前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福島原発の危機たかまる。米専門家も警告。福井県の原発推進県政見直しを、の声あいつぐ。

2011年03月17日 | Weblog
     昨日は、街頭宣伝、日本共産党女性後援会のみなさんとの大震災救援募金活動、西村きみ子市議らとの地域訪問などでした。

福島原発事故について、米科学者連盟会長が語っています。

●チャールズ・ファーガソン 米科学者連盟会長 (フォーリン・アフェアーズ レポート 2011年3月 )

大規模な使用済み核燃料棒が施設内に存在する。水が沸騰するか、燃料棒に破損があれば、これらの核燃料棒が発火する恐れがある。この場合には、非常に大量の放射性物質が大気中に放出される。このシナリオが現実になれば最悪の事態となる。

 多くの原子炉の中枢部には核燃料プールがあり、そこに燃料棒が入れられている。この原子炉内の燃料棒の一つがメルトダウンを起こすかもしれない。だが、核燃料プールには数多くの燃料棒が存在するわけで、状況がさらに深刻になる可能性もある。多くの人はこの点を理解していないと思う。

今後、日本の市民は長期的な健康問題を心配しなければならなくなる。放射能の拡散がかなりの規模になれば、おそらく、今後数年、数十年間でおそらく数千名の人々がガンを発症することになるだろう。ただし、放射能にさられた人々のなかで、誰がガンを発症することになるのかはわからない。このため人々はますます懸念を募らせる。・・・・・・・



    昨日の訪問のなかでも、「福島県に嫁いだ娘を孫とともに福井に帰らせる。心配でたまらない」
「これ以上、原発増設はやめてください。福井県は県民の命と安全最優先に」・・・・などなど原発事故への不安と、福井の原発推進県政への危惧があいついでいます。

マスコミの報道では、「人体に影響のないレベルです」と放射線被曝を矮小化するものも目立ちます。放射線はあびない方がいいのだし、影響は個人差があり、大人と子どもでも違うでしょう。
また、専門家と称する方が「ヨウ素は、被曝してすぐに飲めば大丈夫です」などと間違った宣伝もTVを通しておこなっています。ヨウ素剤は放射性ヨウ素を摂取する前に服用し、甲状腺にためてこそ効果があるのです。とくに子どもは急がなくてはいけません。

事故の収束に全力をあげ、成功することを全国民が祈っています。だがアメリカの専門家の警告を真剣にうけとめ、「最悪のシナリオ」も想定した対応のシナリオを国民にあきらかにすることも必要ではないか。それが杞憂におわれば、それでいい。


それにしても、こんな国家的危機の時に日本共産党の「全国的な選挙は延期し、大震災の被害救援と対応に全力を」との提案を退けた民主、自民、公明は・・・・・。
昨日も訪問先で言われました。「え?選挙のばさないの」。

大災害が拡大中、なぜ民主や自民はいっせい地方選の全国的延期に反対するのか。

2011年03月16日 | Weblog
    昨日は、何社かの会合であいさつ、福島原発事故問題をとりあげ福井県の原発推進政策の見直しなどを訴えました。

街頭宣伝では、志位委員長が大震災対応で、いっせい選挙の延期を提案していることもお話しました。
しかし、いっせい選挙延期を民主・自民・公明が拒否。「党利党略と思われたくないから」?未曾有の大震災、原発震災にもかかわらず選挙日程を優先するほうが「党利党略」ではないでしょうか。対話のなかでは、「わたしたちも4月の東京旅行を中止した。こんな時期に、選挙で騒ぐのはおかしい。選挙どころじゃないでしょ」などの声も聞かれます。
被災地の惨状がますます明らかとなり救援活動の強化がもとめられている時期、また原発災害も拡大し、広範囲に放射性物質が拡散している時期、このような時に来週から選挙をはじめるのは延期すべきだ・・・・国民感覚からいっても理解されるのではないでしょうか。
民主党や自民党は、いま国家的危機に突入していることの認識が足りないのではないか。



震災との関係で、透析につかう医薬品・サブラットが不足しかねないというお話を聞きました。大震災で全国の8割の生産をになっている工場が被災。関係者の話では「各病院には在庫は1週間から10日程度分しかないのではないか。液体はかさばるので」との情報です。
透析患者のみなさんへの情報提供と、対策が急がれます。


       ★


NHK・・・・福井県 避難体制など見直しへ

西川知事は、福島第一原子力発電所の事故を受け、近く国に対して原発の安全確保に取り組むよう要請するほか、現在、原発から半径10km程度で想定している避難などの対象地区の範囲を見直す必要があるという考えを示しました。15日緊急に開かれた県議会の全員協議会で西川知事が明らかにしたものです。

この中で西川知事は、17日にも、経済産業省に出向いて、今回の事態を踏まえて原発の安全性を確保するよう要請すると述べました。今回の原発事故では、避難指示や屋内退避の対象となった範囲が最大で原発から半径30kmに及んだことを受けて、県が現在、想定している半径10kmという範囲を見直す必要があるという考えを示しました。
西川知事は、県内の原発周辺で起きる可能性がある地震の大きさや津波の高さについても想定を改めて検討する必要があるという考えを示しました。
一方、県内に原発のある3つの電力事業者の担当者も出席し、このうち関西電力の豊松秀己原子力事業本部長は、近く、県内の原発で非常用の冷却システムを、実際に起動させて点検を行うほか、津波の被害を受けにくい非常用の発電機の設置なども検討していることを明らかにしました。・・・・・


当然の動きですが、このような事態にならないと国も県も原子力防災の範囲、大地震との複合災害などについて真剣に検討してこなかったのは本当に残念です。




しんぶん「赤旗」・・・・・日本共産党の志位和夫委員長は14日の記者会見で、重大事態を迎えている福島原発の事故や東京電力の「計画停電」をめぐる政府の対応について「問題点が非常に大きい」とのべ、国民の立場に立った対応策を提起しました。

 原発問題では「正確な情報を的確に国民に知らせることなどさまざまな点で問題がある」と指摘。12日の福島第1原発1号機の爆発も公式の発表まで5時間半もかかっていることをあげ、「とても責任ある態度とはいえない。政府が直接事態をつかみ、随時、すみやかに正確な事実を公表するとともに最悪の事態が起こった場合の対処方針を伝えるべきだ」と強調しました。

 そのうえで、原発事故の対応をしている原子力安全・保安院は、経済産業省という原発推進機構の中の一部門であると指摘。「推進機構から独立した専門家集団である原子力安全委員会に権限を集中し、対応と指揮をとらせることが大切だ」とのべました。

 また、同日爆発事故を起こした福島第1原発の3号機について、「燃料にプルトニウムが入っており(プルサーマル)、燃料が漏れ出した場合の被害は深刻だ。私たちはもともとプルサーマル計画には反対してきたが、プルサーマルがからんでより事態を深刻にしている」とのべました。

