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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ANAに浮気の顛末

2007年12月16日 | 東京
 東京に日帰りした。朝8時5分発で羽田、その足で国分寺の実家で用を済ませ、19時55分発のフライトで那覇に戻った。沖縄に観光に来る人から見ればなんとせわしいと思うかもしれないが、出張だと思えば沖縄=東京間は完璧に日帰りの距離である。
 私はJALのマイラー(JALのマイルを貯める人のこと)なので、基本的にはJAL以外の航空会社に乗ることはない。国際線も出来る限りONE WORLD加盟の航空会社と決めている。とはいえ、どうしても都合の良い便がないときは、スター・アライアンスに搭乗して、ユナイテッド航空にマイレージを貯める。とりあえず、1年半に一回マイルが増えれば、ANAやJALのマイレージと違って期限がないからである。
 その期限が迫ったため、今回の往時だけANAに浮気をしたのである。ちょっとやましい気もするが、一年に一回だからまあいいじゃないかと軽い気持ちで乗ってしまったのだ。やはり違う航空会社に乗ると、同じ機種の飛行機でも落ち着かない。だいたい客室乗務員のユニフォームが違っただけで、海外に来ているような気分である。とはいえ、早起きしたせいか機内は爆睡。羽田空港に離陸した瞬時に目が覚めた。
 寝ぼけ眼でボーッとして機内が出る。いつもと勝手が違う。あれ?もしかして飛行機間違って乗ったのだろうか?この空港はどこだ?あれ、あれ、あれ・・・。頭はボケボケのままなのに、血圧が一気に上昇し冷や汗が背中を流れる。こんなことあるのだろうか。だいたいANAはチケットをなくして、変なシステムにかえたからよくわからないんだ。本気で悩んでしまうが、機内を出た乗客の流れにのって歩かざるをえない。戻って誰かに聞かないとだめだ・・・。でも「ここはどこですか?」なんて聞くのは相当に勇気がいるぞ。
 と、その時である。私はやっと気が付いたのだ。ここは羽田の第二ターミナルだ!そうだ。ANAに乗らないために新しい空港に入ったことがなかったのだ。そう思った瞬間、ものすごく安心する。一気に血圧が下がった感覚。ANAに浮気をしたせいで、とんでもない災難が降りかかったのであった。これも浮気のバツである。