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屋根より高く茂ったご近所のお宅の「ミモザ」です。
今年は早くて3月初めには満開となり、そろそろ盛りが過ぎました。
ミモザはマメ科、アカシア属の木で、学名は房アカシア、葉が銀灰色のものを銀葉アカシアと言うようです。
開花時期は3月上旬から中旬で、原産地はオーストラリア・・・
パースの隣人のレスさんご夫妻にこの木と花の写真を見せたら「ワトル!」と言って喜びました。
ミモザと同じ仲間の「ゴールデン・ワトル」がオーストラリアの国花で、国の紋章にもワニやカンガルーと一緒に描かれています



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アップの写真をマウスオンでご覧下さい

特にパースのある西オーストラリア州に多く見られ、春になると郊外の道路は黄色のトンネルの中を走る感じがします

私も3年前の9月(春)に行った時は感激しました。
ミモザを見てオーストラリアを思い出し、映画「オーストラリア」を観て、あの広大な大地を懐かしみました。










映画「オーストラリア」
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私たちは1時間半の昼食時間をとり、次の映画「オーストラリア」を観ました。
お正月、ノンちゃんのお宅のマンションに招待を受け、ご近所仲間4夫婦で新年会をやって以来の久しぶりの顔合わせで、和食のランチを戴きながらお喋りも弾みました。
さて、映画「オーストラリア」のあらすじですが・・・
「第二次世界大戦前夜のオーストラリア。イギリス人貴族のレディ、サラ・アシュレイは、夫を捜しに北部の町・ダーウィンにやって来た。彼女を迎えたのは無骨なカウボーイ、ドローヴァー。夫の領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知る。そして雇い人フレッチャーの裏切りで牧場は破産寸前。牧場を立て直すためダーウィンの港に停泊中の軍に残された1500頭牛を売ることを決心したサラは、ドローヴァーの力を借り、牛を引き連れ砂漠横断の旅に出る…」
いやぁ~、雄大なオーストラリアの風景、アクション、美男美女のラブロマンス、豪華な衣装・・・
ドラマチックなストーリーの大河アドベンチャーは、私の大好きな一昔前のハリウッド映画を思い出しました。
それもそのはず、オーストラリア人監督「バズ・ラーマン」監督は現代版「風とともに去りぬ」を意識したらしい・・・
オーストラリアと言えば「壮大な大自然」「先住民族のアポリジニ」「オージービーフ」「ガンガルー」
出演者も主演の2人をはじめ、ほとんどがオーストラリア人で固められ、監督の祖国愛に満ちた映画となりました。
広大な荒野が広がる風景が美しく描かれていましたね。
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最初は西部劇風で、イギリスからやって来た貴婦人サラ(ニコール・キッドマン)のカルチャーショックが、ややコメディータッチに描かれます。
9頭身もありそうな美女「ニコール・キッドマン」が結構はまっていました。
無骨なカーボーイのドローバー(ヒュー・ジャックマン)とは反目しあいながらも、互いに心ひかれていき・・・
二人はライバルの妨害に遭いながらも仲間たちと協力し合い、ダーウィンの町を目指して、牛の大群を追います。
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広大な大地に1500頭の牛が駆け抜ける様は、CGを駆使した画像とはいえ凄い迫力でした。
ここまでが前半の山場です。
無骨なカーボーイ役のヒュー・ジャックマンも、顔良し、筋肉質な長身のスタイル良しで、とぉ~ってもステキでした

彼は今年のアカデミー賞授賞式の司会をやっていて、ハンサムな上に踊れて唄える芸達者だそうです。
もっとも私は、往年の名優「ゲーリー・クーパー」のような少々陰のある渋い男性が好みですがね(古すぎる!)
この映画は、前半の「メデタシ!、メデタシ!」だけでは終わりません。
カーボーイは束縛を嫌い、馬おいの旅に出て・・・
その後もサラの前には、裏切り者のフレッチャーが立ちはだかり、戦争が激化して日本軍も襲来します。
サラはスカーレットのごとく雄雄しく困難に立ち向かいます。
ただこれだけでは単なる平凡な大河ドラマですが・・・

「エエッ~!日本軍はオーストラリアも攻撃したの?」と、観客は少なからず驚きますが、上のオーストラリアの地図をご覧下さい

オーストラリアの一番北、ノーザンテリトリーの州都「ダーウィン」はアジアに向けての玄関口でもあります。
南方に戦火を広めた日本軍は、真珠湾攻撃よりも多くの爆弾を「ダーウィン」に降下し、その回数は63回にも及ぶとか

「この映画は日本を敵視していて許せない!」という意見もサイト上にたくさん寄せられていますが、この空襲は真実なので私は特にそのような感情は持ちませんでした。
「風と共に去りぬ」を意識すれば、このような設定も当然ありなんでしょう・・・
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この映画が人間ドラマとして多少奥行きが出たとすれば、白人と先住民を両親に持つ混血の少年「ナラ」に物語を語らせ、その祖父の呪術師を登場させた所だと思います(この子がとても可愛い!)
サラは使用人だったナラの母親が事故で亡くなり、孤独になった少年の母親代わりになります。
母性に目覚めるサラ・・・
この物語は家族愛までも謳っていて、涙を誘う要素がいっぱいでした。
テンコ盛り過ぎで、3時間近い上映時間は少々疲れましたが・・・
私たちが中学時代「地理」の時間で習ったオーストラリアは「白豪主義」と必ず教科書に書いてありました。
それは1970年代まで続いたそうで・・・
アポリジニの子供を親から切り離し「白人化」という名の下での、ひどい人権を否定するような「人種差別」があったようです。
今回の映画を反日映画ととる人が現れるということは、オーストラリアに入植した西欧人たちが、アポリジニに対して犯した罪を少々オブラートで包だ感があり、敵は日本軍と思うようにしたとも考えられるからでしょうか・・・
逆に言えば、それが現在のヨーロッパ系のオージーが抱えている痛みでもあるのだと見えてきました。
とにかく、オーストラリアの歴史についても考えさせられる映画でしたね。
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まだ未練があるとすれば北部のブルームとダーウィンです。
シドニーやメルボルンは一般的な観光地なので、いつでも行けそうですが、この二つの町は日本と関わる歴史とロマンがあり、そして遥か北の地の果てという点で心惹かれていました。
叉、大自然の中にある世界遺産「バングル・バングル」や、アポリジニの故郷「カカドゥ国立公園」などは、個人では中々行けない場所と聞いています。
パースから一日一便のブルーム経由ダーウィン行きの長距離バスが出ているようでしたが、片道丸二日と8時間を要するらしい・・・
とにかくオーストラリアは日本人の感覚では図れない広さがあり、驚かされることばかりでした。
「ケアンズ」以外の、オーストラリアの北を語れる人など、我々の年代ではあまりいません。
616さんのお話は嬉しい限りです。
バングルバングルも行ったのですか?セスナに乗って?
ブルームの「月への階段」も・・・
若い時にたくさん「旅」をしておくべきですね。
私たち世代の若い頃は、まだ海外旅行や語学留学は夢の世界で、新婚旅行も国内でした。
兼高かおるさんが紹介するTV「世界の旅」をタメイキをつきながら見ていました。パースを知ったのはその頃だったような気がします。
建物の名前などは覚えている訳ではなく、帰ってきてから調べます。
「旅」も「山」も三度楽しめるといいます。
行く前の計画、現地での観光、そして帰ってきてからの写真の整理・・・
これでやっと頭に入り、自分の思い出となるのです。
「ヨーク」の紹介などは遅すぎて半分忘れていましたが、画像を見て思い出しました。
特に北の話となると…
ダーウィンに滞在中、1人現地ツアーに参加してカカドゥ国立公園に行き、
そしてダーウィンからカナナラの町に移り、
そこからセスナでのバングルバングル観光にも参加。
その後ブルームに移動し、「月への階段」を見て…
オーストラリア国内旅行の中でも、最も楽しかった区間です。
でも暑いのが苦手な人はだめかもしれないですね(笑)。
広い広いオーストラリア、
まだまだ行きたい所がいっぱいです。
naoママさんはその土地土地の建物などをよく覚えていらっしゃって…
私はてんでダメなのでいつも頭が下がります~
私もその内、孫を連れて行くようになるのかな?
先日の台風並の風雨で、このミモザもそろそろ終りのようです。
ミモザはほって置くと大木になりますね。
我が家も欲しいけど、狭い庭には植えられません。
私も去年から「花粉症」が出るようになり、目が痒く、鼻の置くが痛いです。春は嬉しいけど悩み多き季節ですね。
オーストラリアは英連邦ですから、元首はいまでも「エリザベス女王」・・・
戦争当時は日本の敵国でしたから、ダーウィンは当然で、はるか南のシドニー湾まで攻撃したようですよ。