 14日からとされた東京電力の「計画停電」も、どの地域がいつ停電するのか、病院や自宅での酸素吸入などを行っている人たちへの対策をどうするのか、説明もまったく抜きに始まっており、人道的問題での被害が出る危険すら懸念されるとのべ、「こういうやり方を政府が承認していることは問題であり、是正を求めていく」と話しました。・・・・・・・


まさにこういう時期だからこそ、推進機構から独立した機構を構成し厳格な対応が求められていますね。
「計画停電」が乱暴なやり方であることは、その右往左往ぶりと、社会に大きな混乱をもたらしていることからも明らかです。
原発に偏重する電力構成の脆弱さも浮かび上がりました。東北電力までがこのようなことをやろうとしていますが、「安易な追随」は許さない政府のチェックが必要です。

福島原発事故をうけ、福井県に緊急申し入れをおこないました。原発推進の県政・県議会を変えましょう。

2011年03月15日 | Weblog
昨日は、福島原発事故での福井県への申し入れ、会社あいさつ、会議、地域訪問活動などでした。

地域訪問のなかでは「福島原発事故をみていると、今度は福井かもしれない」「福島の原発は海水を入れて冷却できているが、敦賀の原発もんじゅはそんなことしたら逆にナトリウムと反応して大火災になる。」と福井市内でも原発事故への関心が高いです。安全性未確立の原発を集中立地した政治の責任 があらためて問われます。

しかし、福島第一原発2号機の炉心溶融の危機・・・・・・




NHK・・・・十分な冷却機能が確保できなくなっている東京電力の福島第一原子力発電所では、14日、2号機で、原子炉を冷やす水の高さが下がって、燃料棒がすべて露出した状態になり、一部が溶けたとみられています。また、3号機では水素爆発とみられる爆発が起きて、原発の作業員と自衛隊員のあわせて11人がけがをしました。東京電力は原子炉を安全に停止させるため、海水を流し入れて冷却を急いでいますが、予断を許さない状況が続いています。

2号機では、原子炉に水を入れるポンプが停止したことで、14日午後6時半ごろから2時間20分にわたって燃料棒がすべて水の上に露出した状態になり、一部が溶けたとみられています。職員が監視のために離れた間にポンプの燃料がなくなったのが原因で、その後ポンプを動かした結果、水位が上昇しました。しかし、14日午後11時ごろになって、原子炉の中の圧力が高まって燃料棒を冷やすための水が注入できなくなり、炉内の水位が急激に下がって再び燃料棒がすべて露出した状態になりました。その後、午前1時すぎから注水ができるようになりましたが、午前3時現在も水位の上昇は確認されておらず、燃料棒が露出した状態が続いているとみられます。

3号機は、14日午前11時すぎ、爆発が起きて原子炉建屋の天井や外壁が吹き飛びました。14日以降、原子炉を冷やす水の水位が下がって、燃料棒が水面の上に露出し、大量の水素が発生した可能性が高いことから、13日の1号機と同じように水素爆発が起きたとみられます。しかし、敷地周辺の放射線の量の値は異常な上昇がないため、国や東京電力は、原子炉を覆う格納容器は機能を維持しているとしています。現在、原子炉内の圧力は安定しているということで、一時中断していた原子炉を冷やすための海水の注入を15日午前3時に再開し、冷却を続けています。この爆発で、原発の作業員と自衛隊員のあわせて11人がけがをしました。13日に爆発が起きた1号機は、原子炉を冷やすために原子炉とそれを覆う格納容器の中に海水を満たす作業が続けられていましたが、14日未明に海水をくみ上げるポンプが動かなくなり、注入作業が中断しました。その後、ポンプなどの資材が整ったため、15日午前0時ごろから再び海水を入れる作業を再開しました。現在、原子炉の水位や圧力などは安定しているということで、東京電力は原子炉を安全に停止させるため冷却を急いでいます。

一方、福島第二原発については、1号機と2号機、4号機のあわせて3基で、海水をくみ上げて原子炉内の水を冷やすポンプが津波の影響で動かなくなり、内部を冷やす機能が十分に確保できない状態が続いていました。しかし、ポンプを動かすモーターを交換するなどした結果、1号機と2号機は冷却機能が回復し、14日午後4時までに原子炉の温度が100度以下にまで下がって、安全に停止したことが確認されました。残る4号機についても、順調に温度が下がっているということです。

地震の発生から5日目を迎え、第二原発では状況が改善してきたものの、第一原発の3基は、依然として予断を許さない状況が続いています。・・・・・





昨日の福井県への要請には、南県委員長、宇野常任委員、山本嶺南地区委員長、上原敦賀市議、山本敦賀市議とともに私も参加しました。
原子力安全対策課では坂口参事が応対。「知事は昨日電力事業者をよんで冷却システムの検証を要請した。申し入れは、上に伝える」などと答えました。
福井県としても、真剣に原発依存の政策の転換が求められます。

以下、申し入れ文です。

    ★

2011年3月14日福井県知事 西川一誠様

                日本共産党福井県委員会   委員長 南秀一

                日本共産党嶺南委員会    委員長 山本雅彦


大地震による福島原発事故についての緊急申し入れ


地震と地震による津波で被災した福島第一、二原発は「崩壊熱」を除去する機能が停止。日本の原発史上初の原子力緊急事態宣言、炉心溶融、爆発、そして20キロ圏内の住民避難、被曝者の発生という最悪の事態となっています。

「原子炉を止める・冷やす・放射性物質を閉じ込める」という何重にもわたる安全設計をおこなっている・・・・これまで国と電力会社が、住民の不安の声に耳を貸さずに掲げてきた「安全神話」が、巨大地震の前にもろくも崩れました。「想定外」の言葉は、自然の脅威への過小評価のうえに原発推進をつづけてきたことを象徴しています。

専門家は「燃料物質が圧力容器の底に集まると、ふたたび臨界の危険もある。さらに底がぬけると水蒸気爆発をおこし格納容器が破壊することもありえる恐怖のシナリオも排除できない」と指摘しています。

 全国民が、現場の労働者をはじめ、保安院、原子力安全委員会など関係者が総力をあげて取り組んでいる「深刻化を防ぐ努力」が実るように祈るような気持ちで推移を注視しています。

 わたしたちは、この重大事故を福井県が真摯にうけとめ、福井県がすすめる原発推進政策をあらためるようにつよく求めます。


具体的にはつぎの点を求めます。

一、 今回の福島原発の事故にもとづいて、巨大震災・津波を条件に、福井県内のすべての原発の安全性再評価を第三者機関でおこなうこと。

一、 国および原子力安全委員会にたいして、今回の事故が収束した段階において、福井県内で、最低、福井市、および原発立地の敦賀市、美浜町、大飯町、高浜町において福島原発事故説明と住民との質疑応答の機会をもうけるよう要請すること。

一、 当面、あらたな原発計画はすべて白紙にもどすこと。すなわち、敦賀原発増設、「もんじゅ」運転再開については中止すること。

一、 とりわけ「もんじゅ」は、地震に弱く、ナトリウムが冷却材であり、県の運転再開了承を取り消し、永久停止を求めること。

一、 40年を超える老朽化原発の酷使・運転延長はおこなわないこと。

一、 県の原子力防災計画において、対象の地域を各原発から最低20キロに改めること。住民参加の避難訓練もその範囲で計画すること。ヨウ素剤もその地域の住民の分を重複配備すること。

一、 福井県としても、ヨウ素剤、除染機材の提供や専門家の派遣など福島原発事故への支援をつよめること。

原発推進のオール与党県議会を変えよう!山下よしき参議院議員を迎えて福井市で演説会。

2011年03月14日 | Weblog
昨日は山下よしき参議院議員にきていただいて福井市民福祉会館での演説会でした。パワフルなお話!会場での東北太平洋沖大震災被災者救援募金も18万円集まりました。ありがとうございました。

光陽生協病院の平野院長、宇野知事予定候補、西村・鈴木市議とともに私も訴えました。
私は、オール与党で危険な原発推進の福井県議会を変えよう、と訴えました。命をまもるたたかいです。応援おねがいします!

