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阿須波の神・阿須波の宮

2021年02月13日 | 日本古典文学-人事

阿須波(あすは)の神/宮(みや)

 (天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌)
庭中の阿須波の神に小柴さし我れは斎はむ帰り来までに
(にはなかの,あすはのかみに,こしばさし,あれはいははむ,かへりくまでに)
   右一首帳丁若麻續部諸人
(万葉集~バージニア大学HPより)

たのむそよ-あすはのみやに-さすしはの-しはしかほとも-みねはこひしき 
(文保百首_定為・ 03075~日文研HPより)

  悔離別   俊頼
今さらにいもかへさめやいちじるきあすはの宮にこ柴さすとも
(和歌一字抄~新編国歌大観5)

 九月尽
庭中のあすはいつしか神無月よしいつはりて秋はとどまれ
 万葉に
庭中のあすはの神にこしばさし我はいははむかへりくるまで
   旅にたつ人、かまの神を庭にまつりて、めぐりに小柴がきをするなり、あしへの神と申すべきを、歌には、
   あすはとよむ、竈神のあたりは人のありきしげければ、足辺の神とかけり
(雲玉集~新編国歌大観8)


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