初めての4条乗用田植機での田植は終了した。
今回の留意点は次のとおり。
1 田植の順番
順番はパターン1とパターン2の両方を試みたが、今回はパターン2に軍配が上がった。まず1枚目の田んぼではパターン1で挑戦。①の植え付けの位置は畦から4条+4条+2条+0.5条で10.5条×30cm=3m15cmを田植機のセンターとした。そこに目印の棒を立てやってみると、最後の外周の2周目⑭がキツキツで入らない。⑭を植えるとき①と⑩に苗が重なってしまった。これを防ぐには⑩を3条で植え、最後の⑭を4条で植えるか、①の位置を計算で求めるのでなく、実際に⑩と⑭を苗を植えないで1往復しマークを付ける方法をとればよかったのかもしれない。しかし8条植えなら片道1回で済むが、4条植えでは2回マーカーで線を引かなければならないため面倒。2枚目の田んぼはパターン2で挑戦。初心者にはこの方がスムーズでうまくいった。
2 Uターンの位置
機械がUターンするときどの位置でするかが問題。後で8条分を植えるため、畦から8条×30cm=2m40cmを残しUターンするのが理想。だが、1枚目の田んぼでは多少余裕を持ってUターンしていたら畦から3mくらいになってしまい、その分が手植えとなってしまった。2枚目では、ギリギリでUターンしたのでうまくいった。
3 苗ステーの調整
田植えを始めようとしたら、苗マットが田植機にうまく載らない。苗が大きかったせいかセットできない。とりあえず、苗ステーと載せ台の間隔を最大にし載せることができた。
4 ラインマーカーの出し忘れ
ラインマーカーを2~3回出し忘れてしまった。このマーカーは、次の作付けをするとき次の条の間を適性に保つ役割と、真っ直ぐに作付けする役割の2つの意味を持っている。Uターンのとき自動的に上がるが、次の列にはいった時、うっかり下げ忘れてしまう。その場合は隣接マーカー(これは苗の上を通過するもの)で確認しながら進むことになるが、視線が足元になるため曲がりやすい。
5 田んぼの出入り
田んぼの出入りは転倒の危険もあり注意が必要。特に出るときは安定が悪い。今回は田植部分を下げて安定させてから出たが、これは田植機に限らず、トラクターでもコンバインでも同様に安定が悪い。この点についてはちょっと勉強してみたい。
6 まとめ
田植えとはいっても、手植え、2条歩行用田植機、4条乗用田植機、8条乗用田植機でやり方が異なる。仕事は何でもそうだが、先人の知恵を勉強するのと、自分自身で試行錯誤しながら経験するしかない。