夏本番。みんな薄着で外出しているが、震災直後は考えられなかった。
当初、原発事故対応として、
- 外出を控える。
- 肌を露出しない。
- マスクをし、体内被曝を抑える。
- 室内に外気を取り込まない。
- 玄関先で上着を脱ぐ。
このような対策を行ってきた。
現在、大気中の放射線量も下がり、誰もやっていない。だが、事故後どれくらいの放射能がまき散らされたのかは不明のままだ。
今になって、稲藁や腐葉土から多量の放射能物質が検出されている。しかも１００キロ以上も離れた宮城や栃木でだ。
稲藁を食べた牛肉が問題になっているが、元をただせば、これだけ多くの放射性物質がまき散らされたことに原因がある。現在公表されている飛散量は、広島型原爆の２０個分との話もある。
この原因が取り除かれない限り、第二、第三の牛肉問題は発生するだろう。
私が当面心配しているのは、魚介類などへの影響。
また有機肥料も問題だ。我が家でも農地に牛糞を入れているが、牛が汚染されていれば糞尿も汚染される。その糞尿は肥料として使えず溜まる一方。
世の中、食物連鎖と同じようにすべてが循環している。１つを止めればすべてが止まる。
経済も東北が止まれば、日本が止まり、影響が世界に及ぶ。
改めて、宇宙船地球号であることを実感する。地球はひとつ、世界はひとつ。そのためにも、みんなで環境は保たなければならない。そして私たちに何が出来るかだ。
