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コロナ6年1月30日(ウクライナ、ロシア戦争4年)
私の野菜の育て方は、自然農法から里山農法へと移り変わってきました。
退職後の人生をどのように生きるか考えたとき、「自然」というテーマが私の中心にありました。現職時代から「自然の摂理」という言葉に感動し、その考え方に基づいて生きていこうと決めていたのです。
植物に触れたのは子どもの頃が最初です。五つ年上の姉が植物好きだったことが大きな影響を与えました。今でも覚えていますが、姉が見せてくれた「ネズミの糞」という面白い名前の種がありました。調べると、それは「ルコウソウ」という植物の種だったようです。家にはさくらんぼやはっさく、柿の木が植えられていて、実を楽しむ機会もありました。
また、兄が朝顔の花弁にお酢を塗り、その部分だけ花の色を変える実験をして見せてくれたことも記憶に残っています。こうした幼い頃の体験を通じて、私は自然に植物を好きになっていきました。
その後、教員として勤め、定年を迎えましたが、心の中に植物への愛着は常にありました。畑の青々とした白菜や大根を見たとき、自然と「畑をやりたい!」という気持ちが湧き上がり、海に近い砂地の畑を借りることにしました。砂地は耕しやすく、野菜もよく育ちます。
最初は「自然農法」を試みました。肥料を使わず、自然の力だけで野菜を育てることに挑戦したのですが、ほとんど放置に近い状態では雑草が伸び放題になり、野菜も思うように育たないことがわかりました。
そこで次に、自然と人の知恵を融合させた「里山農法」を試すことにしました。有機肥料を少し加え、人間の手を加えつつも自然を尊重する方法です。自然と人間の共存を目指すこのやり方により、自然を感じながら野菜作りを楽しんでいます。
畑では昆虫や鳥、時には動物が訪れ、自然の営みを間近で観察できます。例えば、トンボが雨水のたまった場所に産卵している姿や、カラスが野菜を狙っている光景を見ると、自然の生命力とつながりを感じます。
私は「自然の摂理」に従いながら、無理をせず自分の体や心の状態を見つめて生きていきたいと考えています。薬もなるべく使わず、自分の体に備わった力を信じています。77歳になりましたが、大きな病気もなく元気で過ごせていることに感謝しています。
自然とともにある生活は、私に学びと喜びを与えてくれます。これからもこの豊かな時間を大切にしながら、自分らしい生き方を続けていきたいと思います。
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