友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

長女3人

2008年04月02日 23時10分25秒 | Weblog
 女3人は長女である。長女というのは細かな気遣いをするより、むしろデーンと構えているようだ。孫娘とテレビを見ていた時、私がブツブツ言うのがよほど頭にきたようで、「パパちゃんは本当にうるさい。テレビを見ている時は黙っていて!」と言う。すると長女が「べらべらしゃべる男は価値が下がるわね」とたたみかけてきた。

 アレ!?長女が好きになる男はどの人もよくしゃべるのに。それでみんな男の価値を下げてしまったのかと皮肉の一つも言いたくなったが、ここは我慢した。長女は自分を女王様のように奉ってくれる男が好きなようだった。いつも注目されるような存在だったのだろうか。走るのは速かったから、運動会では確かに目立ったが、教室の中でも何かにつけて、目に付く存在だったかもしれない。

 孫娘が「男はここぞと言う時に、しゃべればいいの!」と言うので、みんなでドッと笑った。そうか、肝心な時に気の利いたことをズバッと言うのが男の役目というわけか。でもね、男だってそんなにいつもいつも的確な判断ができることはないし、ましてや気の利いた言葉がすぐには出てこない時だってあるよ。

 「だいたいパパはKYなんだから、そらね、こんな時でもメモを取ろうとするんだから」と長女が言い、またみんなで大笑いになった。今、こうして文章を起こそうとすると、何もたいしたことではなかったんだと思うけれど、この時は、「へえー、なかなか面白いことを言うなあー」と思ったので、メモをしてみたのだ。この時、長女が「それで、このメモ読めるの?」と言っていたように記憶しているが、読み返してみるとよくわからない文字もある。

 酔っ払って、ゲラゲラ大笑いして、メモったものだから、笑いの原因がどこだったのかが捕まえきれていないのだ。私が「長女3人に囲まれ、男はつらいね」と言ったら、孫娘は「女もつらいのよ。男がうるさいから」と見事に切り返してきた。「そうか、女もつらいのか」と私が言うと、「そう、人生いろいろ」と言うので、また大笑いになった。

 孫娘は新学期が始まれば中学2年生となる。生徒会の役員に当選し、ますます多忙な日々を送ることになるだろう。最近、なぜか大人っぽくなってきた。背丈は相変わらず伸び悩み、彼女自身が言うように「チビでデブ」のままだけれど、大人の女の雰囲気が漂うようになってきた。
コメント
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