震災7年5月26日
現在、北朝鮮が話題にならないときは、ありません。それだけ、日本への影響が大きいということだろうと思います。日米韓中が協力して、阻止に圧力を加えても、核化をやめようとしません。それどころか、益々その勢いは強くなるばかりです。
核がこの世に存在する限り、もう、力ではそれを阻止できないところに来ているのだろうと思います。太平洋艦隊の主力を近辺に送り込み圧力を加えても、何らやめようともしません。むしろ、核には核をという発想です。米の足下が見られているのです。力で押し倒そうとすれば、北ばかりでなく、日米韓にも多大な影響が及ぶことが分かっているのです。人命を大切にするのなら、そういう選択はリスクが多過ぎます。そうこう、しているうちに時は過ぎ、北は益々加速度的に核化を進めて行ってしまっているのが現状です。最後は現状を認めざるをえません。
解決策はあるのだろうか。そうです。米ロ等がもっている核がある限り、世界には同じような問題が起こって来るのです。北の核を認めて、その中で世界平和を考えるしか選択がないのが実情です。核は保有するが、それを認めてどう平和を考えてゆくのかしか、選択肢はなくなっているのです。
自分は力を持っているが、相手には力を持たせない論理は通用しなくなっているのです。否応でも北を国際社会の一員として認めるしか仕方がないのでしょう。
いやなことですが、現実は核保有を認めてその中で世界平和をみんなで考えるしか道はないのです。残念ですが…。
そして、核は最終的には国連などの世界で認められた第三者機関が管理し、究極には廃絶の方向にもって行くのです。北の偏屈な気持ちを解きほぐしつつ、思いやりをもって国際社会に受け入れて行くのです。
最終的に現実世界は力の均衡で成り立っています。力の強い者の倫理観が正しければ、世界は平和になるでしょう。現状では北の倫理観の方向がどちらに向いているか、世界が不安がっているのです。
人の命を最大限に尊重するのが政治なら、世界の政治をそのベクトルの中に組み込んでいきたいものです。時間はかかると思いますが、北の問題は韓国との併合とも絡んで来ます。同じ民族が離反しているのもおかしな現実です。
東西ドイツが和合し、今、ECでも大きな力を持つようになりました。誰が、そのことを予想したのでしょう。東西冷戦が東欧の自由化であれほど、短期間に解決に向かって行ったのを覚えているでしょう。ベルリンの壁が壊される日がこんなにも早く来ると誰が思ったのでしょう。
諸行は無常です。刻々と変化していきます。この問題も大きくは時の流れとリーダーを信頼するしかないのでしょうか。どうか、世界の人たち誰もが幸せになって欲しいです。
<参考>
2009年現在、核実験を公式に成功させた国は8か国である。 そのうち核拡散防止条約 (NPT) で核兵器保有の資格を国際的に認められた核保有国はアメリカ、ロシア(ソ連からの継承)、イギリス、フランス、中国の5か国(いわゆる五大国)である。 それ以外(NPT非批准)の核保有国はインド、パキスタン、北朝鮮の3か国である。
2016年5月現在、世界に核兵器を持つ国は9カ国あります。
ここでは、推定される保有核弾頭数の少ない方から順番に紹介していきます。
第9位 北朝鮮 約8発
第8位 イスラエル 約80発
第7位 インド 約100発〜120発
第6位 パキスタン 約110〜130発
第5位 イギリス 約215発
第4位 中国 約260発
第3位 フランス 約300発
第2位 アメリカ 約6,970発
第1位 ロシア 約7,300発
以上に見てきたように、核兵器が誕生してから70年以上が経ち、冷戦も終わった現在(2016年3月時点)においても、世界には約15,350発の核兵器が存在しています。
それぞれの国と世界が安定した状態を保ちつつ、出来るだけ早く核兵器の数を0に近づけていくことが必要です。そのための努力が現在も続けられています。
<疑惑国>
イラン イラク
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