私もこの映画で、知らなかった歴史に触れました。
映画「オーストラリア」も重い芸術映画と違い、気楽に楽しめましたよ。最後はハッピーエンドだし・・・
今度一緒に観られる映画を計画しましょうね。
今日も春の陽射しですが、黄砂の影響か?、富士山は見えません。
今週は仕事が無いので、鎌倉に「春」を見つけに行ってみようと思っています。
ご一緒に如何ですか?
カメラに収めようと思いつつ忘れてしまいます。
今日は娘が友達と映画を観に行くというので、送り迎えしてきました。
アニメですが・・・映画館混んでいました~
一昨日はこちらも雨風が凄かったです。
今日は晴れていますが、風が・・・
花粉症の娘や父には辛かったようです。
私は目が少し痒い程度ですが・・・
オーストラリアにも日本軍は攻撃したのですね。
知りませんでした。
カンガルーのお昼寝の姿は何処かのおやじを見ているようです(笑)
エアーズロックが見てみたいです
naoさんはハイキングでしょうか?
この「オーストラリア」の記事を読み、私もnaoさんと一緒に観た様な気持ちになりました。それだけ貴女のオーストラリアへの思い入れが強いのでしょうね。
先日「マンマミーア」を観て来ました。美しいエーゲ海とアバの曲が楽しめました。
私は深刻な映画より気分転換になる楽しい映画が好きです。
そんな映画があったら今度一緒に観にいきましょう。そしてその後のおしゃべりも楽しみです。ヨロシクお願いいたしますね。
恋ありアクションありの、勧善懲悪の娯楽作品として軽い気持ちで観れば良いのです。
最後もハッピーエンドでした。
私はオーストラリアに対しては思い入れがあるので「突っ込みどころ」が満載でしたが・・・
一緒に観た友人が「オーストラリアの風景って、殺風景ね」といみじくも言いました。
日本のように美しい山河が次々と現れるのとは全く違い・・・
そのほとんどが荒野です。
その雄大な荒野をどう見るかはその人の感性で違いますが・・・
500kmを車で走っても風景が変わらない壮大さを味わったものとしては、夕日が当たる荒野を見ただけでも胸に来るものがありました。
そんな風景を懐かしむという事は、それだけ夫婦二人で運転して行った旅が過酷で、今まで体験した事がないような冒険旅行だったということですね。
オーストラリアの山と言えばまず第一に「エアーズ・ロック」でしょうね。
他の町から二泊三日で行く行程のようですが・・・
何しろ広いオーストラリア、隣の州に行くのも検疫などがあり大変のようです。
その点、バリは簡単に行けて、高い山もあり・・・
歴史的な建造物や観光も楽しめてお勧めです。
ジョン・ウェンは良く知っていますが、若い娘の頃、西部劇はあまり好みではなかったので、駅馬車などの名作は後年TVの衛星放送で観ましたよ。
ゲーリー・クパーの「真昼の決闘」なども同じですが、しびれましたね。
昔の俳優さんの方が魅力的だったと思うこと事態、年とった証拠でしょうか・・・?
「オーストラリア」もテーマは重そう。でもnaoママさんが広大なオーストラリアを懐かしめるんだたら、風景を見るだけでもいいかしら・・・
いつも名文に感じ入っています。素晴らしいです。
以前naoママさんのパース滞在記を見せて頂き、ますます行きたくなりました。
海と空、欲を言えば山も歩けるところがいいですね。
お勧めのところをご紹介ください。
「オーストラリア」という映画、丁寧な解説だったのでもう見なくてもよさそうです。(笑)
昔、西部劇が好きでよく見ました。
ジョン・ウエインなどもよかったですね。
知らないとはいわせませんよ。(笑)
「風と共に去りぬ」の撮影舞台となったニューオリンズにも行ったことがあります。
大きなオークの木が街の中にたくさんありました。
水害にあったようですが、どうなったことでしょう?
「黒人とジャズの街」という印象が強く残っています。
これでこのミモザも美しさが終りでしょうか・・・
鎌倉では「来迎寺」のミモザが有名です。
だんだんさんのお陰で思い出しました。
その他にも春のお花が咲き始めたことでしょう。
近々出かけてみたくなりました。
映画「ロルナの祈り」・・・
公式サイトで予告編を見てみました。
心に響く映画のようですね。私も気になりました。
映画「オーストラリア」は心に響くというよりは目で楽しめる映画でしたね。
「旅ブログ」の管理人さんが、なかなか思うように旅が出来なくなり悩んだ結果なのでしょうか・・・?
