「蔵王・栗駒山」紅葉ハイキングを楽しんだ3日後の10月12日、
今度はカメラ仲間のSさんと撮影ツァーに参加して尾瀬に行きました。
山とカメラを趣味とする者、深山が紅色に染まる10月中旬はジッとしていられませんね。
鳩待峠から尾瀬ヶ原へ
横浜駅から小型バスを2台連ねて、鳩待峠まで直行
そこから山ノ鼻まで3,3kmの軽い下りを行きます。
鳩待峠の標高は1591m、山ノ鼻までの林の中では紅葉がすでに始まっていました。
太陽の光が差し込むと、鮮やかな色が浮かび上がりますね
今回の写真の講師は若いお兄さん。
ユニークな木にカメラを向けるようにと勧めてくれます
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普通に歩けば山ノ鼻まで45分ですが・・・
撮影しながら、1時間15分かけて下りました。
ビジターセンターや山小屋のある山ノ鼻の先の「尾瀬ヶ原研究見本園」から
「至仏山」がドカンと見えていました。
12~13年前、山仲間のYさんと2人で「至仏山」に登ったとき、
あの真ん中に見えている登山道でカミナリに遭遇し、
蛇紋岩の滑りやすい道を、命からがら転がるように降りてきた
早朝の横浜は晴れていたのに、群馬県・新潟県・福島県の3県にまたがる尾瀬は
イマイチのお天気・・・
でも、時々スポットライトが当たったように風景のどこかが輝きます
それを逃さないようにと講師のお兄さんは言いますが、それが案外難しい
写真で大事なのは光りの取り入れ方かもしれない・・・
ちょっと解かったような気がしたけど、肝心のカメラの調子がおかしくなった
半押しをしてピントが合うとピピっという音がしていたのに、その音が出なくなり
ピント合わせが難しい
使いだして丸4年、そろそろ私のカメラも限界かしら
「至仏山」の反対側に見えているのは「燧ケ岳」(2,356m)
東北の山の中では一番標高の高い山です。
こちらもご近所仲間のK子さんご夫妻と、10月中旬に登ったことがありますが、
うっすらと雪が積もっていた覚えがありますね。
尾瀬ヶ原は標高1400m、南北2km、東西6km、面積7.6平方km。
中心部は高層湿原で、ミズゴケ等が主体の酸性度の強い土壌です。
大小数多くの池塘(ちとう)があり、池塘のひとつひとつが空や雲
周囲の木々や山影などを水面に映し、たとえようもなく美しい・・・
池塘は湿原の窪地などに水が溜まってできた池。
深さが1.5m以上になると藻以外の植物は育たないそうです。
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私は同じカメラ会社のカメラを抱えた講師のお兄さんにぴったりついて行きました。
木道の間に顔を見せていた赤い葉
目の付け所を学びます。
私にとっては8回目の尾瀬です。
5年前には主人と福島県側の沼山峠から尾瀬沼を歩き、
7年前には鳩待峠からアヤメ平経由で尾瀬ヶ原に下り、竜宮小屋に泊まりました。
あの時は私のお腹に虫が食い込み、病院に走ったオマケまでがつきましたよ
平日だからかもしれませんが、昔に比べると人が少ない・・・
放射能の影響もあるのでしょうか
ボッカさんの荷物の高さは昔と同じですが・・・
骨折後の初登りも、「栗駒山」で無事に果たせて少し自信を得、
尾瀬ならこれからもまだまだ歩けそうと、ヤル気満々だった私・・・
この日から一ヶ月が過ぎて、危篤に陥った母の容態が気になり落ち着かない日々
当分山はモチロン、遠出も無理と諦めました。