震災6年1月13日
今、韓国ではベストセラーとなっている本らしいです。中日新聞では カネ中心の世界に一石 「腐る経済」という見出しで出ていました。最近 「里山資本主義」なる本も出版され資本主義が別の次元から注目されています。一度、読んで見たいのですが、今は他にやることがいっぱいあってできません。いずれ読んでみたい本です。
新聞でみた限りでは、筆者はマルクスの資本論を読みながら、腐らない物は自然の摂理の反している。腐るからいいのです。新陳代謝とは、腐ると資本主義経済の行き詰まりを突破する鍵をマルクスの資本論と金が教えてくれたと述べています。
腐らない物は自然の摂理に反しています。私も同感です。腐るから新しい物が生まれるのです。世の中の物はすべて腐って循環しているのです。腐り破壊され創造がありいい循環ができるのです。
前の概念を破壊し新しく創造するのです。生物の細胞は絶えずこのサイクルを繰り返しているのです。この循環がたたれた時が大変です。このな流れがある限り物事は順調に進むのです。これが、自然の摂理なんです。
だから、下げれば、次は上がるしかないのです。栄枯盛衰は真理です。圧縮されれば爆発するのが、自然なんです。
彼は酵母も普通のイースト菌でなく、天然の酵母を使ってパンを作り出すことに成功しました。やはり、それが、日本の水にもあったのでしょう。おいしいパンだそうです。デジタルでわりきれないアナログの味だと思います。近くにいったら一度食べてみたいです。
日本の味噌や醤油、日本酒、ぬか漬け、奈良漬けなどに代表される日本の麹文化には長い歴史があります。日本をもっとしるならこの麹文化を研究する必要があるようです。
永遠の肉体とか腐らない物を生み出すこと、クローン人間などは作ってはいけないことだと思います。そうすることにより、最後は人間が人間を否定したり感情をなくしてしまうような気がします。いわゆる憲法でも保障されている人間の尊厳が結局失われてしまうのです。その点をもっと深く考えないといけません。
諸行は無常だからいいのです。自然の物は腐るから価値があるのです。そして、新しい命を生み出し連綿として世代が繋がっていくからいいのです。その辺がおかしくなると、生命の倫理も医学もおかしな方法にいってしますのです。ロボットの利用もよほど、しっかり考えないといけません。
私も、前々から資本主義経済はどうあるべきかと考えていましたが、基本的に、今後の資本主義は金儲けではなく、NPOなどの考えや行政と垣根が無くなって来るのではと思っています。
というのも、人間のあり方を探っていくと、そこへ行くための方法論の違いであって、ある程度の倫理観をもった人間ならば、そこへ行かざるをえないからです。
すべては自然の摂理の掌の中にあるのが生物であるという考え方に立っていますので、少しでも良心を持った資本家なら、その方向へ行かざるをえないと思います。
パナソニックの松下幸之助、京セラの稲森和夫さんなどがいい例でしょう。彼等は資本主義社会の中でも自分の行くべき道をしっかり見定めていたのだろうと思います。
稲森さんは、NTTが独占していた電話の世界にも果敢に挑戦し、KDDIでもお馴染みになりました。あの巨大電電公社の牙城がくずれて、通信の自由化が始まったのです。晩年になっても、老骨にむち打ってJALの再建でも手腕を発揮しましたし、成長の家の熱心な信者でもありました。どちらも、幼少期からの苦労をバネに未来を切り開いていった先駆者たちでしょう。
方法は千差万別だと思います。色々なアプローチの仕方があります。ただ、大切なことは、その過程で人様に迷惑をかけないと言うことです。。人様に迷惑をかけないということは私も昔からよく親に言われていました。その為に、ややもすると卑屈になっていた時期がありました。
こういうような子には迷惑をけてもいい。迷惑以上の良いことをしなさい。と、でも教えてもらっていれば、もっと、前向きな人生になっていたかなと、今となって、反省する次第です。
まだまだ、青春真っ只中です。前向きに生きていきたいです。
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