かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

夜の緊急受診

2020年08月09日 00時37分16秒 | みゆみゆとの生活
デイではそこそこ落ち着いていて、少しおとなしすぎるかな?と心配になるくらい、とのことだった。
そうね。やはりセロクエル200ミリ/日が効いてる。
睡眠にもよく効くし、しばらくは飲ませておこう。

そして晩ごはん後、薬を飲ませようとしたら、セロクエルが切れていた。
そっか、精神科でもらった分はなくなっちゃったんだ。
ではこの前小児科でもらった新しいやつを、と袋をゴソゴソしていたら。
…ない。
どれだけ探しても、セロクエルの袋がない。

一瞬固まって声が出なかった。

そっか。
精神科の退院時、ダンディ教授は「次の小児科受診日分まで薬出しとくね。あとは小児科で相談して」と言っていた。
その時は私もダンディ教授も小児科で精神科の薬も出してもらえると思ってたんだけど。
小児科ムーミン教授は、考えが違ったようです。
「セロクエルは精神科で調整してもらってね」と言ってたけど、それって「小児科では出せないよ」って意味だったんですね。 
「このまま全部出しときますから」というのはこれまで小児科で出てた薬だけのことだったんだ。
てっきりセロクエルも出てると思い込んで、もらった薬を確認してなかった。
痛恨のミス。

精神科に受診できるのは連休明け。
それまでセロクエルなしというのは考えられない。
まず、寝てくれないだろう。そして事件がまた起きてしまうだろう。
気付いたのは土曜日夜7時半。
さてどうする?

迷って、病院の代表電話に電話した。
事情を話すと小児科看護師さんにつないでくれ、看護師さんは医師と相談して、「今から来てもらえれば週明けまでの分だけなら出せます」と言ってくれた。
「行きます!ありがとうございます!」二つ返事。ええ、もちろん。
慌てて高速飛ばして病院へ行きました。 

救急外来受付には「待ち時間120分」と書いてあり、一瞬クラクラする。 
けど案外早く、ものの10分で呼ばれました。
対応してくれたのは若い男性ドクター。
当直の小児科医とのこと。
救急担当ではなく、病棟から呼び出されたと思われる。
うちが病院に着くまでに電子カルテで経過を確認してくれてたみたい。
精神科医と小児科医で行き違いがあったようなので、週明けには精神科を受診して今後のことを相談してください、と言われた。
薬は少し余分に、5日分出してくれた。
ありがたい。かみさまみたい。

余談になるけど、この若い小児科医、まあ物腰柔らかな好青年でして。
「遠くからわざわざ来ていただいてすみませんねぇ。」
「今日は休日で精神科の予約がここでは取れないので、また平日にお問い合わせください。すみません。」
頭を下げて謝ってくれる。
こんなドクターいるんか。
時代の変化か。
いや、師匠がいいんだな。
さすがムーミン教授の弟子。

夫と共に先生を褒めちぎりながら、病院を後にしました。
急な高速ドライブ、そして初めての先生の受診でも、パニックにならずついてきてくれたそうちゃん、エライ。

にしても毎日なんか起きるな。
今日のことは私にもいろいろ反省点ありだけども。
長々ダラダラ書いてる記事を読んでくれるブログ読者さんにも感謝。