花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

新緑の「箱根・伊豆」④青いケシと野草園

2006年06月15日 | 花シリーズ
私の幻の青いケシ物語

「箱根湿性花園」の花々に大満足して、次に箱根町の芦ノ湖近くにある「野草園」に向かいました
ここにも「青いケシ」があると聞いていました。

私が「ヒマラヤの青いケシ」を知ったのは今から6年前の事です。
主人と行った立山の「みくりヶ池温泉」のお風呂の中でした。

その年の6月、山仲間と登った奥多摩の「鷹ノ巣山」で膝を痛めた私は、サポーターをぐるぐる巻きにして、足をかばいながらヤットコサ「立山三山」を縦走した後だったので、ノ~ンビリと温泉に浸かっていました。

そこに岩の殿堂「剣岳」を登ってきたと言うツワモノのおば様3~4人がやってきて、温泉に入りながら一緒に山談義となったのです。
「今日はお天気が良かったので剣は最高だった」と言う話から始まって、同じ13人の仲間と、前の月の6月に中国の「スークーニャンシャンとタークーニャンシャン」に行ってきたと言うのです。
そこはお花がとても綺麗な山で、中でも「幻のヒマラヤの青いケシ」がたくさん咲いていて大感激したとの事でした。
そして「高山植物が好きなら是非行きなさい。素晴らしいから」と勧められたのです。

青いケシ1青いケシ2青いケシ3青いケシ青いケシ5
ヒマラヤの青いケシ

    マウスオンして見てください。
すべて「湿性花園」のヒマラヤの青いケシです。
紫がかったケシ、白いケシ(これはボケました)もありました
写真の良し悪しに関わらず、一挙にUPです

立山で「ヒマラヤの青いケシ」の話を聞いた私は、山仲間と早速調べました。
そして翌年の6月に、アルパインツアーで募集していた「中国四川省・四姑娘山、花巡り」のツアーを仲間と申し込んだのです。
ところが、出かける10日前になって、当時96歳だった主人の父が肺炎で入院、いよいよ危ない!と言う状況となり、私は泣く泣くキャンセル
「ヒマラヤの青いケシ」は本当に幻となりました。

その後、平標山登山の帰りに、越後湯沢の「アルプの丘」に立ち寄った際、偶然「ブルーポピー」を見ることができました。
丁度今頃の季節だったと思います。
その時、箱根の「野草園」にもあると教えてもらったのです

箱根・芦ノ湖野草園
一人1000円を払って「野草園」に入りました。
箱根町立の「湿性花園」と比べると規模は小さい感じです。
どこが経営しているのでしょう?
個人だとしたら大きすぎるし・・・手入れが行き届いていない感じがしました


お花も「湿性花園」とたくさんダブっていたのですが、こちらの紺碧の「利尻リンドウ」を見つけた時は歓声を上げました
他に千島キンバイも珍しかったですね。



「スギナの中に高山植物があったんではお花が可哀想だ。これで1000円は高い」とは庭師の主人の言葉です。
標識もハッキリせずに、どのお花の名前か?分かりません
マウスオンしてみてね
クリンソウは一目で分かりましたが、黄色はあまり見たことがありません。
ルピナスはオーストラリアやニュージーランドで良く見ますね
去年の9月にパース行った時、広大な牧場に一面ルピナスが咲き始めていました。
日本での群生地はあるのでしょうか?

他に黄色のエビネ、スズランなどが咲いていました。


目的の「ヒマラヤの青いケシ」は少しありましたが・・・
去年駄目になりかかって、植える場所を移動したそうです。
湿性花園で堪能したから、あまりガッカリもしませんでした。

見終わってから、十国峠方面に車を走らせ、伊豆スカイラインを通って、前の晩、に予約した宿がある「伊豆高原」へと向かいました。
スカイラインの道の両側に、オレンジ色の「山ツツジ」が新緑の中に赤く染まって、たくさん咲いていました。

コメント (18)
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