が訪れる人気のショップです。

*「京都匙亀」京都市中京区御倉町79 文椿ビルヂング1階 三条通烏丸西入ル 075-874-4881 12;00~19:00 水曜休み



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秋の特別公開。「東寺」の宝物館で公開中の「千手観音立像」などを見学

2017-10-17 | 寺社仏閣

京都駅からトコトコとミモロは、南へ進みます。目指すは、東寺。「ここって平安時代、平安京を守護するために羅生門の両脇に西寺東寺が建てられたんだよね」とミモロのアバウトな説明。そう正式名称は「教王護国寺」というその名からもわかります。

有名なのは高さ55メートルの五重塔。木造建築物として日本1の高さを誇ります。この五重塔を最初に建立したのは、空海。
でもその後、4回も火災で焼失。しかしそのたびに再建され、現在は江戸時代に作られた五代目の塔。国宝です。

「秋の特別公開」では、12月10日まで初層の内部が公開されています。「密教の世界が広がってるんだよ~」
また特別公開は、ほかに講堂も公開され、大日如来をいろいろな角度から拝むことができます。

境内に入ったミモロ…「なんかいい香りがするね~」と鼻をピクピク。

大きな金木犀が満開。境内にはその香りが風にのって運ばれています。

ミモロがまず向かったのは、空海さまが住んでいらした「御影堂」です。
 
「もう扉閉まってる~」と残念そうなミモロ。現在、「御影堂」は修復工事中。本堂には、空海の念持仏の「不動明王」が祀られていますが、秘仏で誰も拝見したことはなく、今後も誰もお目にかかることはできない仏様です。でもここでは、毎朝6時に、空海さまが住んでいらしたときと同じようにお膳をお運びし、お供えする「生身供(しょくじんく)」が行われています。「一度、参列してみたい~」と思うミモロです。

「空海さまって、高野山の奥の院にもいらっしゃるんでしょ」とミモロ。そう高野山では今も空海さまは生きていらして、お守りくださっていると言われています。そのお住まいの場所が奥の院です。
「あれ~ここに拝む場所があるよ~」と向かい側へ。
そこは「高野山奥の院」と書かれた石が立っています。ここで参拝すれば、その思いは高野山の奥の院に届くのだそう。

奥の院には、大名から一般庶民まであらゆる御魂が眠る墓所が広がっています。「ここで参拝すれば、高野山の奥の院にお詣りしたことになるんじゃないの~」とミモロは、そっと手を合わせ、弘法大師になられた空海さまを拝みます。

境内の中のいろいろなお堂を参拝して回るミモロ。
「大黒様もいらっしゃる~。でも、都七福神めぐりでは、東寺は毘沙門天さまだよね~」。その通り。
毘沙門堂にも参拝しました。

「あ、空海さま~」とお像が鎮座なさっているのは、ご祈祷の受付場所。
ここでお願いをして祈願していただきます。

さて、ミモロが到着したのは、16時近く。「公開されてる場所、どこか1か所しか見れないかも…」とそこでミモロは、今回、「宝物館」に行くことに。


「東寺観智院の歴史と美術~高僧と名宝~」展がこちらは11月25日まで公開中です。
東寺の歴代の高僧が守る続けた名宝や書が公開されています。なかでもミモロが感激したのは、平安時代の「千手観音立像」です。重要文化財で、何度もの火災をくぐり抜け、そのお姿は、建立されたときとはかなり規模が異なると言われますが、修復され、今も拝むことができるのはありがたいこと。
「昔は、手がいまよりいっぱいあったそうですよ。この仏様は特別公開の時しか拝めません。ゆっくり参拝してくださいね~」と係の方。

「この観音さま平安時代作だって…空海さまご覧になったのかな?」と、う~それはどうかな?

空海さまは、高野山で過ごされましたが、その期間は、実はとても短く、多くの時間は、ここ東寺で過ごされていたのです。

高野山にお詣りして以来、ミモロは、空海さまに心惹かれていて、「縁の場所に行ってみたい」と言い出しました。
「高雄の神護寺も行ったことあるけど、空海さまを意識してなかった~。乙訓寺も行かなくちゃ~」と。

「でも、空海さまの時代って、平安時代の初めのころだから、今はほとんど残ってないんだよね~」そう、平安京もできたばっらりという感じの時期ですから。内裏の場所も今の御所の場所より西側。空海さまが歩いていた平安京の姿を思い浮かべるのはなかなか難しいのです。

「どんなに町が変わっても、ここに空海さまいらしたんだよね~」とミモロ。
そう、きっとこの境内も歩かれていたことでしょう。

*「東寺」に関する詳しい情報はホームページから、どうぞ







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