演説会のあとはひきつづいて、福井駅前で10数名の青年の皆さん方との大震災募金の訴えに参加しました。
募金箱をもち募金をよびかけますと、若い女性が5000円、1万円と募金箱に募金していくことに驚きました。この募金活動では12万円を超える募金が集まったそうです。
日本中が悲しみ、「できることをしたい」と願っている・・・と強く感じました。

      
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●国土問題研究会の専門家の意見です・・・・・・・


東北地方太平洋沿岸は、世界的に見て、もっとも地震・津波災害対策が練られ、とられていた地域であった。想定されていた津浪高は、充分に大きく想定されていた。何故、それでも、大きな被害を生じたのか。


1:この地震と津波は想定されていなかったか。
宮城沖に巨大地震が起こる確率は、30年以内99%という高い数字が出されていました。ただし、”宮城沖”という名前につられて、長さ数100kmという広い範囲で断層が動きうることは、私も、あまり意識してなかったようなきらいがあります。起こってみれば、何も不思議なことが起こった 
わけではありません。 

2:堤防の高さなどは充分だったか?
気仙沼、大船渡など、三陸海岸については、正直なところ、私には今のところ謎です。陸前高田、宮古その他、いくつもの市が潰滅的被害を受けるとは想像でいませんでした。気仙沼には、昨年、現地シンポに参加し、津波防災への”官民”挙げてのとりくみに感心したばかりでした。
あるいは河川や港湾の堤防設計に問題があったのかもしれませんが。
宮城県の沿岸は、国土地理院のGPS観測によれば、地殻変動で地盤が70cmほど下がったようです。そのため、堤防を津波が越えてしまったことが考えられます。津波が収まった後にも、海水が、引かないところがあるのも、地盤が下がっているからでしょう。この可能性は、地質学専門家は気付いていて当然なのですが、私は忘れていました。・・・・・




   たしかに、地盤沈下すれば想定された津波高を超えることもあるでしょう。
東電社長が、「施設は地震の揺れに対しては正常に停止したが、津波の影響が大きかった。津波の規模は、これまでの想定を超えるものだった」と話していますが、日本共産党は国会などでも大震災時の津波災害にたいする原発の不備を指摘してきました。わたしも県議会で質問したことがあります。福島原発地点でどの程度の地盤沈下があったのか、私にはわかりませんが、「このような言い訳は聞きたくない」という気持ちです。

わたしたちは「原発大事故 つぎは日本」という警告をだしてきました。そのことが不幸にして現実になりました。
被災した原発について、これ以上の災害発生を食い止めることを最優先。そして、いまある原発の総点検。あらたな増設の凍結、「もんじゅ」は永久停止を求めます。

東日本大震災救援募金活動に大きな反響。日本ではじめて福島原発で炉心溶融の大事故。

2011年03月13日 | Weblog
         いよいよ本日、午後2時から日本共産党演説会を開催します。福井市民福祉会館ホール(文化会館となり)です。
山下よしき参議院議員がかけつけ、国会情勢と党の政策、大地震・津波災害などのことなどをお話します。私や宇野邦弘県常任委員、西村きみ子市議、鈴木しょうじゅ市議も訴えます。
 
        会場で災害救援募金も受け付けます。ぜひ、ご参加ください。巨大地震・津波被災者救援募金へのご協力もお願いします。


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        昨日は、東日本大震災・大津波被害救援募金活動を福井駅周辺で取り組みました。南秀一県委員長、宇野氏、鈴木市議、私らが県民のみなさんに募金へのご協力をよびかけました。

1時間半のよびかけで、募金が64273円も寄せられました。たくさんの方々から募金が寄せられました。
ありがとうございました。
あるおばあちゃんから「共産党の募金やね」と確認されました。日本共産党は福井豪雨の時に全国で募金を集め、福井県内の被災自治体にとどけました。信頼の証です。


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        国内ではじめて福島原発で炉心溶融。
福島第一原発1号機では、核燃料が溶け出し、放射性物質が周辺環境に漏れました。建屋での爆発もおこり、被曝者もでています。運転操作では原発を制御できなくなり、格納容器の破壊という最悪の事態を回避するため、海水で満たす措置がとられています。20キロ圏内の住民の避難もおこなわれています。

大地震、大津波、原発の放射能の危険・・・被災地域のみなさんの悲しみ、苦しみには言葉もありません。これ以上の放射性物質の拡散とならないよう、原子炉冷却の成功を祈るばかりです。

        わたしたちは、大地震で日本の原発は事故を起こす危険性があることをとりわけ阪神大震災をきっかけに「警告」してきました。
政府や電力事業者は、「大丈夫」を繰り返してきたわけで、今回の事故で安全性の信頼は根底からくずれました。

福井県にも活断層の近傍に多数の原発が建設され、稼動しています。福島でおこったことは福井でも起こりえます。
緊急総点検などの取り組みが必要です。

        いま、政府も福井県も福井県議会も、老朽化原発の運転継続、巨大原発の増設、地震によわい「もんじゅ」の運転再開などをすすめています。今回の大事故を契機に、「福井の原発推進県政を見直して」の声も、これまでにも増して高まるでしょう。
目前の、県知事選挙、県議選でも大きな争点となります。

政府・電力事業者いいなり、オール与党なれあいですすめられてきた危険な原発推進の県政・県議会を変えましょう。

東北・関東で巨大地震。福島原発の危機つづく。福井県は原発行政の見直しを。

2011年03月12日 | Weblog
昨日は、会社朝礼あいさつ、街頭宣伝、地域訪問などでした。
しかし、東北、関東の大震災。長野でも大きな地震です。被害がどれだけになるかわかりません。

訪問のなかでも「嫁にいった娘と連絡がとれない」「東京の息子が無事を知らせてきた」など被災地に住む家族のことを話される方もいらっしゃいました。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。
行方不明の方々のご無事をお祈りします。
被災者のみなさんにお見舞い申し上げます。

     

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さらに心配なのは原発です。


「福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの住人に避難指示。(2km以内の住人は1864人)」
10キロ内に避難指示、との情報も。

