コロナ4年12月11日(ウクライナ、ロシア戦争2年)
人生と言うのは出会いと別れ、この連続だなとつくづく思います。現在76歳になりますが、今振り返るといろんなことがありました。時間の流れとともに、次々といろいろなことが起こってくるのです。
まあ私の好きな言葉に、人生は邂逅の歴史という言葉があります。邂逅とはめぐりあいです。これは亀井勝一郎氏が言った言葉です。
こないだ、テレビでそんな出会いと別れのことをお話していて、ふとちょっと思い浮かんだのが、鴨長明の方丈記っていう随筆です。その中の1節に、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみにうかぶうたかたはかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」の有名な文があります。
私が大好きでよく口ずさむことがあります。まさにこのことが人生と一緒だなと思わずにいられませんでした。いつも人生を言い表したいい文章だなと感心しておりました。あの出会いと別れのお話とリンクしたのです。
鴨長明と言えば、今から800年前の人ですが、人の心と言うものはいつの時代でも変わらないものだなとつくづく思います。
そういえば、仏教では諸行無常と言うのがありましたね。
こういう私も今日もこのようなうたかたのようなものだと想います。無常と言えば無常ですが、人生は変化の連続であるともいえます。
松尾芭蕉の言った不易流行という言葉も似たようなものかもしれません。時の流れの中で永遠に変わらないもの流れとともに変わっていくものについてのお話だと思います
時はいつの間にか後へ後へと流れていきます。なぜ歳を重ねるとこうも時の流れは早いのかと思ってしまいます。1年の短さと儚さはいかんともしがたいです。