花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

新緑の「鎌倉・円覚寺」と、私の災難

2012年05月01日 | 鎌倉散策
ゴールデンウィーク前半の三連休はお天気に恵まれましたね

我が家の夫はサラリーマンを辞めたときから
「何も混雑している中、外出する必要はない」という主義なので、
GWは孫の端午のお節句祝い以外は出かける計画はありません。

私は晴れたら鎌倉で撮影を兼ねた散策、曇ったら家庭菜園の夏野菜の植え付け
雨だったら冬物整理と決めました。

そして6日には山仲間と「滝子山登山」が決まり、楽しみでした。

4月29日「北鎌倉・円覚寺」

好天に恵まれた29日、カメラを片手に一人で北鎌倉の「円覚寺」に出向きました。

最初に「総門」をくぐって、受付で拝観料300円を支払います。
流石に連休で若い二人連れが多く、並んでいました。


こちらは「山門」です。

「円覚寺」のことはこのブログで何度も紹介していますので詳しい事は省きますが
鎌倉五山第二位のお寺で、鎌倉幕府の八代執権・北条時宗が弘安五年(1282)に創建した
臨済宗・円覚寺派総本山です。


こちらは反対側から見た「山門」
今回は新緑の美しい中を散策しながら撮影するのが目的です


山門の奥が「仏殿」
ここのご本尊様の冠をかぶっておられる「宝冠釈迦如来様」をお参りしました。

そして天井には前田青邨画伯とそのお弟子さんが描かれた「白龍の図」が見事です。


「仏殿」横の「居士林」(在家修行者の為の専門道場)は、まさに輝く新緑の中にありました。
ここは「絵」になりますね。

私のもう一つの目的は手前にある「松領院」の山野草を見ること・・・
花の咲く春と秋のみ境内を公開してくれるのです。


この日は「ボタン祭り」をやっていました。
日中の気温が25度を超え夏日になったこの日のボタンは、グッタリとしていて
少々可哀想でした。

女盛りを過ぎた華やかな美女のなれの果てを見せられるようで心が痛みます

この艶やかさに叶うお花は他にはないような?我が家の庭にはそぐわない派手なお花です。



ボタンのお隣に咲いていた珍しい春咲きの「雲南萩」


そして楽しみにしていた「ユキモチソウ」
2年前にここで初めて出合ったお花です。

私の興味はボタンよりも山野草の方に向きますね。

新緑の山々を歩くと出会う「ツクバネソウ」こちらは「アマドコロ」

松領院は山野草を大切に育てているお寺で、花の咲く春と秋のみ境内を公開してくれます。
散策路を登りつめた墓地には、田中絹代さんや、開高健さんのお墓があり
あの、坂本弁護士ご一家もここに眠っておられます

オウム真理教の凶暴の犠牲となった坂本堤さんのお住まいは、私の実家のすぐそばにありました。


ご存知、教科書にも出てくる国宝の「舎利殿」
5月3日から6日まで、一般公開されますよ~


一番奥の山懐にある「黄梅院」まで行きました。
門前に名前に相応しい見事な「雲南黄梅」が咲いていました。
(写真を撮りそこない、この画像はネットよりお借りしました)

私の三つ目の目的は、ここの「セッコク」を見ること・・・


「黄梅院」の階段を登ると、その先は萌黄色の光が降り注いでいました


ここは北条時宗の夫人・覚山尼が時宗の菩提を弔うために建立した華厳院の場所に
足利氏が文和三年(1354)に創建した夢想疎石の塔所(高僧の墓所)です。

GWの鎌倉、混雑覚悟で午前中にやってきましたが、若い人が目立つくらいで
特にひどくはありませんでした。

鎌倉はウィークデーも中高年のグループで溢れていますからね。


やっぱり咲いていましたよ。
6年ぶりに見ることが出来た「黄梅院」のセッコクです。

「セッコク」とは岩や樹木に根を張り付かせて自生する着生ランで、
水分は空気中からとるそうです。
日本、朝鮮半島、中国などに分布するランで、洋ランの「デンドロビウム」と呼ばれているものの一種とか・・・

バリ島でも見ましたが、東京周辺では「高尾山」が有名ですね。


私は鎌倉のお寺で、咲き出してまもない新鮮な「セッコク」を見ることができて満足でした

次は「東慶寺」に足を伸ばしましたが、イワガラミもイワタバコもまだまだ咲いていなくて
ジュウニヒトエのオンパレードでした。

夜には連合自治会の「夏祭り実行委員会」の第一回目の会合があるので
早めに家路につきましたが・・・
途中買い物に寄ったスーパーで、アクシデントが起きました

エレベーターがきていたので走って飛び乗ろうとしたら、
泥落とし用の敷物に足をとられ、スッコロビました

一瞬右手は肩からぶら下げていたカメラバックを抱え、
利き腕の(私はサウスポー)左手の薬指と小指の2本で50kgちょっとの身体を支え、
顔面強打を食い止めましたが・・・

2本の指がズキズキ痛みすぐにシップ薬を買って冷やしました。

包丁が持てないようなので出来合いのおかずを買い、
急いでご飯を炊きお風呂に入って会議に出席・・・

その夜から腫れあがり内出血も見られ、
翌日慌てて休日診療をやっている整形外科を探して看て貰ったら
小指に通じる手の甲の骨が折れていました


「しばらく車の運転とアルコールは禁止、今夜はお風呂も駄目よ」と・・・
私怪我してすぐに入浴し、会議のあとの懇親会でビールもコップ2杯飲んでいる

台所仕事はモチロン、家庭菜園も冬物整理もな~~んにもできない
PCは辛うじて片手でポツンポツンとやっていますが・・・

楽しみにしていた「6日の山登り」も諦めざるを得なくなり、
悶々と過ごすGWになりました

今日、改めて近くの整形外科で診察を受けたら
「全治一ヵ月の立派な大怪我ですよ」
「一ヶ月間ギブスをはめて、それがとれたらリハビリ」
「絶対に濡らさない事、荷物を持たない事
と注意を受けました。
嗚呼~~





コメント (47)
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