今日もビューンと大学病院へ。
こうも頻繁に行くことになるとは思わなかったよ。
8時半の予約だったので朝ちょっと焦ったけど、お盆で道がすいていてラッキー。
8時15分に精神科外来に到着。やった。
と思ったら、
待合室にはもう25人も患者さんがいた。(数えた)
しかも、
ダンディ教授がもう診察を始めていた。
うわ。すごい。こりゃ弟子たちも大変だ。
気長に待つことにして、そうちゃんがおとなしかったので本を読んでいた。
そしたら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c6/04da6648bd4df3a66df62ec76f3f6831.jpg)
折り畳まれていた。
この格好で熟睡。
やわらか。
診察で呼ばれたのは、8時45分。
早い。つまり、一人あたりの診察時間が短いということ。
見てる限り、「発作ないですか?」「はい」「ではいつもの出しときますね」「はい」、の人が3分の1くらいはいそう。
一番に来た人は一体何時に受付してるんだろ。
順番が早い人ほど心得ていて、教授に名前を呼ばれると大きな声で返事をして小走りで診察室に駆けていく。
そしてあっという間に出てくる。
うん。小児科とはだいぶ違う世界だ。
私も習って「はい」と返事をし、そうちゃんを起こして引っ張りながら診察室へ。
手短に状況を説明する。
「もらったセロクエルを飲ませたら、朝はウトウトしてしまい、そのあと反動で興奮が強い、という感じで波がかなりありました。
ちょっと薬が強いかな?と思って半分量に割って飲ませたら、今度は一日中落ち着かずしっちゃかめっちゃかで・・・。
3日でこりゃ無理だと思って元の量に戻しました。
今も、今朝飲ませてから2時間後ですが、こうやってすぐに寝てしまいます。
夕方には完全に切れている感じで、先日は夕飯の途中に突然走り出して雨の中いなくなってしまいました。」
「うーん。難しいですね。」
続けて、「刻みますか」と先生。
ちなみに「刻む」とは、「薬を小刻みに飲ませる」という意味です。
「薬の管理ができない人にはこういう提案はしないんだけど、
お母さん、ずいぶん上手にできてるから、朝・昼・夕・寝る前と分けて飲ませてみようか。
できる?」
お。褒められた。うれしい。
もちろん分けて飲ませてみます。
ここで一つ質問してみた。
「セロクエルは、長く飲むと体が慣れてきて効かなくなるってことはないですか?」
これに対するお答えが、さすがダンディ教授だった。
「こういう薬には、マイナートランキライザーとメジャートランキライザーと二種類の薬があります。
マイナートランキライザーは鬱治療とかでどこでも出せるけど、メジャートランキライザーは精神科でしか出せない作用の強い薬です。
セロクエルはメジャートランキライザーの中でも第2世代非定型というもので、依存が出ないように開発されています。
だから、体が慣れ効かなくなるということは、まずないです。
その分、副作用も強いから、飲まずに済むならその方がいい薬です。
副作用は、錐体外路症状とか、パーキンソンみたいな症状とか、キョンシーみたいに全身の筋肉が突っ張るようなこともあります。」
・・・いきなり出たキョンシーに面食らう。
先生、素人にもわかりやすく説明してくれてるつもりだと思うけど、キョンシー以外は専門用語だらけだよ。
基礎知識ないと全然わからんと思う。
そこまで詳しく教えてくれるならキョンシーじゃなくて悪性症候群と言ってくれていいんだけど。
そんなことを考えてる間に怒濤の早口で先生の話は続く。
「薬は飲ませながら様子を見て量を調整していくしかないです。
本人が少しでも楽な方法を探すのもそうだし、社会とどこのラインだったらうまくやっていけるか、という視点も要ります。
副作用の危険も考えるとね、難しいとこだけど。
今は『必要悪』とでも考えるしかないんじゃないかな。」
前回はそうちゃんの突発的な行動を「自然現象で予知不可能」と言い、今回精神病治療薬を「必要悪」と言う先生。
こういうことを言われて不快に思う場合もあるかもしれないんだけど、
不思議とあの優しい眼差しで言われると、今の私にしっくり沁みる言葉だ。
とりあえずセロクエルの結論を。
朝100ミリ、夕100ミリ
↓
朝25ミリ、昼25ミリ、夕50ミリ、寝る前100ミリ。
一日量は変更なし。
デイや学校にもご協力いただくことになるけど、しばらくこれでやってみる。
ちなみに、一日200ミリという量はそれほど多くなく、リスパダールで換算すれば2ミリくらいとのことでした。
次回受診は3週間後。
しっかり観察して、そうちゃんにジャストな方法を考えなくちゃね。
そして最終的には薬はやめていけるように。
そこも頭の隅に置いておこう。これまでと同様に。
精神科のお薬の調整は、親と医師の共同作業だなーと思う。
他科と違って「調子の悪さ」をデータで示せる物がほとんどないし、個人差も大きく環境の影響もある。
本人に「飲み心地」を聞けない限り、親がしっかり観察してそれを医師に伝えなきゃきちんとした処方はできない。
そのためにも、調べられることは調べておこうと思う。
「精神科の薬がわかる本」というのが家にあって、まあまあ役立っています。
おや。
そうちゃんがソファで寝落ちしている。
病院受診のあとデイ行って一日遊んできたから、疲れたのかな。
一日の終わりにこの寝顔が見られて幸せ。
