3月26日、27日と青森県内の郵便局を訪問しました。もちろん、歩いての訪問です。いつもお世話になっているJR北海道&JR東日本のパス(1万円は安い!)を使い、急行はまなす往復による訪問です。
2回にわけて、報告します。
26日(木)は、五所川原市、つがる市(旧柏村)、鶴田町の郵便局を訪問しました。とにかく、ひどい天気でした。午前中は、ときおり、雪がちらつく程度でしたが、五所川原市街に入ったところで、湿った大雪となり、五所川原郵便局から五所川原駅に避難しました。40分ぐらい小止みになるのを待ちました。さらに、柏郵便局から鶴田郵便局に向かう岩木川沿いの道では、猛吹雪となりました。風が強く、斜め前に踏み出さないと前進できません。雪が顔に当たり、痛みを感じます。津軽の厳しい冬を少し実感できました。
津軽じょんがら節のあの情熱的な三味線の音を思い出していました。この自然の厳しさとねぶた祭りのあの熱狂が、力強い三味線の音色を産出したんだろうと考えました。時間的に余裕も持っていたせいもあり、予定通りの12局を訪問できました。
22日に合唱の伴奏で、大楠公(青葉繁れる桜井の)の曲をピアノで弾きました(何とかこなしました)が、途中で大楠公学生服の琺瑯看板を発見しました。
カンコー(菅公)、トンボ、ヨット、スクールタイガーなどは記憶がありますが、大楠公学生服があるとは知りませんでした。調べたところ、岡山県倉敷市の児島織物㈱のブランド名で、会社は明治27年創業。大正10年から、足踏みミシンを導入して、学生服を製造したそうです。昭和7年から大楠公学生服のブランドで販売し、昭和51年まで続いたそうです。倉敷市の学生服製造の草分けのようです。このほか、大臣印、忠臣、乃木服、サンスワロー、鳩サクラなどのブランド名もあったようです。
つがる市(旧柏村)には、茅葺屋根の家がかなり残っていました。
下の写真はそのうちの一軒です。
維持してゆくのはたいへんなことと思います。でも、日本の文化遺産として、残していただきたいとお願いするばかりです。
今回、訪問した郵便局は次のとおりです。
吉良市簡易、嘉瀬、毘沙門簡易、津軽中川簡易、飯詰、五所川原北、五所川原、五所川原松島、五所川原田町、下古川簡易、柏、鶴田
たった12局の訪問ですが、かなり歩いたと思います。
トップの写真は、2669番目の訪問となった下古川簡易郵便局です。
五所川原市には、旧金木町の部分も含まれています。太宰治の生まれた地です。今年は生誕100年だそうです。小説「津軽」にも登場する津軽鉄道にも乗車しました。
いろいろなことがあった郵便局訪問でした。