花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

新緑の「箱根・伊豆」⑥伊豆高原のサプライズ、完結編

2006年06月20日 | 旅日記

この断崖の下の海に浮かぶ小さな岩が、日蓮上人が修行をしたという言われる「俎岩」です。

登山道と変わりないような自然研究路を進み、日蓮崎を登っていくと、「だせんば」とか「燈明台」と書かれた見晴台が現れます。
明治大正時代の歴史が記された石板が立てられていました。
靴もバックも山登り用ではなかったし、地図も持っていなかったので、どの位歩けば「橋立の吊橋」にでるのか?
サッパリ分かりません



城が崎ピクニカルコース方面が目の前に広がっていますが、黒い雨雲も気に成ります。
進むべきか?戻るべきか?迷っていると、反対側からおじ様が一人で登ってきました。
ちゃんと軽登山靴をはいています。



「橋立の吊橋まであとどの位ですか?」と聞いたら、「まだまだ2時間はかかるよ。蓮着寺まで戻って車で行ったほうが良いでしょう」との返事。



3人で、話をしながら来た道を戻ります。
私たちと同じ横浜の方で、こちらに別荘があり、毎日歩いているそうです。
岩場に近いあちこちに、黄色いお花が咲いていました。
山ならさしずめ「オトギリソウ」ですが、海辺のお花はサッパリ分かりません
話が弾んで、「橋立の吊橋」までその方が案内してくれる事になりました。




こちらがもう一つの吊橋「橋立の吊橋」です。
いつも人で賑わっている「門脇の吊橋」と違って、人の姿もまばらな静かな中にありました。


写真を撮っていると、外国人の2人連れがやってきました。
私たち三人が並び、カメラのシャッターを押してもらいました。
「何処のお国の方ですか?」と聞くと「フランス」との答え
そのお二人も交えての写真も撮りました。

「僕も絵を描くために、パリに三ヶ月いた事があるんですよ」とおじ様が話し出しました。
そしてフランス人と別れてから「是非我が家で一緒にお昼を食べましょう」と誘われました。
「それではお言葉に甘えて・・・」と着いて行く私たちも、暇人なのかしら?
別荘のお庭で、元高校の校長先生をしていたと言うおじ様お手製の野菜炒めとパンをご馳走になりました。

もう10年前からの知り合いのように話が弾みます。
主人はお庭の草取りをし、蜂の巣をやっつけました。
気がついたらもう4時近くなっていて、おいとましましたが、その後も元校長先生は、美味しい玉子生産者の所や、みかん農家に連れて行ってくれて、名残を惜しみました。

今回のドライブ旅行は、我ら夫婦の結婚記念日という名目もありましたが、「ヒマラヤの青いケシ」も見たかったし温泉も入りたかった
「天城山」登山はできませんでしたが、もうすぐ手放す愛車とのお別れドライブも堪能しました。
このチェイサー、機能的にはどこも悪い所はないのですが、あちこち傷ついて、さすがに11年間乗った貫禄が出ています。
でも遠目で見ると、まだまだスマートで気に入ったデザインなんですよ
この後、中国に売られていくと聞きました
別れの日は流石にジ~ンしてしまいました。

その後、元校長先生は、横浜の我が家にもやってきて交流は続いています。
私たちの一泊二日の旅行も、人との出会いがあり、中味の濃いものになりました。(完)

                    ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

息子は今日、こちらから頼み込んで入院させてもらいました。
先生がオペで忙しくて、診察は明日になります。
看護士さんは「10日くらい安静にしていたら痛みは治まるかも」と言いますが・・・

「旅行取りやめようかしら」と私が言ったら「絶対に行ってくれ、命に関わる病気ではないんだから、行ってくれないと一生俺の気持ちの負担になる」と息子は言います。
主人までが「万が一手術になったとしても、これから色々検査があるし、10日先がせいぜいだ」と・・・
それでも渋っていると「お袋が行かないんなら、おれ退院してしまうから」と脅かすのです
これも息子の一つの愛情なんでしょう。
お嫁ちゃんがいるから、身の回りのことは彼女がやってくれるし、物理的に母親の出番がそんなにあるわけではありませんが、気になりながらの観光もね~~
そしたらmaruさんが「外国でも通じるレンタルの携帯を成田で借りればいいよ」と教えてくれました。
すべては成田で考えます

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする