かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

幸せ

2014年08月24日 17時33分58秒 | みゆみゆとの生活
夏休みにそうちゃんが4日間お世話になった児童館(学童保育)に、先日、利用料を払いに行ってきました。

館長先生と、そうちゃんを担当して下さった先生とが対応してくれました。

預かっていただいた時のそうちゃんの様子を聞くと、館長先生はこんな風に話して下さいました。

「本当に落ち着いていましたよ。
児童館の職員は、みんなそうちゃんのことを可愛く思っていて…。
担当の先生とは、まるで親子のように仲良くニコニコ過ごしていました。
児童デイサービスの方も、迎えに来る方皆さんそうちゃんを可愛がっていて、そうちゃんもそれはうれしそうに手をつないで行きました。
その姿を見て、そうちゃんは幸せなんだなーって、私までうれしくなりました。
また冬休みも来てくれるかなーって、楽しみにしてるので、よかったらまた利用してくださいね。
お母さん、子育て大変なことたくさんあると思いますけど、頑張ってください。」

ああ、こんなことを言ってくれる人がいるんだ…。

 そうちゃんは幸せなんだ、と。
 それが、自分にとっても嬉しかった、と。

…思わず涙がこぼれました。

障害を持つ子供の子育ては、普通児の何倍も手がかかります。
親も疲弊し、子のパニックを見ながら「生まれてきて、ほんとによかった?」と聞いたこともありました。

「こんなに良くしてもらって、この子は幸福者だね」というニュアンスで言われることはありますが、「そうちゃんは、生きてることを幸福に思ってる」という意味での今回のお言葉、親にとってこんなに嬉しいことはありません。

そして同時に、先生方の笑顔を見て、「そうちゃんが周りの人にプレゼントできるものがあった」ことに気づき、胸が熱くなりました。

「『手がかかる』『迷惑をかける』から、ごめんなさい。」そんな気持ちだった私にも、そうちゃんがプレゼントをくれたような。

大切にしたい、人と人とのつながり。
真心で相手と向き合うということ。

いつもそうちゃんは、私に教えてくれます。