想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

歯医者選びは慎重に

2021年01月06日 | エッセイ
 定年退職してから、はや、13年になります。その間、いつも、思っていたことが、自身の健康管理です。どうにか、ここまで生き延びて来ましたが、もう少し自分の体について知識があったらなと想う事も沢山ありました。
 特に感じた事として、一つは、自身の歯の知識のなさです。若い時は何でもなかった歯も、治療しなければならなくなります。通常は食べることに当たり前になっていますが、歯が痛めば食べられなくなります。ましてや永久歯を抜く事になれば、大変です。もう、生えてこないのです。抜いた後の事を考えていないと、後で困るのは自分です。
 歯医者選びはとても重要です。患者本意でなく、歯医者本意の医者にあたったら目も当てられません。
 私も実はそう言う歯医者に当たり、歯を抜かれてしまいました。もう少し、歯に対する知識があったなら、そんな事はさせなかったのにと、今となっては反省をしています。抜くのはそれ以外に治療方法がなく万策尽きた時です。
 その歯の全体像や抜いた後の事を何も考えずに表面上の虫歯だけで、歯医者が抜いてしまったからです。多分、医は算術だったのでしょう。抜いた後の歯はまだ、上だけが虫歯で根はしっかりしていたのです。何とか抜かずに残して治療ができたはずです。差し歯もする必要のない、根がいい歯だったのです。事前によくチェックすれば抜かずに済んだ歯を抜かれてしまったのです。その後について事前の説明も何もなかったのです。しかも、その後、まだ、虫歯の無い親知らずの残っている3本の歯まで抜くというのです。しかも、ここでは抜けないので、口腔外科を紹介するとまで言われ紹介状までもらいました。よく見たら紹介だけで、保険なしでで6000円がかっていました。勿論、そこへは行きませんでした。正直、虫歯もないのに抜かれる理由も意味不明で、強いて言えば、その前の歯の治療に邪魔だというのです。いい歯を抜いて治療する意味がないのにこの医者は何をやってると疑問を抱きました。
 暫くして紹介されたその口腔外科は評判も悪く、しかも、その後いつの間にか廃院となり、跡形も無くなっていました。今はその歯を抜かなくて良かったと安堵しています。
 今思うと自身の歯に対する知識のなさと、歯医者を見抜く眼力がなかった当時の自分を想うと、多いに反省をしているところです。
 それ以来、その歯医者を変えました。良い歯まで抜かれたら、大変です。今でも当時の判断は良かったなと想います。
 日本歯科医師会では、高齢になっても豊かに楽しく過ごしていただくために、いつまでも自分の歯で、自分の口から食事をとることが最も大切なことであると考えて、地域におけるいろいろなお口の健康を保持・増進する活動によって8020運動を推進しています。80歳では、ほぼ20%が達成しているそうで、益々、健康には無くてはならない運動だと思います。
 歯医者の為の歯医者でなく、もっと患者さんの為の歯医者であって欲しいです。歯医者選びは高齢者にとり大事なことだなと痛感している次第です。

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