コロナ5年1月11日(ウクライナ、ロシア戦争3年)
人よ、奢るなかれ。
進化など、幻にすぎぬ。
あるのはただ、移ろう変化のみ。
諸行無常――世界の深き呼吸。
松尾芭蕉が語った不易流行、
変わらぬものと移ろうものは、
決して離れず、ただ一つに溶け合う。
彼は東北の風を受け、
人の世の儚さに触れ、
移りゆく景色の中で、
その真理に気づいたのだろう。
いま、この瞬間も、
時は音もなく流れ、
自然も社会も、かたちを変えていく。
八十億の中の、わずかひとひらの私も、
この流れに逆らうことなどできはしない。
それが、与えられた分け前。
時は誰のものでもない。
ただ静かに、ただ遠くへ。
戻ることのない、その流れこそが、
自然という名の真実なのだ。
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