震災9年12月15日
先日、テレビで剛力アヤメとのお付き合い解消についてインタビューの番組が放映されていた。前澤友作と言えば、通販で最先端を行っている国内企業zozoTOWNを創設した若き経営者である。彼のお金に関する考え方がユニークだった。
「 前澤にとって“お金”とは?」というタイトルで車中でのインタビューがあった。そこで、彼はまず、お金とは「ううむ、ありがとう」と、言っている。「人のありがとうという感謝の気持ちを見えるかしたもの」といっている。
なる程、その通りだと思う。たくさんのお金を得たからこそ、言える言葉か、また、そういう感謝の心を常日ごろから持っていたからそうなったかの二通りが考えられるが、意外に真面目な話しぶりを聞いていると、彼の誠実さというか、飾らない心から出てきたように想う。常日頃から、感謝を忘れない人なのだろう。お金に対する執着心もあまり感ぜられない。無欲の欲という表現がいいのか、さりげなくお金に執着しないところがいいのかなと想う。
だから、金払いもよく、お金に振り回されてない感じがする。お金が目的でなく、その後ろにあるものの大切さに 気付いている。お金があるので、専用ジェット機も買えるし高級車にも乗れる。しかし、そのお金に執着しない性格はお金の本当の意味を知っているように想う。
よく、お金はお足だと言う言葉をよく聞く。お金は動くから価値を発揮するらしい。止まっていてはだめなのである。生きて動いてこそお金は力を発揮する。そのこともよく彼は知っている。
そして、お金を使うという行為は誰かに感謝を伝えることだと言っている。お金=感謝そのものなのだ。彼の言葉を聞いていると、真実そう想っていっているようだ。だから、市場でお金が行き来しているということは、まさに、感謝が行き来していることである。そう考えているとお金と気持ちよく接することができる。まさに優等生の発言である。
彼は、お金のないときもあって、そのときから、お金は感謝そのものだという考えは変わっていないと言っている。500円を持ってコンビニで買い物をする様子を見ていると、とても、数千億を持っている金持ちという感じはさらさらしない。500円が高いと平気でいっている庶民感覚も忘れないところが好感を持てる。なかなか、金持ちでもできた男だと想う。奢っていないところが気に入った。
小学3,4年の頃に彼が手に入れたクワガタを欲しい子にあげて、お礼に電車賃分をもらった体験が、企業の原点だったお話があった。それは、電車に乗ってクワガタを捕りに行ったので、その交通費をもらったようである。お金をもらってしかも、ありがとうも言ってくれて、喜ばれたことがうれしかったようである。その原点が、今の経営にも生かされているようだ。そのときの商売って楽しいなという感動が、自分を経営者へと動かす原点となった様である。まさに感動は知性を上回るである。
私もそうであるが、やはり、自分のした行為で人様が喜ぶのを見るのが一番の幸せである。人の行動する原点はそこにあるような気がする。そういう人で世界が溢れれば、必ずや世界の人が幸せになっていくと想う。
zozo通販もその考えが根底にとうとうと流れているようだ。やはり、大きな偉業を成し遂げた人物は考えが違うなと想った。今回、zozoはソフトバンクの傘下に入り、彼はそこから手を引いた様であるが、人がやらないことをまだまだやっていきたいと意気込みを述べていた。彼なら、また、新しい何かをやり、世の中に貢献していけるだろうと想った。これからも、若さと卓越した経営感覚で日本の経済を導いて言って欲しい。彼に大いにエールを送りたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます