前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

選挙をやる以上、有権者に福井の原発政策の是非を堂々と問うのは当然。プルトニウム報道考。

2011年03月29日 | Weblog
       県議選告示まで3日。このブログも4月1日以降は更新できなくなります。大震災、原発事故、・・こんな時に発信できなくなるのは残念ですが、県会議席を取り戻して、いっそう「濃い」情報発信につとめられるよう頑張ります。よろしくお願いします。

      昨日は、街頭宣伝、地域訪問、懇談会などでした。
鈴木しょうじゅ市議とともに宣伝カーでまわっていると、大声をかけてくる女性が。「原発が心配だ。危険な原発はやめてほしい」との「叫び」。
原発事故以来、福井市内の雰囲気も一変しています。
敦賀市議会が選挙カーの「一定時間自粛」を一部議員たちが決めたようですが、「普段、原発を推進してきた議員たちが市民に語れない」ということでしょうか。共産党が提案した「大震災救援が急務。全国的に選挙は延期すべき」との提案に反対した自民、民主、公明。もし、これらの党所属の議員が「自粛」を言っても、なんで?
選挙を主張した以上、争点をはっきりさせて有権者の審判をうけるのは当然です。

       夜の地域懇談会。西村きみ子市議の自宅にご近所のみなさんにお集まりいただきました。
西村市議の司会で、私と山田兼三さんがお話。だされる質問は「福井の原発は大丈夫なのか」「もんじゅはナトリウムを使っているがどうか」「原発をなくしてエネルギーはどうするのか」「労働者被曝はひどい」などなど原発問題での質問や意見が多数。「新幹線はいらない」という声もあいつぎました。
「全員が原発推進賛成、新幹線賛成」のオール与党議会を変えて、の激励をいただきました。ありがとうございます。


                   ★


       NHK・・・・・・福島第一原子力発電所で、敷地内で採取した土壌を分析した結果、今回の事故に伴って放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出されました。東京電力によりますと、検出されたプルトニウムの濃度は国内の通常の土壌に含まれる濃度とほぼ同じレベルで、人体に影響のあるレベルではないということです。

東京電力によりますと、21日から翌日にかけて、福島第一原子力発電所の敷地内の5か所で土壌を採取し、外部の専門機関で分析を行いました。その結果、1号機から西北西におよそ500メートルにあるグラウンド付近と、同じ1号機から北に500メートルにある固体廃棄物貯蔵庫の付近の2か所で、今回の事故に伴って放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出されたということです。

東京電力によりますと、検出されたのは、プルトニウムの仲間でプルトニウム238と239、それに240の3種類でグラウンド付近の場合、このうちのプルトニウム238が1キログラム当たり、およそ0.54ベクレル検出されました。この濃度は、国内の通常の土壌に含まれる濃度や、過去に大気圏内で行われた核実験で国内に降ったプルトニウムの濃度ともほぼ同じレベルです。

仮に同じ濃度の食べ物を1キログラム食べたとすると、被ばく量は成人の場合、50年で0.12マイクロシーベルトになります。これは一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる1ミリシーベルトの8000分の1ほどの値です。

福島第一原発では、3号機でプルトニウムを含む燃料を燃やす「プルサーマル」を実施していますが、プルトニウムは通常のウラン燃料を使ったほかの原子炉でも生成されるため、東京電力では、どの原子炉から放出されたか分からないということです。プルトニウムは、肺などの臓器に取り込まれると長い間とどまって放射線を出し、がんなどを引き起こす可能性がありますが、プルトニウムが出すアルファ線と呼ばれる放射線は紙1枚で遮蔽が可能です。

東京電力は、今後も引き続き週2回、福島第一原発の敷地内の3か所で土壌のプルトニウムの調査を続けるということです。経済産業省の原子力安全・保安院は「検出されたプルトニウムは通常、環境中に存在するものと同じレベルで、今回の調査で土壌を採取した際、近くにいた作業員や周辺の住民の健康に影響を与えるものではない。プルトニウムについては、東京電力が原発の敷地内で継続的に行う調査に加え、文部科学省が原発から半径20キロの範囲外で行っている調査を通して、注視していきたい」と話しています・・・・・・・


  なぜもっと早くから検査をしてこなかったのか。予想されたことですがプルトニウムが検出されました。NHKの番組では相変わらず「人体に影響がない」を繰り返しています。
しかし、事故とともに空気中に放出されており、冷却作業にたずさわっていた方々が吸い込んでいた可能性はないのでしょうか。

周辺の土壌に拡散されれば、半永久的に影響がつづくことになります。
正確な情報提供こそ必要です。