今日は4月1日。サラリーマンにとっては年に1度の辞令交付式の日。昨日の退職式とは正反対の心境。組織とはこんなものだ。だから新陳代謝を繰り返し生き延びる、いわば生命体と同じ。分子生物学者、福岡伸一先生がいう「動的均衡」と同じである。
関連する文が今日の「天声人語」に載っていた。
「正月ほどではないにせよ、4月1日は心身あらたまる心地がする。別れの季節から、一夜をへだてて出会いの季節へ。【略】今年の新入社員を「自動ブレーキ型」と呼ぶそうだ。【略】未然に止まるブレーキからの連想だが、シンプルにして確かな言葉がゴルフのタイガー・ウッズ選手にある。「届かないパットは、絶対にカップインしない」。自分自身が途中で止まるゴルフ球であっては、つまらない。【略】職場には往々、希望つぶしの名人がいる。されど、おそらく「いい人」はもっと多い。風雨はあろうが実り多かれと、若い苗にエールを送る。」
まさに同感である。
ところで、桜が満開である。夜桜で明日を夢を語りながらの一杯もいいものである。