トマス・モア(注:モアでなくペインの誤表記・・・の2013年10月4日訂正「トマス・ペイン」)「コモン・センス」と聞いて頭の中の端の方で記憶の断片が蘇った。受験で入れた記憶だが、残っている。詳しい内容も知らず簡略な解説と共に記憶というより覚え込んだものだった。コモン・センスによると「政府はたとえ最上の状態においても、やむをえない悪にすぎない」。イギリスからの独立の正当性を説き、独立戦争の戦意を高めたとされる。これは10月2日付の朝日新聞天声人語で読んだものだが、確かにそうした歴史的背景を知らないと、なぜ共和党は頑なにオバマケアに反対するのかということが見えてこない。
同じように、なぜインドの人々は金を買い求めるのか?ヒンズーの教えでは、光り輝くものは邪悪なものから身を守り、それを持つ人を更に富ませると・・・・。同時に農村部で銀行の普通預金口座を持つ人はわずか40%にすぎない。つまり6割の人は銀行に口座すら持っていない。金を保有することが、富の蓄積の手っ取り早い手段ということになる。
郷に入れば郷に従えではないが、日本目線では理解しがたいことも多い。