亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

北朝鮮よりも米雇用統計

2006年07月07日 14時36分37秒 | 金市場
昨夜は都内丸の内のコンファレンス・ルーム(丸ビルコンファレンス・ルーム)で18時45分から2時間のセミナーだった。前半が「外貨投資の勘所」と題してCFPの目黒政明が担当し、後半を私が「外貨投資としての金」と題して話をさせていただいた。80名定員のところ多数の応募をいただき、新聞社等のセミナーでの例から抽選の上で約3割増しの110名の方に受講票を配布したのだが、実際には79名の参加で、あわや臨時椅子席か!?というヒヤヒヤもんだった。こうした“読み”は水モノなので次の参考にはなりにくいのだが、結果的には盛況でヤレヤレといったところ。WGCの後援をもらっており、7月15日に3回目を実施するのだが定員120名。こちらも連休初日にもかかわらず多数応募いただき、やはり(PC名簿上の機械的抽選で)多くの方に受講票は送付できないことに。。ご了承ください。

金市場のほうは、独立記念日の休暇を挟んだ3営業日でNY市場が約50ドル上昇。さすがに利食い売りも出て下押すが、北朝鮮ミサイル連射問題もあって底堅い展開。昨年のロンドン地下鉄テロの際は、発生から3時間で買いは途絶えた。今回は連射ということもあるが、それでも上値は重い。こういうこともあるから「迂闊にショートできない」という位置付けの材料となりそうだ。むしろメタル全般が戻り基調にあることのほうが上値追いの背景となる。今夜の米6月の雇用統計次第では再び8月8日のFOMCでの利上げ論議に火がつき相場が荒れる可能性があり、ここからは北朝鮮よりもFED(FRB)といったところ。

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1 コメント

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痛かった・・・ (いつも拝見しております)
2006-07-09 00:20:06
お疲れさまです。



○○総裁も買っていたんだからと追加で買ったドルも木っ端微塵に砕け散りました。

国策相場とも思えたドル円もここまでかと思えば、世界経済の変化を感じさせます。

最近の短期市場の動きも不可解で、外銀ルートの調達が少なくなりました。

休日絡みとも思えないので、今後の動きを注視しなければならないのかもしれません。

もちろん、ドル円も含め調整と言えなくもない状況ですけど・・・



ただ、ユーロや金の相関が見られるので、金の風向きが変わったのかもと期待しています。

株価がどんなに下がろうとも、実体経済としては原油が必要なのかもしれません。

あったら面白いのですが、産油国産油量発表が大本営発表となれば面白いし、中東相場壊滅と原油相場の関連なんてあればもっと面白いと思います。

ラストリゾートとしての金や原油となれば、市場経済に対するアンチテーゼとしては興味深い局面となるように感じます。



しかしながら、相場は面白いですね。痛いながらも想像力をかき立ててくれます。

もちろん、想像が当たらない方が多いに決まってますが、だからこそ、当たったときが楽しいですね。
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