初めての原子力緊急事態宣言。外部電源がとれず、非常用の発電機も動かず、炉心冷却ができない状態となっている。
これまで政府や電力会社が宣伝してきた「原発は大地震でも安全」という説明はまたしても吹き飛んだ。
とにかく、あらゆる手段で炉心冷却に成功することを祈りたい。


     福井県も敦賀原発の増設や「もんじゅ」再開などを、今回の事態を検証し、あらためて見直すことを強く求めたい。


以下、原子力安全保安院の発表です。

○東北電力(株)女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)
(1)運転状況
1号機(52万4千kW)(自動停止)
2号機(82万5千kW)(自動停止)
3号機(82万5千kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト※等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
17:15にCO2消火開始。

○東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町及び双葉町)
(1)運転状況
1号機(46万kW)(自動停止)
2号機(78万4千kW)(自動停止)
3号機(78万4千kW)(自動停止)
4号機(78万4千kW)(定検により停止中)
5号機(78万4千kW)(定検により停止中)
6号機(110万kW)(定検により停止中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
・モニタリングポスト指示値の変化:無
・主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
・原子力災害対策特別措置法第10条通報(福島第一原子力発電所3号機)
・同第15条通報(福島第一原子力発電所1、2号機)
  ・福島第一発電所注水機能回復のための電源確保の状況
電源車からのケーブルのつなぎ込み作業中。 (12日4:00現在)
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、設計値400kPaのところ、840kPa程度まで上昇している可能性がある。
○東京電力(株)福島第二原子力発電所(福島県双葉郡楢葉町及び富岡町)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(自動停止)
2号機(110万kW)(自動停止)
3号機(110万kW)(自動停止)
4号機(110万kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第10条通報

○原子力安全・保安院等の対応
【3月11日】
14:46 地震発生と同時に原子力安全・保安院に災害対策本部設置
15:42 福島第一原子力発電所1、2、3号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
16:36 福島第一原子力発電所1、2号機にて事業者が同法第15条事象
発生判断(16:45通報)
18:08 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法
第10条通報
18:33 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
19:03 緊急事態宣言
20:50 福島県対策本部は、福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの
住人に避難指示を出した。(2km以内の住人は1864人)
21:23 内閣総理大臣より、福島県知事、大熊町長及び双葉町長に対し、東京電力(株)福島第一原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第一原子力発電所1号機から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。

重税反対集会に参加。力をあわせて、政治を変え、国保税の減税を実現しましょう!

2011年03月11日 | Weblog
昨日は、西村きみ子市議、鈴木しょうじゅ市議らとともに中央市場の視察、重税反対集会、会議、地域訪問などでした。

重税反対全国統一行動福井地区集会には、宇野さん、西村市議とともに参加し連帯のあいさつをおこないました。集会後は、税務署までデモ行進をおこない、要望書の提出などをおこないました。
この行動は1970年からはじまり、全国で18万人が参加するおおきな運動になっています。県内でも福井市のほか、鯖江、敦賀で開かれています。



商工新聞・・・・・今国会の予算関連法案として出された「所得税法等の一部改正案」の中には、すべての業者に記帳義務を押し付け、税務調査期間を延長し、無申告業者への厳しい罰則を新設するなど、国税通則法を改悪する内容を盛り込んでいます。
 私たちが強く望んでいた「納税者の権利憲章」は、国税庁長官が制定する「行政文書」へと格下げされ、中小業者と家族の働き分を認めない所得税法第56条は「見直し」の言葉さえありません。
 このほかにも、事前連絡をしない税務調査の拡大、修正申告の強要、いったん終わった税務調査のやり直しなど、納税者の権利はお構いなしで、税務署がやりたい放題の税務調査に道を開く規定も含まれています。
 この改悪は、いま政府が狙っている消費税増税を実現させた際に、確実に徴収していくための「納税環境の整備」にほかなりません。
 地方税・国保料(税)の払いきれない負担も、多くの国民の生活を脅かすまでになっています。大増税と人権じゅうりんを許さず、国民本位の税制と税務行政を実現する国民的な共同が、切実に求められています。
 統一行動の直後にはいっせい地方選挙も予定されています。税制と税務行政のあり方を地方選挙でも争点にし、候補者・政党に迫っていく大きなアピールの場でもあります。
 中小業者だけでなく、すべての階層の人たちとともに「重税反対の全国民の行動日」とするために班・支部の仲間同士が誘い合って参加し、3・13重税反対全国統一行動を大成功させようではありませんか。・・・・・・・




     民主党政権のもとで、控除の縮小による増税、消費税増税、さらに強権的な徴税が強められようとしています。
公約していた国民健康保険への公費投入もほとんどおこなわれず、福井県内でも国民健康保険税の増税があいついでいます。

福井県議会に陳情されていた国民健康保険の改善を求める陳情も「継続審査」扱いで、事実上の不採択となりました。とりわけ、県議会の民主党会派は最初から「不採択」を主張し、国民健康保険の改善、負担軽減をのぞむ自営業者、県民の願いをふみにじりました。
民主党政権もひどいが、県議会の民主党もひどい。

地域訪問のなかでも自営業の若い奥さんからも「国保の負担が重いです。1万でも2万でも軽減してほしい」とつよく要望されましたが、県民の声をふみにじる政党・政治家には厳しいお灸が必要です。
力をあわせて、政治を変え、国保税の減税を実現しましょう。新幹線に何千億円もの税金投入より、暮らし最優先の福井県政を実現しましょう。

デマ宣伝に負けずがんばります。深刻な労働相談に思う。

2011年03月10日 | Weblog
      昨日は、街頭宣伝、打ちあわせ、地域訪問などでした。
女性後援会のみなさんと宣伝行動していたら、「あ、徳分田の人ね」と女性から声をかけられた。なんでも「主人が徳分田出身なの」とのこと。徳分田とは、ぼくの出身集落です。昔は東十郷村。ぼくの時代は坂井町。いまは坂井市。 宇野知事予定候補の池田町には及びませんが、故郷関係で声がかかると嬉しいものです。

西村きみ子市議との訪問活動。まだ、「西村さん、でないと聞いたけど・・」とおっしゃる方も。悪質なデマ宣伝。しかし、このような口コミほど浸透が早いので困ります。デマに負けずがんばります。
福井県議の海外視察旅行、ひとり100万円もつかって繰り返されていることに批判があいつぎました。なれあいで税金の無駄づかいをつづける県議会を改革するためにがんばります。


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全労連の「労働相談ホットライン速報」・・・・・・・

   相談内容は、解雇、雇い止め、退職強要、残業代不払い、不利益変更、パワハラ、セクハラなど多岐にわたり、いずれも深刻なものばかりでした。以下、主な相談事例を紹介します。

▼全国の相談事例
●秋田 業務委託会社のパート職員。自分一人孤立させられ、いじめにあい体調不良となった。/病院で委託業者として働いて4年目になるが、仲間はずれ、いじめにあい、帰れと言われる。/3時間パート。しかし実際はほぼ1日勤務で残業時間のうち半分ほどしか残業代が払われない。/有給休暇が無い上に、一方的な労働条件の不利益変更の押しつけが続いている。/不払い賃金が半年分もある。

