想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

 注目される自然療法、現代医療の限界

2025年01月05日 | 健康
  コロナ5年1月5日(ウクライナ、ロシア戦争4年)
 
 最近、イギリス王室が自然療法に関心を寄せているという話を時々耳にします。自然療法は、西洋医学とは異なり、ハーブ、アロマセラピー、ホメオパシーなどを活用し、心身全体の調和を重視するアプローチです。

 一見すると、自然療法と現代医療は対立しているように見えるかもしれません。しかし、実際にはそれぞれが補完し合いながら、健康の維持や治療に貢献する可能性があります。現代医療は科学的な根拠に基づいて病気の診断や治療を行う点で優れていますが、自然療法は心と体のバランスを整え、生活の質(QOL)を高める効果が期待されます。

 近年では、がん治療のような場面で、現代医療と自然療法を組み合わせる例が増えています。現代医療の治療に伴う副作用を軽減しながら、患者のQOLを向上させるために、自然療法が注目されているのです。このような統合的なアプローチは、個々の患者にとっても大きな安心感をもたらします。

 日本でも、健康寿命の重要性が強調されるようになり、平均寿命だけでなく、いかに健康で豊かな生活を送るかという点が議論されています。しかし、現状では医療界の利権や制度的な課題が新しい試みに対する障壁となっていることも否めません。この問題を解決するには、医療を受ける側が主体的に情報を得て選択する「インフォームドコンセント」の考え方がますます重要になるでしょう。

 自然療法と現代医療が対立ではなく融合し、互いの強みを生かしていける社会が望まれます。それは、単なる病気の治療に留まらず、人々の生き方そのものを見直し、心と体の調和を目指す未来への一歩になるのではないでしょうか。
 

 
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日本だけ、大腸がんが増加の不思議?

2025年01月04日 | 健康
 コロナ6年1月4日(ウクライナ、ロシア戦争4年)

 先進国の中で、日本で大腸がんが増加している原因について、私は主に次の2つが大きな要因だと考えています。それは 食品添加物の基準の甘さ と 農薬の規制の緩さ です。そしてもう1つ見逃せないのが、土壌汚染が徐々に進行しているという点です。

 かつては「肉食中心の食生活が大腸がんの原因だ」と言われていました。しかし、私は肉食が主因ではないと考えます。実際、アメリカやEUの先進国では大腸がんが減少しているというデータがあります。一方で日本では、外国で禁止されている食品添加物や農薬が依然として使われ続けています。この現状こそが、日本でがんが増加している本当の理由ではないでしょうか。

 たとえば、トランス脂肪酸を含むマーガリンは、多くの国で使用が規制されています。しかし、日本ではいまだに普通に流通しています。また、ホームセンターでは以前、外国で禁止された農薬が堂々と並べられて販売されていました。ラウンドアップです。しかし、最近では急に展示がなくなりびっくりしているところです。世論におされたのでしょうか。そこでは販売されなくなったのかな。

 さらに、土壌汚染の問題も見逃せません。農薬や除草剤の長年の使用が、日本の土壌に与える影響は小さくありません。こうした汚染が食品に悪影響を及ぼし、それが私たちの健康にもつながっているのではないかと感じます。

 食品添加物、農薬、土壌汚染――これらの問題はすべて関連しています。そしてこれらの規制が緩いままである限り、日本の健康被害は減らないのではないでしょうか。

 私たちが見直すべきなのは、肉食そのものではなく、食品や農業に関する法律や基準のあり方です。健康を守るために、より厳しい規制を導入する必要があると私は強く感じています。食品の安全性について真剣に考えることが、がんの増加を防ぐ第一歩になるのではないでしょうか。


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化学の発展と自然治癒力の失われたバランス

2024年12月28日 | 健康
 コロナ5年12月28日(ウクライナ、ロシア戦争3年)

私たちの体には、本来「自然治癒力」と呼ばれる素晴らしい力が備わっています。この力は、原始の時代から長い年月をかけて人間の遺伝子に刻み込まれ、病気や怪我を自然に治す仕組みを支えてきました。しかし、現代社会では、この自然治癒力が十分に発揮されなくなっているように思います。その原因の一つとして考えられるのが、化学物質の氾濫です。

化学技術の発展は、人間の生活を便利にしてきました。一方で、化学薬品や化学調味料など、本来地球上には存在しなかった人工的な物質が私たちの体に与える影響は計り知れません。これらの物質は、ホルモンバランスや免疫系統に影響を与え、内分泌系の働きを乱すことがあります。その結果、リウマチや膠原病のような、原因が特定しにくい病気が増えているのではないでしょうか。

