ギリシャが急転直下7月5日に国民投票をやるという話。債権団側から支援策の11月までの延長提案を受け、当然ながら付帯する条件の受け入れ判断を決めあぐねた結果、「国民の意志を尊重する」というと聞こえはいいが、決断を丸投げという印象。そもそも、この短期間に国民投票など準備して実施できるのだろうか??物理的に無理ではないのか?直近のニュースでは、国民投票実施の可否を巡りギリシャ議会が招集されたとのこと。債権団側・・・IMFも、6月30日に返済されなかった際のデフォルトの扱いの協議をしていることだろう。もともと流動的ではあるが、動きがさらに切迫してきた。
国家規模で政治がリーダーシップを放棄し民意に判断を任せるということは、政治の体をなさず不安定化する。動揺がどのように広がるのか。動きが出たタイミングが週末だったのは、まだ良かったというべきか。
EUとしては、条件を飲む、飲まない・・を国民に問いかけることは、離脱の是非につながるものでもあり(他国への影響から)避けたいという方針もあるようで、しかし、そこまでの政治介入は出来ず、まことに悩ましい。。
昨日書いたETF(SPDR)の残高、26日は、2トン弱減少。