●新潟 自宅待機とされているが6割の休業補償の支払いがない。また有給も欠勤扱いされている。/デイサービスで働いている。毎日2~3時間残業しているが、残業代は全く支払われていない。/ホテルに勤務。これまで残業代、深夜手当は一切払われていない。パートの人は月200時間以上働いているが、雇用保険、社会保険等にも入っていない。有休も取れない。

●長野 勤続10年。休日出勤が度々あるが割増賃金は一切払われない。有給休暇も無く、社長は「休みたければ取れる会社に行け」と言われ困っている。/運送業の職場。配送から会社に戻るとタイムカードを押すことを強制させられ、タイムカードを押してから、日報をつけたり、残務の事務の仕事をさせられている。有給休暇を申請しても、いろいろいやみを言われ本人があきらめるまで続き、実態は有給が取れない状態だ。/正社員の女性。結婚を理由に退職を迫られている。

●山梨 指定管理者制度で経営者変更になり、職員の雇用を打ち切る。/「仕事が会わない」を理由に即日解雇。

●愛知 非正規で働いていたが上司にパワハラを受けた上に、雇い止めされた。/バス会社の運転手だったが、車両の止め方が納得いかないと言われ、雇い止めされた。/5カ月勤めたが、風邪で1日休んだら、数日後に「もう1人雇ったから来なくてよい」と言われた。14日分の未払い賃金がある。/トヨタ系の機械組み立てをしている会社だが、仕事が減って苦しい。自分の給料は2分の1遅配、役職者も2カ月遅配になった。

●岐阜 「健康診断」が会社で行われないので、自分で申し込んで休暇を取ろうとしたら、「会社を辞めろ」と言われた。

●兵庫 派遣で働く30代女性。派遣先の事業計画変更で派遣から請負に変更され、人員整理で4月末で解雇と言われた。/従業員30名の賃金が2月分から払われていない。


●広島 夜10時半まで働いているのに残業代が出ない。/健康器具販売で各地に異動する営業社員。ノルマが達成できないと人間扱いされない。移動先での住居は自分で見つけ、手当も出ない。

●山口 パートで働いているが、2月から一方的に時給を下げられた。生活が苦しい。/正社員で働いているが、2月末、突然解雇通告された。説明を求めても返答がない。

●高知 美容院勤務。この1年間時給500円で、残業代・年休・社会保険なし。ペナルティーはサイコロを振って決められ、罰金1,000円を取られたり、掃除当番・おやつ3日間負担・道具の掃除・タオル洗濯などを1人でやらされる。

●宮崎 社会保険に加入しているが、会社がなくそうとしている。

●大分 病院の院長の独裁がはげしく、残業代が支払われていない。ここ3カ月ほどで看護師が3人辞めた。/休日出勤も時間外も賃金が出ない。

今後、年度末を前にして解雇や雇止めが集中する可能性があります。また、人件費削減のためのパワハラ、いじめ、セクハラ、賃金カット、残業代未払いが増えるのもこの時期の特徴です。・・・・・・・・・・・・・





      福井でも労働相談が相次いでいるとお聞きします。
理不尽な解雇や雇い止め、いやがらせに泣き寝入りせずに、福井県労連や日本共産党にご相談いただきたいと思います。

わたしも県会議員時代に、県立病院の残業代未払いや、県庁職員・教職員の労働条件改善など議会でも取り上げてきました。
公務労働の分野でも非正規労働者がどんどん増やされ、民間移譲がすすむ職場の非正規の保育士さんからも「もう職場がなくなるのではないか、と職場ではみんな心配しています」との声もお聞きしました。
    ひとりひとりが安心して働くことができ、家庭生活をおくることができるように力をあわせてがんばりたい。

女性グループとの懇談会でたくさんのご意見。アメリカいいなりにならない政治こそ。

2011年03月09日 | Weblog
    昨日は街頭宣伝、女性グループとの懇談会、西村たかじ元市議との地域訪問活動などでした。
女性グループとの懇談会は鈴木しょうじゅ市議とともに出席。市政報告、県政の改革をお話したあと、参加された女性のみなさんからの質問に答えました。みなさんからは、介護、国保、TPP、子育て、保育、雇用、議会の様子などさまざまな質問があいつぎました。初めて参加された方も「このように日ごろ思っていることを話せてよかった」と。ざっくばらんに語り合えるのが魅力ですね。
お話をご希望の方は、お気軽におたずねください。

    地域訪問では、「県議会に共産党がいない」ということをご存知ない方もおられます。「オール与党なれあい」で新幹線や原発などが推進されていることなどをお話します。「野党なき議会は議会とは言えない」ということです。


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井上さとし参議院議員・・・・・・前原外相の辞任で菅内閣のゆきづまりはいよいよ限界ともいえる状況です。昨日は山下議員、今日は紙議員が総理に迫りました。

さて、発覚した米国務省のメア日本部長による「沖縄はゆすりの名人」などの暴言。許しがたい内容です。昨年5月に志位委員長とともに訪米した際にワシントンの国務省を訪問して会談したのがこのメア氏でした。

メア氏は前沖縄総領事。いわば、アメリカで一番の沖縄に通じている人物。ワシントンでの会談の時に、この人は今の沖縄県民の怒り、後戻りできない情勢になっていることがわかっていないと感じましたが、そもそも根本がわかっていなかったのです。

いや、そもそもむき出しの占領者意識で、県民の心を理解する気すらなかった人物であることは、今回の「(普天間は)もともと田畑の中にあったが、今は市街地にある。なぜなら沖縄県人が米軍施設の周辺の都市化と人口増加を許したからだ」という発言に表れています。

沖縄戦で住民を収容所に閉じ込め、民有地を取り上げたという歴史的暴挙にひとかけらも反省がない発言です。米国がこんな人物を日本の担当にしていることに、今日の日米関係が象徴されています。本当に許しがたい。・・・・・・・・・



ほんとうに腹がたつ。日本国民、政府をなめきっているアメリカ。このようなアメリカいいなりで、基地たらいまわしと、TPPなどで日本の農林水産業をつぶそうとする歴代政権。
アメリカいいなりにならない政党、政治家が日本政治の表舞台に必要です。

TPP反対集会会場前で演説。食糧主権をないがしろにする亡国の政治を許さず、がんばりましょう!