私も一時期、違う形態のブログを考えずいぶん悩みました。
でも、日記としてスタートしたので「何でもありでいいや」と割り切り、「花と緑を追いかけて」という題名にはこだわらず、色々カテゴリーを増やしてやっていく事にしました。
人間、月日が経てば状況も変わりますので・・・
長く続けていくには無理をしない程度に楽しんでいくのが大事です。
今後ともよろしくお願い致します。
先に見た「チェンジリング」が重い内容でしたので、最後はメデタシ!メデタシ!となる映画「オーストラリア」で気持ちが晴れました。
国家としてはまだまだ新しい国ですが、先住民族の悲しい歴史がつい最近までありました。
この映画も、「差別」というその点を突いていますが・・・
イマイチ深刻さに欠けましたね。
オーストラリア政府は過去の反省から、今ではアポリジニの保護政策をとっていますが・・・
これはこれで問題があり、働かなくても食べていける現状は、たくさんのアポリジニをアルコール中毒者にしています。
北部のケアンズを訪ねた時、フラフラと街中を歩くアポリジニの姿を特にたくさん見ました。
この映画はそんな現状も思い出させる映画となりましたね。
私もこのところ忙しくて、皆様の所にお邪魔する余裕がありませんでしたが、marriさんがお留守と知って少々淋しかったですよ。
この映画は第一部と二部に分かれているような感じで・・・
私的には、砂漠での苦難をもっと取り入れて物語を膨らませ、一部で完結でも良かったのではと思いました。
アポリジニとの混血の少年は本当に妖精のようで可愛かったですね。
公式サイトを読むと、「ブルーム」の町でのオーディションで採用された子だそうです。
少年を守るおじいさんの存在は幻のようで、呪文を唱えれば不思議なパワーが現れるというアポリジニの伝説を取り入れたのでしょうね。
この映画の全体的な評価は、この日の午前中に観た「チェンジリング」ほどの高さはないようですが・・・
昔のハリウッド映画にも通じる面白さがあり、私好みです。
marriさんは如何でしたか?
これも主人の仕事から広がった一つのご縁なのです。
街が綺麗で治安も良く、フランクなオージー気質もスティを楽しいものにしてくれました。
真っ青な空と海と、日本にはない広大な大地は圧倒される思いでしたが・・・
古い歴史や名所旧跡があるわけでもなく、私の大好きな山もない!
それから見ると「バリ島」の方が魅力的です。
ウブドとヌサドゥアに半分づつの滞在は理想的ですね。
ご家族で楽しんできてください。
鎌倉山を歩いて、お寺に寄った時(名前忘れました!)
境内に見事なミモザが
鎌倉ガイドブックの表紙にも載ってるほど大きくて見応えがありました。
naoママさんはご存知でしょうね。
来週、映画観る予定なんです。
「ロルナの祈り」も気になるんですわー困った困った!
心の旅・遠くへ行きたい2
ブログへのお越しを心から待ちしています。
今後ともよろしくお願いします。
屋根より高いミモザの木ですね。
ビタミンカラーに元気をいただけます。
そういえば、白豪主義=オーストラリアでした。
歴史なども今、思いだしております。
naoママさまの映画「オーストライア」の解説に酔いました。
素晴らしいです。
臨場感あふれていてまるで、映画を見たような気持ちになりました。
はい、ニコールキッドマン大好きです。
挙止端正な姿に憧れていました。女性なら皆同じでしょうね~。
広大な美しい自然のなかで繰り広げられる西武劇あり、
ラブロマンスあり、戦争あり・・・と、全部が凝縮された映画のようですね。
あぁ~、是非、劇場に行きたくなりました。
いつもありがとうございます。
そうそう・・・って相槌打ちながら、初めて聞くような心境です。
主人公の少年可愛かったね。力演してましたよ。
お爺ちゃんの呪術師の使い方がチョッピリ曖昧だった様な!
広大な大地が忘れられません。
描かれてない、砂漠を渡りきった一行の様子が見てみたい。
それと
数百機?トンボが群れを成して飛ぶような爆撃機、凄かったね!
2時間45分だったかな。あっという間に終わりました。
ストーリーが二つに分かれていたからかな^^♪
私は一度も行ったことがありません。ゆっくりと行ってみたいです。ところで5月のバリ行きが決まりました。ウブドとヌサドゥアに半分ずつ泊まろうと考えています。赤ちゃん連れなのであまり出かけることは考えずのんびりゆっくり過ごしたいと計画中です。又何かありましたら教えてくださいね。