「黒川温泉」といえば日本でもベストスリーに入る人気の「温泉地」です。
ウィキペディアによると、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、
温泉地としては異例の二つ星で掲載されたそうです。
草津温泉や登別温泉のような大きな温泉地を想像していましたが・・・
小国郷の山あいの「田の原川」に沿って、二十数件のこじんまりとした和風旅館が建ち並ぶ、
情緒豊かな温泉街でした。
道路も狭くて、車1台がやっとです。
宿泊者の車は温泉街の入り口の大駐車場に入れる宿が多いようでした
予約していた宿のチェックインの時間前だったので「入場手形」(1200円)を買って
温泉のはしごをすることに・・・
この手形を首からぶら下げて温泉街をそぞろ歩くのが、この町の風情のようです。
これがあると、加盟宿・24軒のうち3ヶ所の露天風呂に入浴が出来ます
5年前に行った「城崎温泉」を思い出します。
あそこも外湯巡りができる、情緒ある温泉地でした
宿の下駄をカランコロンと鳴らして階段を下ると | 和風旅館が並ぶ田の原川沿いに出ます |
この辺りが一番の中心街でしょうか・・・?
「日本秘湯を守る会」の提灯が下がった所に入ります | 古さが感じられる温泉です。 |
男性用(混浴)は露天風呂と洞窟風呂の | 両方に自由に入れたようですが・・・ |
女性用はこの「洞窟風呂」のみ・・・ | 暗い中でサウナのようでした。 |
旅館の従業員研修で、この「黒川温泉」に来ているという30歳前後の女性と一緒になり
洗い場もない洞窟風呂に浸かって、20分くらいお喋りしていたら、のぼせてフラフラになりました
「今回の東日本大震災で外人客がすべてキャンセルとなり、大きな旅館ほど打撃を受けている」そうです。
次の温泉に入る気力もなくなり、温泉街を散歩です。
共同浴場が二つあるそうですが、こちらは見事な大杉の下の川べりにありました。
ここが今回楽天で予約した「黒川温泉・壱の井」です。
ホームページはこちらです。
温泉の中心街から山の方に歩いて7~8分の所にありました。
この道が超狭くて、宿の駐車場までが一苦労・・・
運転技術に自信のない方はご用心
宿の露天風呂は湯の花が浮ぶ・・・ | そして夕食はお部屋で戴きます。 |
肥後牛の鉄板焼きに、紅鱒と鮎のお造り、そして出ました「馬刺し」・・・
若い女性の従業員さんの接客も丁寧で、お料理も良かったのですが、お部屋が少々古びていました。
この日は我々と、もう一組4人のグループの宿泊だけだったようです。
部屋食だと、他の方々との触れ合いがほとんどないのがちょっと淋しいですね
お腹がいっぱいになりましたが、温泉手形の2ヶ所分が残っています。
「夜の温泉街のそぞろ歩きも好いものですよ」という研修に来ていたお姉さんの言葉を思い出し
「どこも9時で終わりです」という宿のご主人の言葉に押され・・・
星空の綺麗な中を歩いていきました。
二ヶ所ともほんの少し、ポチャンと浸かるだけ・・・ | 浴衣の上に厚手の羽織を着て、タオルを巻きます |
春の高原の空気はまだ少し冷たくて、夜の温泉街をそぞろ歩きする人も殆んどいない。
その上このご時勢ではどの宿も泊り客が少なくて
何処が好いかと選ぶのではなく、灯かりがついている宿の露天風呂に入るしかなく・・・
暗い温泉街は淋しい限りでした
朝、阿蘇のホテルで温泉に入り、最後の露天風呂を入れると、この日だけで5ヶ所の温泉に浸かった事になります
「明日は朝から由布院に移動して、由布岳登山の予定だけど・・」
「私はもう湯疲れして、体がフニャフニャよ」
「俺も久住山登山の後遺症で膝が痛い」
朝風呂は内湯で・・・ | 朝食も個室でシッカリと戴きました。 |
私は朝風呂に入った時点で「由布岳」登山を諦めました。
ここから由布院まではおよそ車で1時間・・・
「山の展望は10時までが勝負!」と日頃から主人は言っていますから、山を登ると決めれば、
アタフタと早目に宿を発たなければなりません。
「黒川温泉というブランドで、今回の旅の宿ではここが一番高いのよ」
「ゆっくり味合わなくては勿体無いわ」
「由布岳」に登らないのなら、ロープウェーのある別府の「鶴見岳」に行こう・・・
朝の9時過ぎ、名湯「黒川温泉」のサクラとサンシュユが見送ってくれました
※昨日5月16日(月)、「阿蘇山・中岳」の第一火口が小爆発し、
半径1km以内が立ち入り禁止となったようです。
私たちは一面の緑やミヤマキリシマには早すぎましたが
このニュースを見る限りでは、丁度良い時に行ったと思えるようになりました。
今日は「黒川温泉」での温泉三昧の記事をUPしましたが、
こうして長時間PCに向っているのが腰には一番悪いような気がします。
それと、最近忙しい野菜づくりも腰に響くし・・・
長時間の同じ姿勢が良くないのですね。
そういう時はカメラを抱えて1~2時間の散策に出かけるようにしています
「小菅ヶ谷北公園」
「舞岡公園」のお隣に、谷戸や里山を整備して新しい自然公園が出来ると聞いていました。
先日散歩中に、ようやくその入り口を見つけましたよ。
そこはクローバーとハルジオンが一面に咲き乱れる、まるで天国のような素晴らしい所でした。
まだ入り口広場しか整備されていませんが・・・
蝶が舞い、トンボが飛び交う自然豊かな秘密の花園です。
湧水もあって、春にはカタクリなどの山野草、夏には「蛍」も見られるらしい・・・
何年かかるか判りませんが、いずれはキャンプ場も出来るらしい・・・
ここが横浜市内だなんて驚きです
新しいトイレやベンチ、木道も出来ました。
こういう所を散歩して、最後に温泉に入るのが一番の腰の治療になる感じです。
それにしても「黒川温泉」のお湯は、種類も様々でとても良かったです