2011年03月08日 | Weblog
FBC・・・・・県内の農林漁業団体がTPP反対集会
             (2011年3月7日)

環太平洋経済連携協定への参加反対を訴えて県内の農林漁業団体が集会を開き、出席した西川知事は反対の立場を鮮明にしました。

この大会は、TPP参加の反対を訴える県内のJAや漁協、それに森林組合など、7つの団体で構成する対策本部が開いたもので1100人が参加しました。

日本がTPPに参加し、海外から農産物や水産加工品などが安く輸入されれば、コメを中心に打撃を受け、県内の農業生産額465億円が7割も減少するとみられています。

あいさつした西川知事は「TPPの動きは県内の農林水産業に影響が大きい」として反対の立場を鮮明にしました。

このほか、出席した自民党国会議員に対して、農林漁業の代表が意見をのべ、国会の場でも党派を超えた議論が必要だと強調しました。

なお、TPP対策本部では、4月末までに16万人分の反対署名を総理大臣に提出することにしていて、すでに10万人余りの署名が集まっています。・・・・・・


  
   昨日はこのTPP反対の集会会場前で街頭宣伝をおこないました。知事選に出馬を表明した宇野邦弘氏、鈴木しょうじゅ市議、かねもと幸枝書記長とともに訴えました。

農林漁業、関連産業をつぶし雇用破壊のTPP、食糧主権に逆行するTPPを厳しく批判し、力をあわせて反対の世論を広げよう、とよびかけました。政党では民主党、みんなの党がTPP推進、自民党、公明党は「賛否を明らかにしていない」ことも明らかにし、TPP反対を旗幟鮮明にしている日本共産党のいっせい選挙での勝利で日本と福井の農業、国民の食糧を守ろう、とよびかけました。

   参加者が乗ったバスや車から手を振っての声援などがあいつぎました。
   食糧主権をないがしろにする亡国の政治を許さず、がんばりましょう!

医療費助成拡充、に若いお母さん大喜び。笹木衆議院議員・橋下知事の「新幹線論」は問題

2011年03月07日 | Weblog
     昨日は、西村きみ子市議、鈴木しょうじゅ市議、後援会の皆さんと地域訪問活動、懇談会、街頭宣伝などでした。
地域訪問では、若いお母さんたちと対話。「医療費助成を中学卒業まで実現」「小中学校、幼稚園に3年計画でエアコン設置」の朗報にみなさん喜ばれています。民主党政権の混迷の中で、着実に市民本位の政策を実現していく日本共産党です。
     亡父とおなじ職場で働いていたという方も。「お父さんには仲良くしてもらった。応援するからがんばれ」と激励をいただきました。

西村きみ子事務所での地域懇談会では、「新幹線は本当に福井にいらないのか」「TPPで福井の農業や県民の暮らしはどうなる」など参加のみなさんの質問に私や西村市議がお答えしました。「友人の家で懇談会のチラシをみて参加した」「散髪をして参加した」など 熱心な参加のみなさん、ありがとうございました。


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朝日・・・・北陸新幹線延伸「米原案応じるべきだ」 笹木文科副大臣
             2011年3月6日

 北陸新幹線の敦賀以西の延伸をめぐり、大阪府の橋下徹知事が「米原ルート」を推していることについて、文部科学省の笹木竜三副大臣(民主党県連代表代行)は5日、「費用対効果を考えれば、応じない選択肢はない」と述べ、同ルートが延伸認可に最も有利に働くとの考えを示した。

 福井市内であった自身の政治資金パーティー前の記者会見で語った。笹木氏は、北陸新幹線と同様に新規着工を求める北海道、長崎の両新幹線の整備計画と比較した上で、敦賀―大阪間のルートを早く決定することが、延伸を認可する国土交通省の判断に有利に働くと主張した。

 沿線府県の財政負担が大きな課題として残るが、米原ルートの場合、橋下知事は大阪府が京都府と滋賀県の負担額を肩代わりする方針を示している。西川一誠知事は「敦賀以西は国が決める問題」と主張している。笹木氏は「福井や敦賀で止めても、経済、投資効果の面で不利になることは明らか。(橋下知事の)提案に乗らない選択肢はない」と話した。・・・・・




      笹木氏は「もんじゅ」担当の副大臣らしいが、「福井に新幹線がこないなら、もんじゅを停める」とは言えない。
しかし、なりふりかまわぬ新幹線推進は自民も民主も変わらない。

橋下知事の提案では、福井県の負担も本来の負担額より大幅に増額されることを笹木氏は県民にどう説明するのか?

米原接続では、県民からすれば関西へも「乗り換え必要」な新幹線であり、関西へはいまのサンダーバードの方が便利、名古屋へはいまのしらさぎの方が便利ではないか。
新幹線で、サンダーバード、しらさぎ、がなくなることの方が県民・利用者にはデメリットになるのではないか。鯖江では現在、停まる特急もあるが、新幹線駅はなく、利用者は不便になる。

      県民・利用者の利便性を軽視して新幹線熱病にうかれてはならない。

なにより少なくない県民は、いま新幹線を求めていない。

この県民の声を聞かない政治家が多すぎる。


      それにしても政権がピンチのこの時期に、副大臣が政治資金パーティとは・・・・・・。総選挙にらみ?

演説会のご案内。3月13日 午後2時。福井市市民福祉会館です。お待ちしてまーす!

2011年03月06日 | Weblog
     昨日は、民医連後援会のみなさんや、谷口文治元市議、西村きみ子市議との地域訪問活動、会議、打ち合わせ、原稿書きなどでした。
地域訪問では、「今度も大変ねー」「さとうさんを応援しようと話しているわよ」「体に気をつけてね」などいろいろ励まされます。
いよいよラストスパート。どうぞよろしくお願いします!


私と、宇野知事予定候補、西村、鈴木両市議がお話する演説会まで1週間となりました。
3月13日 午後2時。福井市市民福祉会館です。お待ちしてまーす!


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井上さとし参議院議員・・・「与党による審議拒否」という前代未聞の事態のもとで、野党国対委員長会談も行い、予算委の野党委員連名で予算委の開会要求をするというこれまた異例の事態となりました。30日すぎれば予算は自然成立するので、あまり審議したくないという与党の姿勢かららは何の責任感も感じられません。

さて、参院での予算審議入りを受け、6日のNHK日曜討論は参院の各派代表者による討論となり、日本共産党からは私が出演することになりました。9:00から、今後の参院での審議や、参院選挙制度改革の問題等で討論します。ぜひご覧ください。

今後、決算委員会の基本的質疑や、予算委員会の集中質疑などテレビ中継のある質問にも立つ予定です。決まり次第、お知らせしますので、応援してください。・・・・・・・・

 

  地域をまわっていても民主党政権には怒りをとおりこして「諦め」ムードがただよっています。政治不信も高まっています。
前原外相の外国人や暴力団関係者からの献金問題も発覚。しかし、本人は辞任の気配もなく、総理は「罷免」もしない。小沢問題につづき、「政治とカネ」に自浄能力のなさが露呈しています。

福井県若狭町でも住宅リフォーム助成実現へ。なれあい県政に喝!

2011年03月05日 | Weblog
昨日は、鈴木しょうじゅ市議や民医連後援会のみなさん、西村きみ子市議との街頭宣伝、地域訪問、相談応対などでした。
街頭宣伝では、初めての地域での演説も。わざわざ宣伝カーに近づいてきて、「さとうさん、がんばってください」との激励もいただきました。
ますます「一声入魂」で力がこもります。

わたしたちが、「ダムや新幹線工事よりも、県内の中小業者のみなさんに仕事がまわり、地域経済への効果が大きい」と福井県や福井市をはじめ県内各地で実現を求めている「住宅リフォーム助成」。
若狭町が新年度予算に盛り込んでいます。
共産党の北原町議の提案に理事者が応えたものでしょう。議会資料にも全国の取り組みについて商工新聞からの引用がされていました。
福井県や福井市でもぜひ!

     
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読売・・・・相乗り知事選 色出せず  オール与党化「チェック機能低下」批判も


「民主党も自民党も、今から、独自候補を立てるのは無理やろ」
知事の西川一誠氏の後援会(勝木健俊会長)と、福井経済産業政治連盟(会長=県経団連の川田達男会長)が昨年11月3日、福井市の福井商工会議所ビルで開いた政治資金パーティー。西川氏が知事選への事実上の出馬表明を行い、ある陣営幹部は勝ち誇った表情で記者に耳打ちした。
「2大政党から仮に推薦がもらえなかったとしても、この段階まで来れば、党色を出さない“県民党”としてでも十分に戦える」

      ◇

 西川氏は参院選後の昨年夏以降、県内17市町にある約20か所の後援会支部で、“2期8年の実績”をアピールする「県政報告会」を開催した。各支部は、地元の市町長や経済界関係者を中心に組織する選挙戦に向けた実動部隊だ。西川氏の3選出馬への意向は、この〈地域行脚〉で十分に示されていた。

 「幹部を中心に労働政策の評価が高い。推薦依頼は出ていないが、連合福井として方向性を見いだしたい」(馬場修一・連合福井会長)
 「温かい評価に心から感謝する」(西川氏)

 民主党の支持母体である連合福井の定期大会(昨年10月27日)で、馬場会長は、まだ出馬表明していなかった西川氏の推薦を示唆する発言をいち早く行った。自民党の山本拓衆院議員(福井2区)が出馬に意欲を見せ、民主党県連関係者が水面下で独自候補を模索する動きもある中、まるで政党の動きを封じるかのように、県経団連、県農政連(山田俊臣会長)なども次々と西川氏への支持を表明した。

      ◇

 政党推薦は2月に入り、公明、自民が決定、民主も推薦の方針。各党とも、西川県政に失政がない点を挙げており、2大政党の相乗りについては、「政党と地方行政はある程度歩調を合わせないといけない」(自民)、「安定した政治という県民益を優先すべきと判断した」(民主)などと説明する。

 民主党本部は原則、相乗りを禁止しているが、党県連幹部は「連合との信頼関係を断つほど県内の基盤は強くない。勝てる人材がいない。みんな自分の選挙で精いっぱいなのが実情」とこぼした。

 一方、政権奪還を目指す自民党内からは「日頃は『現職ではあかん』という県議もいるのになれ合っているとしか見えない」(県連関係者)や「政党色を出せない選挙をやってどうするんだ……」(党員男性)という不満もくすぶっている。

      ◇

 知事選(3月24日告示)は共産党新人・宇野邦弘氏と一騎打ちの公算が大きい。西川氏が圧勝した前回と同じ構図だが、北陸新幹線の県内延伸や高速増殖炉「もんじゅ」、足羽川ダム建設の是非など争点を明確にした意義がある。

(2011年3月3日 読売新聞)・・・・・・・・・


  なれあい県政数十年。課題が多いこの時期にも、自民党、民主党のなれあいがつづく。
なんというか、「選挙」というのはある意味、地域の活力をあらわすものだと思いますね。
それぞれの政治勢力が福井の未来を語り、有権者の審判をあおぐ。
なれ合いがつづき、福井の活力も低下しているのではないでしょうか。

もっとも、県民不在の新幹線推進や、危険な原発推進など自民党と民主党に福井県の重要政策での違いがないのが根本問題ですが・・・。
知事選でも県議選でも対決軸はオール与党 VS 日本共産党、です。




福井県に国保税軽減への支援など重点要望をおこないました。有権者からは議員への厳しい批判が・・・。

2011年03月04日 | Weblog
昨日は、福井県への要望活動、街頭宣伝、地域訪問、会議、などでした。

後援会の方との地域訪問では、「いまの政治はなんだ。国民のことを考えていない」「県会議員も定数を減らせ」「遊びにつかう県会議員・市会議員の政務調査費なんか廃止すればいい」と、これまでになく県議・市議への厳しい批判をあちこちでお聞きしました。
民主党政権への極度の不信、海外視察旅行など県民目線では納得できない使い方を繰り返されている政務調査への怒り・・・有権者の議員不信も高まっていることを痛感しました。
「そういう政治、議会を変えるのが日本共産党の私です」とせいいっぱいの訴えを繰り返しました。みなさん、「そや、共産党がいない議会ではあかん」とおっしゃっていただけましたが。


福井県への要望は、市民アンケートをふまえておこなったものです。私と、かねもと幸枝書記長、山田和雄常任が参加しました。具体的なやりとりは、とくに市民のみなさんの要望がつよかった国保、介護問題と新幹線問題で旭副知事とおこないました。
旭副知事は、国保への独自の支援要望について、「5000万円の増額で県負担をしている。減税は市町の判断。なんでも県がやるのではなく役割分担している。資格証明の発行は悪質な滞納者にかぎっている」、介護については「いま策定する計画のなかで基金の取り崩しも検討する。介護労働者の労働条件改善にはひきつづきとりくむ」、新幹線については「金沢までの開業が目前のなかで、長期的にみれば福井県にとっても不可欠」などと述べました。

行政の分担論、はつねにありますが、県民の立場にとってどうなのか、ということが政治のリーダーシップだと思いますね。
たとえば、わたしが議員時代に市町の責任だった小中学校への耐震診断・改修への県の助成制度を提案し実現したことがあります。これも市町の取り組みを後押しすることが必要だ、と知事や理事者が判断されたからだと思います。
県民医療をささえる国保税の過酷な負担軽減はまったなしです。

以下、県への要望書です。

●重点要望書


日頃の県民生活向上へのご努力に敬意を表します。日本共産党として県民市民アンケートにとりくんでいますが、県民の方々から切実な要望と意見が寄せられています。県政要望へのベスト3は①国保・医療の充実、②高齢者施策、③雇用確保、です。県民の願いにこたえる県政実現を要望します。

一、 県民が安心できる医療、高齢者・青年施策を充実すること
①国民健康保険について。高額な国保税に県民の悲鳴があがっています。アンケートでは、「高くて困っている」「引き下げてほしい」が62パーセントです。県として、市町国保会計への県費補助を大幅増額し、「減税」を応援してください。国保税滞納者への「資格証明書」等の発行について、県民の医療が奪われることがないよう市町に改善をもとめてください。
②介護保険について。アンケートでは、「介護保険料が高い」32パーセント、「特別養護老人ホームや介護施設が少ない」27パーセント、「利用料が高い」12パーセントでした。県としての財政支援を増額し、保険料引き下げ、低所得者への減免制度の拡充がすすむよう支援してください。
また、特別養護老人ホームや老人保健施設の実態としての待機者解消にむけて、予算措置をおこなってください。介護福祉労働者の賃金引上げなど労働条件改善に県としてもさらにイニシアを発揮してください。
③子ども医療費の無料化を拡充してください。福井市も中学卒業までの医療費助成をおこなうことを発表しました。県の制度として中学卒業まで、「窓口無料」を実施してください。
④人口減少の福井県で、将来をになう青年が安心して居住できるよう雇用・保育などの拡充とともに、青年世帯への家賃補助制度を創設してください。

二、 地域経済を支え、雇用確保で県のイニシアチブの発揮を。TPPに反対し、農林漁業と雇用を守ること。
①全国の自治体で「地域経済効果抜群」として広がりつつある「住宅リフォーム助成」など県内業者の仕事の拡大につながる制度を県としても創設してください。 また、NZの大地震でも多数の被災者がでています。県内の公共施設、個人住宅の耐震化促進へ、現行の制度をいっそう拡充し、強力に耐震化を推進してください。
②県が発注する公共事業で下請けや孫請けの従事者が一定水準の賃金が保証されることなどを盛り込んだ公契約条例の制定や要綱をつくり、下請け企業の賃金や社会保障費を確保すること。国にたいして、公契約法の制定を求めてください。
③民主党がすすめるTPPは日本と福井の農林漁業を破壊するもの、として関係者も怒りを表明しています。県としても、農林漁業と関連産業・雇用を守り、発展させる見地から反対の立場で県民に広報するとともに、国に強力に働きかけてください。

三、 県民の足・在来線きりすてにつながる新幹線計画などは見直すこと。未曾有の高齢化社会にそなえた「交通」対策の検討を。
①新幹線計画そのもの、また在来線きりすてにつながりかねない計画に県民の支持は得られません。アンケートでは、「新幹線賛成」28パーセント、「反対」37パーセント、「いまはいらない」28パーセント、です。県として、あらためて県民意識調査などをおこない、新幹線計画が本当に県民がのぞむ「最重点課題」といえるのかどうかの調査をおこなうこと。また、青森などでの在来線運賃4割~6割もの値上げ、富山での枝線の「バス転換」論議など、日常の県民の足のきりすてになることが明らかな「デメリット」についても県民に明らかにしてください。
②今後、日本も福井も未曾有の高齢化社会にはいります。自動車保有全国トップの県で自動車が運転できなくなる大量の県民がうまれることは、他県以上に県民「移動」に深刻な困難をもたらすことが想定され、「買い物難民」「医療難民」がうまれるでしょう。この分野で全国の先進となるような仕組みづくりーー電車・バス・福祉タクシー・乗り合いタクシーなど多様な交通手段の充実確保と対策をすすめてください。

四、ゆきとどいた教育行政を
①少人数学級は県独自で小学校2年もおこない、教育現場に混乱が生じないようにしてください。また、現場の要望のつよい「支援員」の配置は当面、少人数学級と並行しておこなってください。
②小中学校の耐震化をすすめるために、補助対象をB,Cランクに施設にも拡大してください。県の制度をさらに拡充して応援してください。
③福井市では3年計画で、小中学校、幼稚園へのエアコン設置をすすめる計画が発表され、大変歓迎されています。県として市町がとりくむエアコン設置への補助制度を創設し、支援してください。また、県立学校についてもエアコン設置をすすめるとともに、維持費などの父母負担はなくしてください。④ひとり親世帯の貧困率は54.3パーセントです。高校授業料無償化とともに、県独自で制服代や運動着代、教材費を支援するための「一時金支給」を創設してください。


五、不要なダム、危険な原発偏重はあらためること
①ダム事業の検証は、同じ方々による、同じような比較データでの検証では同じ結論になりかねません。ダム計画を客観的に検証する機構をつくってください。②「もんじゅ」はたびかさなる事故・トラブルで満身創痍です。すでに1兆円もの税金を投入し、ずるずるとつづく税金投入には国民の批判も高まっています。県として、「もんじゅ」頼みの「拠点化計画」を廃止し、「もんじゅ」・原発に頼らない地域発展を計画してください。

あたたかい缶コーヒーの差し入れに感激。水戸天狗党・鰊倉を後世に。

2011年03月03日 | Weblog
     今日はひなまつり。あいにくの寒波襲来となりました。
地域訪問をしていると、玄関や座敷にさまざまな雛人形・飾りをみることができます。お孫さんのものや、おばあちゃんのもの、座敷に据えられた大きなものから、玄関先の手づくりのもの・・・・ひとつひとつに思いを感じますね。

     昨日は街頭宣伝、打ち合わせ、地域訪問などでした。寒波のもどりのなか、女性後援会との宣伝行動。田島ちゑ子さんとともにマイクをにぎりました。
女性の方から「がんばってください!」とあたたかい缶コーヒーの差し入れも。一同感激!ありがとうございます‼

         
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      県民福井・・・・鰊倉(にしんぐら) 初の本格調査へ 敦賀の水戸烈士記念館
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      敦賀市教育委員会は同市松原町の松原神社にある「水戸烈士記念館」(通称・鰊(にしん)倉)の建物を初めて本格的に調査する方針を決めた。記念館は、幕末に尊王攘夷(じょうい)を訴えるため京都に向かう水戸天狗(てんぐ)党が、途中の敦賀で捕らえられ、幽閉された建物。調査結果を踏まえ、市文化財指定も検討する。 (立石智保)


 記念館は、地元住民でつくる水戸烈士遺徳顕彰会が所有。烈士の動きなどの年表を展示しているが、老朽化による傷みが激しい。顕彰会の要請もあり市教委が保存に向けて調査することにし、市は二〇一一年度当初予算案に調査研究費六十四万円を計上した。開会中の市議会定例会での可決を経て夏ごろから調査を始め、年度内に結果をまとめる。

 記念館は木造平屋建てで、床面積百二十平方メートル。一八六四(元治元)年に幕府方に捕らえられた水戸藩士の武田耕雲斎ら八百二十三人を幽閉した十六棟の鰊倉の一つ。もとは敦賀港にあったが、一九五四(昭和二十九)年に烈士の霊を祭る松原神社に移築された。これまで市教委は簡単な調査はしている。

 記念館にした棟と水戸市に寄贈した一棟のほかは取り壊されており、記念館は市内に現存する唯一の鰊倉。調査は専門家に委託し建物の構造や様式、改修の有無などを調べる。不明となっている建設時期の特定にも期待がかかる。

 市教委文化振興課の担当者は「記念館は幕末と敦賀の関わりを伝える貴重な史料。江戸期の北前船との関連もあり、結果を踏まえてしっかり保存策を考えたい」と話している。・・・・・・・・




     吉村昭氏の「天狗争乱」は、そこに天狗党がみえて読み応えがありました。
敦賀で活動していた時に、天狗党が立てこもっていた寺の集落をたずねたことがあります。
近所のかたの話では、戦後、寺の下からたくさんの刀などが掘り出された、とお聞きしました。まさに、幕末の歴史をそこに感じた瞬間でした。
  天狗党の歴史が染みた鰊倉。ぜひ、県や敦賀市が協力して保存し、後世にひきついでいただきたいものです。