亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NY金大幅安に一筋の光

2019年11月06日 22時41分31秒 | 金市場
昨日のNY金は結果的に前日比27.40ドルの大幅安状態となった。WGCのデータだけではないが、米中楽観論などが下地になってNY入り後から売りが先行する流れとなって、1500割れに。それでも下げ渋っていたが現地の午前10時にISM非製造業景況指数が出て、そこで我慢も限界というような感じで下げ足を速めた。後はアルゴの売りで急落。しかし下値は1480.70ドルまでかろうじて、このところのレンジの下限1480ドルを維持した。押し目買いが入っていると思われるが、1480ドル台前半を横ばいで推移しそのまま取引を終えた。ISM非製造業景況指数は54.7と9月の52.6から上昇し予想(53.5)も上回ったことで売りが加速した。前月は3年ぶりの低水準となっていた。

しかし今朝チェックして驚いたが、30ドル近い下げの中で5日は、金ETFの最大銘柄「SPDR(スパイダー)ゴールド・シェア」の残高は前日比1.18トン増加し915.85トンとなっていた。昨夜は最後に「押し目買いがどのように入るのか、また入らないのか」と書いたが、ETFを介して押し目買いは入った。こ0の意味は大きいと思う。もちろんこの後売られることがあるのも、相場だが、結構面白い展開だと思う。個人的な分析ではあるが、毎日の値動きを見ていて、いろいろ気付きがある。なるほど!と。

本日はいわゆる業界?の非常に早目の忘年会@神田でした。

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