娘が京都に行って日本酒を買ってきてくれた。
京都といえば伏見。兵庫の灘と並んで日本を代表する酒どころである。
ところで、酒造りといえば水。水の組成で酒の性格が決まるといっても過言ではない。それを表す言葉が、「灘の男酒」「伏見の女酒」である。
灘の水は「宮水」と呼ばれ、醗酵に適したマグネシウムやカリウムなどを豊富に含む硬水である。さらに醗酵には適しない鉄分やマンガンなどは少ないことが科学的に証明されている。ミネラルを多く含む水で酒を造ると辛口になる。
一方、伏見の水は、灘に比べるとミネラル分が少ない中硬水である。そのため、口当たりの柔らかい甘口のお酒になる。このようなことからことから「灘の男酒」「伏見の女酒」と呼ばれるようになった。
今回娘が買ってきたのは、玉乃光酒造の純米大吟醸備前雄町100%である。まだ飲んでいないがきっと旨いに違いない。というのも雄町は優秀な酒造好適米で、あの山田錦のルーツに当たる米なのである。
娘は忘れてしまったかもしれないが、4歳と6歳の時に京都に出かけている。目的はマラソンと京都観光。
ちなみにその時の大会結果は、
- 1995.03.19 第2回京都シティハーフマラソン タイム1:12:23
- 1997.03.09 第4回京都シティハーフマラソン タイム1:11:18
さらに思い出は、
- 第2回大会の翌日(1995.03.20)に地下鉄サリン事件が起きたこと。
- 観光バスで京都観光をしたこと。
- 娘が風邪を引いて、帰った直後に医者に連れて行ったこと。
- 谷川真理やマヌエラ・マシャドにサインをもらったこと。
ハーフマラソンは2009年でなくなり、2012年からはフルマラソンになってしまった。懐かしい大会だね。