花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

親友の眠る墓前で語りあって・・・

2016年06月10日 | 日常の日記

我が家の庭の「アジサイ」が色付きました。

昨日までは鬱陶しいお天気が続いていましたが、今日は夏空が広がりました。
入梅はしたものの首都圏は水不足だとか・・・

短大時代の親友のtaeさんが亡くなって半年が過ぎこちらで悲しいご報告をしています。

6月1日の月命日の日に、横浜の高台に眠る彼女に会いに行ってきました。


梅雨間近を感じさせる空模様でしたが、横浜の中心街が見渡せる高台には心地よい風が吹いていました。

広い市営霊園には人の姿が殆ど見当たらず、静かな中で私はtaeさんとたくさん語り合って・・・
そして今の私の様子を報告しました。


taeさん、貴女はご主人様はじめ多くのご親族に愛され見守られながら
2年間の闘病生活を過ごし、皆に強烈な思い出を残しそちらの世界に逝ってしまいましたね。

私はまさか夫が僅か2週間の入院でこの世を去るなんて思いもよらず、
いまだに信じられない気持ちで過ごしています。

でも・・・
友人やご近所仲間たちに助けられ、たくさん歩いてたくさん喋って、
そしてたくさん食べて、6kg痩せた身体も2kg戻りましたよ。
今の体重がベストですから、このまま保たねばと思っています。

あなたの影響で始めた趣味のカメラを抱えて撮影を楽しみ、
山仲間やワンゲル仲間とのハイキングで心癒し、一見元気に過ごしていますが、
一人で家に居る時はいまだに涙がこぼれる日が多々あります

今までは「喪失感と淋しさ」が支配していましたが、
最近は「一人暮らしの不安と不便さ」を痛感・・・
いずれにしろ哀しみはまだ癒えたとは言えません。

OL時代の同期の仲間と「日本橋三越」へ
5月後半はお誘いがたくさんあって大忙しでした。


私が短大を卒業して入社した会社の社長だったS氏の作品が出展されている
チャリティー陶芸展が三越本店で開催され、同期4人で行ってきましたよ。


私が勤めた会社は石油会社でしたが、入った年に美術館が創設され、今年で50周年・・・
taeさんも上京の折には何度か、私の居る美術館を訪ねてくれましたね。

石油会社の創始者の御曹司だったS氏は今、その美術館の館長さんです。

どことなく親近感を覚える作品ですが売値は6桁以上いたします。


経済人たちのチャリティー陶芸展のようでした。


50年前は初々しい乙女だった同期4人も、全員孫の居るおばぁ~となりました。
(taeさんは早くに結婚しご長女さんが誕生だったので、上のお孫さんはもう高校生ですね)

4人で中華のお店でランチ、ビールで乾杯ボリュームたっぷりの中華丼セットで栄養満点


この後席を移してカフェでお喋り

私は三日連続のお出かけで、最初は参加を迷いましたが・・・
同期同志は遠慮なく話せて笑えて、雨の日の淋しさも吹き飛びました。
行って良かったと思っています。

taeさんと一緒だった短大時代も、しょっちゅう喫茶店で人生論や恋愛論などを語りましたね。
私の人生、何の悩みもなかった短大時代が一番楽しかったような気がします。

以前所属していたフォトクラブ仲間の写真展へ
5月の私の結婚記念日の日は写真仲間6人と賑やかに過ごし、去年のように感傷的にならずに済みました

去年はOL時代の仲間との食事会もドタキャンして、亡き夫と行ったMM21の日本食レストランで
半べそかきながら一人ビールを飲み過ごした私でしたが・・・


このフォトクラブは夫が亡くなった時点でやめましたが、今でも親しくして居るお仲間が数人いて
時々個人的な撮影会などに参加させてもらっています。

写真展を見た後は男女6人で居酒屋さんに集合写真論を熱く語りあいます・・・


ホッピーという飲み物を知ったのはワンゲルの会での親睦会
山仲間&写真仲間と飲む機会も増えて、だんだんオジサン化している私です

その点taeさんは甘いものが好きでお酒は苦手、趣味は社交ダンスにフラダンス・・・
アウトドァー派で日焼けした私とは反対に、カトレアの花のように艶やかで女らしかったですわ。


写真の公募作品展に入賞している方々もいて、たくさんの刺激を頂きましたが
私はそこまでの熱意は無し・・・

「待ち」が苦手の私は、出会いがしらの写真ばかりで満足しています。
taeさんのセンスの良い写真にも到底かないません

でも私の目を通して撮った写真も時々覗きに来てくださいね。


            

taeさんのお墓参りに行った報告を山形のご主人にメールしましたら
「ありがとうございます。仕事中はそちらに気持ちが向き、見かけは平静ですが・・・」
「家に独りで居ると日に何度となく遺影に話しかけている自分に気が付く昨今です」
「独りで生活していくスタンスが決まらないのです」との返信がありました。

taeさんを亡くされて半年、ご主人さまは今が淋しさの底かと思います。

taeさん、遺された者は本当に淋しくて辛い思いをしていますが、それでも生きていかねばなりません。
逝ってしまった人の思い出を子や孫に伝えていかなければなりません。

taeさん、ご主人さまをちゃんと見守っていてあげてくださいね。
そして私も人恋しくなったら、貴女のお墓の前で語りたいと思います。

PCの調子が悪く、画像の色が変
この更新も上手くできるか心配ですが、とりあえずUP致します。

コメント (22)
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