かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

術前検査

2020年01月22日 20時08分45秒 | みゆみゆとの生活
朝6時過ぎに家を出た。
細い月が出ていた。
車の窓が凍ってない。
暖冬だ。

薄暗い中、約1時間かけてそうちゃんが入院中の病院へ。
朝ごはんを一緒に食べて、また1時間運転。
来月全身麻酔で抜歯する予定の総合病院で、術前検査をするためです。

歯科口腔外科の予約は8時40分。
その10分前に着きました。
幸先がいい。

歯科診察の後、
尿検査、心電図、胸部レントゲン。
どれも経験があるから大丈夫。

まな板の上の黒鯉。

問題は次の採血。
そもそも、総合病院の採血室は人があふれかえっている。
ひしめき合って座る、ざっと30人。
それを見て何が起こるか察知したそうちゃん、「コラコラー!」「やだよー」と言い出した。
一斉にこちらを見る、主におじさん(おじいさん)。
病院側が先に受付を回してくれたおかげで待ち時間は10分程度と短かったのだけど、それでも針のむしろ。
母子で端の床に座り込んで待つ。

呼んでくれた検査技師さんはいかにもベテランの年配男性でした。
座って採血するのは早々にあきらめて、ベッドに寝かせる。
ヘルプの若手男性も来て、私と二人で押さえる。
技師さんがそうちゃんに丁寧に説明してくれ、数を数えさせてじっとしてる時間を知らせることで、なんとかスピッツ3本分の血液が採れたよ。
そこまで力入れて押さえなくても大丈夫だった。すごい。
検査室中にそうちゃんの声が響いてたと思う。
終わって部屋を出る時、通り掛かりの看護師さんが立ち止まって「よく頑張ったねー。えらい。」とそうちゃんを褒めてくれた。

ここの病院は、スタッフさんもドクターも、そうちゃん本人に必ず話しかけてくれる。
それって当たり前じゃない。
彼を主体として尊重してくれることが嬉しいし、安心する。

そうちゃんは話し掛けられても視線が合わず、答えられることも少ない。
それでも、もしかしたら私よりも雰囲気を感じ取っているし、実は理解できてることもあるんだ。

たくさんの検査の後、小児科ドクターの診察。
「検査結果は問題ないので手術も大丈夫です。あとは手術前日に麻酔科の医師と相談してくださいね。」
優しい。
そして歯科口腔外科に戻って入院説明、手術説明。

会計終わったら11時半。
長かったー。
よく頑張りました。
入院中で刺激のない生活をしているので、全体的なテンションが低めだったのが幸いしたかも。

お昼ごはんはスシローで。
気が緩んだのか、ずっと大声が出てしまいました。
でもまあ、しょうがないか。

入院中の病院に戻ると、もうその世界。
「おかあさん バイバイ」であっさりさよなら。
ホッとして帰宅後お昼寝してしまいました。
トータル4時間くらい運転したか。
そうちゃんも疲れただろうな。

  

ところで全然関係ないけど、
東出昌大くんのスキャンダルにびっくりした。
映画「寝ても覚めても」、好きなのよ。
原作小説よりずっとよかった。
そのヒロインと3年交際…。ショックだー。
でっくん。惚れ体質なのね。