かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

しっちゃかめっちゃか

2020年11月06日 20時14分22秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃん、どうしちゃったの。
しっちゃかめっちゃかやないの。
ゼンマイ巻きすぎて壊れて空回りしてるみたいな、
コントロール不能状態。

晩ごはん後から、家中走り回って。
冷蔵庫空けたり閉めたり、
玄関のカギをこじ開けようとしたり、
二階に上がってみゆみゆの部屋に入ろうとしたり。
落ち着かないっちゃありゃしない。

「おかあさんと ねるよ」
私の手を引っ張って寝室に上がり、布団をかぶせて寝るよう要求してくる。
はいはい、もう疲れたのね、母さんも一緒に寝ますよ。
私が寝たふりをしたら、突如起きて一階へ走り、台所へ。
これは予測してなかった。
はめられた。

慌てて追いかけたら、お鍋の残りに勝手にうどんを入れて食べようとしている。
え?食べたいならあっためたのに。
と言ってる間に、
今度はうどんを流しに捨て始めた。それも全部。
なんで。なんで捨てるの。冷たいからか。

どっちにしてもお腹空いてるわけじゃないらしく、いわばパニック的な衝動による行動。
叱ってもしょうがないやつ。
でも叱りたくなるやつ。
そうちゃん、険しい顔。
不安そう。
だから叱らなかったよ。

流しに捨てられたうどんや床に散らばったお鍋はそのままにして、また寝室へ引っ張って上がった。
和室のカギを閉め、「寝るよ。もう下には行かない。」と言い聞かせる。
一瞬わあっとカギを壊しそうになったけど、開かないことがわかるとあきらめて布団に入り、そこから5分で寝入りました。

結局は、
眠かったんだね。
よくある。

おそらく何百回も口にしてきたセリフ。
「眠いなら寝なよ。」
…それができたら苦労はしません、ってそうちゃんの寝顔が言ってる。

ああ、修学旅行から帰ってきてからしばらく、天使期だったんだけどな。
あっという間にハイテンション期に逆戻り。
どうやら今週から、7月のマックスハイテンションに近づいてきたようだ。
21時までに寝てくれてることが救い。

レスパイト入院まであと少し。
それまでお互い怪我しないように過ごす。
これが目標。