こうも頻繁に行くことになるとは思わなかったよ。
8時半の予約だったので朝ちょっと焦ったけど、お盆で道がすいていてラッキー。
8時15分に精神科外来に到着。やった。
と思ったら、
待合室にはもう25人も患者さんがいた。(数えた)
しかも、
ダンディ教授がもう診察を始めていた。
うわ。すごい。こりゃ弟子たちも大変だ。
気長に待つことにして、そうちゃんがおとなしかったので本を読んでいた。
そしたら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c6/04da6648bd4df3a66df62ec76f3f6831.jpg)
折り畳まれていた。
この格好で熟睡。
やわらか。
診察で呼ばれたのは、8時45分。
早い。つまり、一人あたりの診察時間が短いということ。
見てる限り、「発作ないですか?」「はい」「ではいつもの出しときますね」「はい」、の人が3分の1くらいはいそう。
一番に来た人は一体何時に受付してるんだろ。
順番が早い人ほど心得ていて、教授に名前を呼ばれると大きな声で返事をして小走りで診察室に駆けていく。
そしてあっという間に出てくる。
うん。小児科とはだいぶ違う世界だ。
私も習って「はい」と返事をし、そうちゃんを起こして引っ張りながら診察室へ。
手短に状況を説明する。
「もらったセロクエルを飲ませたら、朝はウトウトしてしまい、そのあと反動で興奮が強い、という感じで波がかなりありました。
ちょっと薬が強いかな?と思って半分量に割って飲ませたら、今度は一日中落ち着かずしっちゃかめっちゃかで・・・。
3日でこりゃ無理だと思って元の量に戻しました。
今も、今朝飲ませてから2時間後ですが、こうやってすぐに寝てしまいます。
夕方には完全に切れている感じで、先日は夕飯の途中に突然走り出して雨の中いなくなってしまいました。」
「うーん。難しいですね。」
続けて、「刻みますか」と先生。
ちなみに「刻む」とは、「薬を小刻みに飲ませる」という意味です。
「薬の管理ができない人にはこういう提案はしないんだけど、
お母さん、ずいぶん上手にできてるから、朝・昼・夕・寝る前と分けて飲ませてみようか。
できる?」
お。褒められた。うれしい。
もちろん分けて飲ませてみます。
ここで一つ質問してみた。
「セロクエルは、長く飲むと体が慣れてきて効かなくなるってことはないですか?」
これに対するお答えが、さすがダンディ教授だった。
「こういう薬には、マイナートランキライザーとメジャートランキライザーと二種類の薬があります。
マイナートランキライザーは鬱治療とかでどこでも出せるけど、メジャートランキライザーは精神科でしか出せない作用の強い薬です。
セロクエルはメジャートランキライザーの中でも第2世代非定型というもので、依存が出ないように開発されています。
だから、体が慣れ効かなくなるということは、まずないです。
その分、副作用も強いから、飲まずに済むならその方がいい薬です。
副作用は、錐体外路症状とか、パーキンソンみたいな症状とか、キョンシーみたいに全身の筋肉が突っ張るようなこともあります。」
・・・いきなり出たキョンシーに面食らう。
先生、素人にもわかりやすく説明してくれてるつもりだと思うけど、キョンシー以外は専門用語だらけだよ。
基礎知識ないと全然わからんと思う。
そこまで詳しく教えてくれるならキョンシーじゃなくて悪性症候群と言ってくれていいんだけど。
そんなことを考えてる間に怒濤の早口で先生の話は続く。
「薬は飲ませながら様子を見て量を調整していくしかないです。
本人が少しでも楽な方法を探すのもそうだし、社会とどこのラインだったらうまくやっていけるか、という視点も要ります。
副作用の危険も考えるとね、難しいとこだけど。
今は『必要悪』とでも考えるしかないんじゃないかな。」
前回はそうちゃんの突発的な行動を「自然現象で予知不可能」と言い、今回精神病治療薬を「必要悪」と言う先生。
こういうことを言われて不快に思う場合もあるかもしれないんだけど、
不思議とあの優しい眼差しで言われると、今の私にしっくり沁みる言葉だ。
とりあえずセロクエルの結論を。
朝100ミリ、夕100ミリ
↓
朝25ミリ、昼25ミリ、夕50ミリ、寝る前100ミリ。
一日量は変更なし。
デイや学校にもご協力いただくことになるけど、しばらくこれでやってみる。
ちなみに、一日200ミリという量はそれほど多くなく、リスパダールで換算すれば2ミリくらいとのことでした。
次回受診は3週間後。
しっかり観察して、そうちゃんにジャストな方法を考えなくちゃね。
そして最終的には薬はやめていけるように。
そこも頭の隅に置いておこう。これまでと同様に。
精神科のお薬の調整は、親と医師の共同作業だなーと思う。
他科と違って「調子の悪さ」をデータで示せる物がほとんどないし、個人差も大きく環境の影響もある。
本人に「飲み心地」を聞けない限り、親がしっかり観察してそれを医師に伝えなきゃきちんとした処方はできない。
そのためにも、調べられることは調べておこうと思う。
「精神科の薬がわかる本」というのが家にあって、まあまあ役立っています。
おや。
そうちゃんがソファで寝落ちしている。
病院受診のあとデイ行って一日遊んできたから、疲れたのかな。
一日の終わりにこの寝顔が見られて幸せ。