利根川から農業用水を取水している利根加用水土地改良区を本日を持って脱会した。我が家で加入していた田んぼは2枚あったが、数年前河川改修で1枚(1反)は市に買収され、今回、買収ではないが、自主的にさらに1枚(6畝)抜けた。
その理由は、米を作らなくなったこと。つまり用水が不要となったことである。
今までは貸してあったがその人から今年返されてしまい、どうするか考えた。
結果は、利根加用水の最末流部にあたり全く水が来ないことや、あわせて河川敷の田んぼのため土手の上り下りが大変なこと、また周辺の田んぼも不耕作であることなどを踏まえ、利根加用水から脱会することに決定した。
脱会するためには決済金が必要で10アール当たり35,000円である。改良区の毎年の賦課金(水利費)は10アール当たり2,200円なので、決済金は約16年間分の賦課金に当たる。しかし、利根加用水はまだ安いほうで、他の土地改良区の決済金はもっと高い。
改良区を設立する時は、それなりの必要性があり、多くの人がその恩恵を受けてきた。しかしやめる人が多くなると残った人だけで今までの施設を維持管理しなければならない。残された会員は大変である。
特に、工業団地や住宅団地、また商業用のモールなど大規模な開発で、まとまって区域がなくなると影響が大きい。
今回は高々6畝ではあるが、個人的には忍び難い。