札幌市南区の真駒内公園には札幌市豊平川さけ科学館があります。サケが遡上する札幌市の豊平川の象徴です。
かつては、多くのサケが遡上していた豊平川も、昭和30年代にはサケの遡上が確認されなくなりました。1979年にカムバックサーモン運動で豊平川にサケ稚魚が初めて放流されました。この年、一匹のサケの遡上が確認されたことから、運動は多いに盛り上がります。そして、トップの写真と下の写真の札幌市豊平川さけ科学館が1984年にオープンします。
この建築物を設計したのは、北海道の誇る建築家の田上義也氏です。サケの稚魚が2匹隠れています。わかりますでしょうか。そして、この稚魚、まれに夜になると、目が光るそうです。
昨年、9月11日、天皇陛下が施設を訪れました。
トップの写真のように多くの人が訪れていました(入場は無料です)。建物の前で、サケタッチプールが用意され、子ども達がそっとサケに触っていました。
玄関を入ると施設の案内板があります。
そこを左に入るとサケの一生の展示があります。
さらに奥では、水中カメラによる写真展が開催されていました。
このような角度で、魚を見ることが無いので、おもしろいです。そこから右に入ると、サケの仲間の魚が展示されています。小さな水族館です。
サクラマスとサツキマスがいました。
どちらも食べるとおいしいです。サクラマスはヤマメです。結婚してすぐ、妻の実家で、妻の父親が釣ったヤマメを天ぷらでいただきました。小さなものは頭から全部食べれます。サツキマスはアマゴです。こちらは、徳島県に居る私の母方の親類がある食堂でご馳走してくれました。味噌をつけて焼いたものでこちらもおいしかったです。今、夕食前で腹が減っているので、食べる話題にしてしまいました。
カワサバ(通称)なる魚もいます。
なるほど、サバの模様がついています。これは、アメマスとサクラマスの交雑種なのだそうです。