人間の免疫システムは、長い進化の過程で自然界の環境に適応してきたものです。しかし、自然界には存在しなかった化学物質が体内に取り込まれることで、免疫の働きが過剰になったり、逆に抑制されたりと、不調をきたしてしまうのです。これでは、本来の自然治癒力が十分に発揮されない状態に陥ってしまいます。

自然との共存が解決の鍵

こうした状況を改善するには、私たち自身が自然との共存を改めて見つめ直す必要があります。化学の力を完全に否定することはできませんが、その利用に慎重になるべきです。地球環境に負荷をかけず、人間の体にも優しい経済システムを築くことが求められています。

例えば、食生活では、自然由来の食材を選び、化学調味料を極力避けることが大切です。また、自然環境そのものを守ることも重要です。化学物質による汚染を減らし、土壌や水を健康な状態に戻していく取り組みは、人間だけでなく地球全体の健康につながります。

私たちが目指すべきは、自然の仕組みを尊重し、その恩恵を受けながら生きる社会です。そうした社会を築くことで、私たちの体が本来持つ自然治癒力を取り戻し、原因不明の病気や新しい病気に苦しむことも少なくなるはずです。

終わりに

現代の化学技術が生んだ利便性の裏側には、私たちが見落としている危険も多く潜んでいます。それを見直し、自然との調和を取り戻すことこそが、人間の免疫系や健康全般を守る鍵になるのではないでしょうか。

これからも自然と共に生きる道を探りながら、より良い未来を目指していきたいと思います。
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現代医療の課題と改善の提案

2024年12月12日 | 健康
コロナ5年12月12日(ウクライナ、ロシア戦争3年)

最近の医療システムについて感じることがあります。ネットで予約して病院に行くと、待ち時間が長いのに診察時間はわずか数分で終わってしまうことが多いです。

例えば、77歳の私が病院にかかるとします。私は0歳から77歳までの間に様々な経験をしてきました。だからこそ、自分の体のことは自分が一番よく知っていると思っています。

しかし、診察は3分から5分程度で終わり、薬が処方されるだけです。自分の体のことを一番理解しているのは私自身なのに、医師は短時間で判断し、薬を処方します。

薬の目的もよくわからず、症状を和らげるだけのことが多いです。もし薬が合わなければ、また別の薬が処方されるという繰り返しです。

このような状況では、製薬業界が利益を得る一方で、私たち患者は病気の原因を知ることができません。

病気の原因を知るためには、その人の生活習慣や生き方を理解する必要があります。症状だけを見て痛み止めを処方するのでは、根本的な治療にはなりません。

これからの医療は、薬だけに頼るのではなく、患者の生活背景を考慮する必要があります。

過剰医療とも言える現状では、循環器科では循環器のことしか、呼吸器科では呼吸器のことしか診ないという専門分化が進んでいます。しかし、人間の体は一つであり、全てがつながっています。

医療は、どうしてそのような症状が出たのかという原因を探り、生活習慣や栄養状態の改善、薬や手術の選択肢を総合的に考えるべきです。診察時間が短すぎる現状を改善し、患者一人ひとりの背景を考慮した医療が求められます。

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北欧の福祉と健康年齢について考える

2024年12月05日 | 健康
 コロナ5年12月5日(ウクライナ、ロシア戦争3年)


北欧のスカンディナビア諸国、とりわけデンマークの社会福祉について、ネットで調べた際に驚いたことがあります。それは、介護を受ける人がほとんどいないという事実です。これは少し前、2011年から2012年頃の話ですが、その状況を知ったとき、衝撃を受けました。


日本では、高齢者が介護施設で点滴や胃ろうといった医療機器に頼りながら生活するケースが少なくありません。しかし、北欧ではそのような状態を「虐待」と捉え、可能な限り避ける方針をとっているそうです。こうした姿勢が、福祉政策に反映されているのはとても興味深いことだと思いました。


日本でも最近、「健康年齢」という言葉を耳にすることが増えています。健康年齢とは、介護や医療に頼らず、自分の力で生活できる年齢のことを指します。この概念は、北欧の福祉政策に通じるものがあるように思います。北欧の人々のように、最後まで自立した生活を送れることが理想です。


私自身、点滴や医療機器に繋がれたまま生涯を終えるのは避けたいと感じています。それよりも、健康年齢をできるだけ延ばし、自分らしい生活を続けることが目標です。こうした考えを深める中で、北欧の福祉のあり方が一つのヒントになるのではないかと感じています。




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