花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

新緑の奥多摩「浅間嶺」登山・その1

2015年05月19日 | 山シリーズ
初夏の陽気が続いていましたが、昨夜から本格的な雨となりました
夏野菜を植えた畑には良いお湿りとなり、苗も元気に育ちそうです。

風邪気味ながらも庭や畑の作業、夫の部屋の片づけなどをこなし
時々友人たちとランチを共にしていましたが

雨の日の今日は一休みして、まずはGWに行った奥多摩の登山紀行をUPしたいと思います。

新緑の奥多摩「浅間嶺」登山(5月3日)
「横浜や鎌倉から遠い奥多摩の山に行くには日の長い春しかない」と言う山仲間のKさんの意見で
まだ行ってなかった「浅間嶺」行がすぐに決まりました。


朝6時に我が家を出発、休日は始発のバスが遅いのでJRの駅まで歩き
横浜で湘南ラインに乗り換えて新宿に出て、7時44分発の「ホリデー奥多摩&秋川号」
利用するのが最短の奥多摩行きのルートです。

最初から色々テンヤワンヤがありましたが、その話は後ほどにして・・・
この快速は拝島駅で奥多摩行きと武蔵五日市行に切り離されますから要注意

今回は武蔵五日市発9時の数馬行きのバスに乗り(900円)、9時50分に浅間尾根登山口に着きました。
ナント、我が家から4時間かかりました

つくづく早朝、最寄りの駅まで車で送ってくれたアッシー君が居なくなった不便さを痛感しましたわ


バスを降りて身なりを整え、綺麗なトイレに寄って10時に歩きだしました。

お天気は上々、東京都とは思えない緑豊かな中を進みます。
里には名残の八重桜が見られ、鮮やかなオレンジ色の「ヤマツツジ」が咲きだしていました


GW前から夏日が続き、沿岸部の我が家近辺は緑が濃くなりましたが
奥多摩の山々はまだ萌黄色が鮮やかで眩しい

まさに「山が笑っていました」


今回は青い線を引いたコースを歩く予定
浅間尾根の数馬分岐までは1時間の登りです。

足元には可愛いチゴユリが咲き・・・我が家ではとっくに終わった二輪草が見頃でした。


Yさんとは今年の2月初めに「湘南アルプス」を一緒にハイキングして
綺麗な富士山を堪能しましたが


今回はケァマネの仕事で忙しいKさんも参加して・・・
一緒に山に行き出してかれこれ25~26年になる山仲間3人との、今年初めての山登りです。


バス停から歩きだして40分
登山口から杉の樹林帯の中の急登を30分行った所にベンチが置かれていました。

朝5時半にオニギリを一つ食べて家を出ましたからお腹が空きました。
パンを一個食べてエネルギーを注入です。


ここから先は萌黄色が輝く広葉樹のトンネルが続いて
気持ちの良い中をルンルン気分で登っていきました。


やがて標識が現れて、ここが「数馬分岐」のようです。
休憩時間も入れて、バス停を出発して丁度一時間

家族向けのコースと書かれているガイドブックもあるだけに
辛い登りはありません。


すぐ横には馬頭観音がおわしました。


すぐに見晴らしの良い「浅間尾根」に出ました。
見えている山はカタクリで有名な「御前山」でしょうか?

「あの山も40代に登ったわね」と、思い出が一緒の3人の昔話が弾みます。


すぐにこの様な看板が現れました。「猿石」

”昔ここは檜原本宿と数馬を結ぶ重要産業道路”とも記されています。


3人で一生懸命サルの手形を探しましたが分かりませんでした


目的の「浅間嶺」に向って、新緑が眩しい中を東に進みます。

鮮やかな一重のヤマブキが目を惹きます。ピンクのイカリソウが可愛い


登山口付近で咲いていた「ヤマツツジ」は、標高900mの尾根ではまだ蕾でした。
今頃はもう満開でしょうね。


この辺りにも古い石仏などが見られました。

この道はかって甲州の塩山方面と五日市を結ぶ古甲州道とか、
甲州中道と呼ばれた古い官道だったようです。

生活物資を運ぶ人馬が行き交っていた頃の名残があちこちに見られ、
この道の古い歴史が偲ばれます。

更に新緑の中の気持ちの良い尾根道が続き「何て気持ちが良いんでしょう」と
3人の口から感嘆の言葉が次々に出ました


コメント (20)
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