かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

君のための一日

2014年08月05日 20時25分20秒 | みゆみゆとの生活
よくある。
こういうこと。

興奮気味な数日間が続いた後の、発熱。

昨日は9時に寝たそうちゃん、今朝7時にむっくり起きてきて、熱を測ったら38度6分でした。
あちゃー。

体調が悪くなる前兆だったのか、3日分の疲れが出たのか、定かではありませんが。
結構あるんだよね、このパターン。

児童館(学童保育)と、児童デイと、私の職場に連絡して、それから近所の小児科を予約しました。

久々の、「私一人でそうちゃんを一日中見る日」のはじまりはじまり。
人の集まるところには連れていけないし、この暑さじゃお散歩もできない。
…もちろんプールは、ダメだよね。ハハハ。
本人行きたがってるけど;

注釈。
我らがそうちゃんは、熱があるからって昼間っから布団で寝たりボーッとテレビ見てくれるような子じゃありません、あしからず。

必然、車に乗せる時間が多くなる。
めっちゃ遠回りして小児科に行き、遠くのスーパーで一個だけゼリーを買い、時間稼ぎ。
午後は、いつものビデオ屋さんに行った後、名古屋港水族館まで足を延ばしました。

着いた途端、魚には見向きもせず「コーラかって かえるよ」とけんもほろろなそうちゃん。
そりゃないぜ、とイルカもさすがに言うだろうよ。

なんとか説得し、冷房の効いた「シアター」で北極の映像を見て、イルカショーの客席に座るだけ座って(ショーは見ず)、念願のジュースを飲んで帰宅しました。
結局魚見てないし;
ま、でも上出来。
何事もなかったから。
事件が起こらないって、ステキ。

帰りはスーパーに寄って買い物し、そうちゃんにビデオを見せている間に調理して、無事、チゲ鍋の晩御飯を食べることができました。

うん。
奇跡な一日だ。
何がすごいって、
「そうちゃん連れて買い物して、待たせて作り、食べさせながら自分も食べる」なんてことができた!
落ち着いてるわー。(しみじみ)

これまで、「そうちゃんと過ごす丸一日」は、一度は「絶望的な気持ち」になるのが通例でした。特にそうちゃんが病気の時は。
ところが今回、それがない。平常心。

うれしいな。
そうちゃんの成長を感じた、一日になりました。
入院してた病院や、支援学校や、ショートやデイや行動援護や、関わるいろんな方々のおかげだなーと、改めて思いました。
こだわりと衝動性と知的な遅れは強くあるけど、攻撃性がないことは、大人や親や先生の、愛の賜物じゃないかと。

だから、うれしかった、そうちゃんとの一日。

あ。
まだ一日は終わってなかった。
こっから、スッと寝てくれれば、今日は完璧なんだけどなー。
あと、微妙に残ってる微熱も、すっきり治って、明日は児童館とデイに行ってくれぃ。
頼む!