古い由緒を持ち、数々の伝説に彩られた霊峰立山は、「一個の独立した山というより、波濤のように連なった山といった感じである」・・・
「日本百名山」の著書の中で深田久弥はこのように書いています。
こちらの画像は、昨日、8月8日(土)の正午頃、室堂から眺めた立山です。
右が主峰の雄山(3003m)、中央が最高峰の大汝(3015m)、左端が富士ノ折立(2999m)で、一般的に「立山」とは雄山神社の峰本社が立つ雄山を指しまが・・・
この三山を総じて「立山」というのが相応しいと思います。
ズームを効かせて「雄山」(3003m)の頂上を見てみると、雄山神社の建物が良く見えました。
立山は富士山、白山と並ぶ「日本三霊峰」の一つで、その歴史は古く万葉集でも詠まれているそうです。
雄山の右側にそびえているのが「浄土山」で、その鞍部に「一ノ越山荘」があります。
前日、私たちは雨の中をこの小屋まで登りましたが、雄山への稜線登りは風雨とも強くて前進は諦めました。
「浄土山、立山、別山」を総じて「立山三山」と呼ぶようです。
登山用の予備食のパンに、室堂名物長さ27cmのカレーパンとコーヒーを買い、立山を眺めながらベンチに腰掛けてお昼としました。
ようやく晴れて、室堂平には爽やかな風が吹き渡っていました。
ここ「室堂平」は標高2400mもの高地ですが、富山県側からはバスで直行できますし、長野県側からは立山黒部アルペンルートを乗り継ぎ、老若男女を問わず誰でもがこの雲上の楽園に立つ事ができます。
ここは「上高地」と並ぶ日本の代表的な「山岳リゾート地」なのです。
以前、主人と「スイスハイキング旅行」をしたすぐ後に、雄山~大汝~富士の折立と歩いた事がありますが、その時「立山は規模こそ小さいものの、スイスの山々に匹敵する山岳美だ」と思いました。
右側に目を転ずれば、青く輝く「みくりヶ池」が眼下に広がっています。
立山は前日から、雨、カミナリ、霧と目まぐるしくお天気が変わり、やっと陽がさしてきましたが・・・
晴れだすのがもう少し早かったらと悔やまれました。
立山の左手に連なる「真砂」「別山」と見えていますが・・・
今回、私と友人二人の立山登山の計画は、一ノ越から雄山に登り、この稜線を歩いて真砂~別山と進み、緑の山肌の中にジグザクに見えている(白い帽子の上)登山道を下って雷鳥沢に出る予定でした。
太平洋高気圧が強くて勢力があり、お天気が安定していれば上の稜線にある小屋に泊まり、立山三山を歩きたかったのですが、今年の夏は不安定なお天気で・・・
如何ようにもコースの変更が出来る下の「雷鳥沢」に宿の予約をしました。
ところが着いた日は雨
2日目のこの日、もし朝から晴れていたら延泊してこの予定のコースを歩こうと決めましたが・・・
残念ながら霧雨の朝を迎え、断念しました。
それが10時頃から晴れだしたのです
「釼岳は」
室堂からは別山の左側に、微かに釼の端っこが見えると聞いていますが、流れの速い雲が邪魔をしているようでした。
でも何となく、影のように見えている~
室堂平にはたくさんの高山植物が咲いていて、雨のあとの瑞々しい花々が楽しめました。
一番たくさん咲いていたのが「チングルマ」です。
あちこちに大群落が見られました。
和名は「稚児車」から転じたもので、白い花弁が5個並ぶ姿によるとの説や、実の様子を子供の風車に見立てたという説などがあるようです。
チングルマの中にピンクのお花が所々に混じります。
「イワカガミ」のようです。
和名は「岩鏡」で、岩場に多く咲き、葉にツヤがあることから鏡に見立てたものだそうです。
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こちらは「ミヤマキンバイ」でしょうか?、見事な群落でした。マウスオンでご覧下さい
漢字で書くと「深山金梅」、花びらの形が梅に良く似ているからこの名が付いたのでしょう。
キンポウゲとの区別がイマイチ分りません。聞いても忘れて覚えられないのです
散策路の脇にたくさん見られたのが「四葉シオガマ」、今が盛りと咲いていました。
室堂平をわずか7~8分歩いただけでもこれだけのお花に出会えます。
今回はお天気が悪くて、山の縦走ができなかった事がとても残念で悔しいのですが・・・
親しい友と二人、「温泉三昧&お花三昧」の旅を楽しんできたと思うことにします。
こちらは「室堂ターミナル」前にある名水「立山玉殿の湧水」です。
環境省が指定した日本名水百選の一つで、昭和44年、立山トンネルの開通工事の際に湧出したものだそうです。
私たちはポットにこの水をくんでから、午後1時発の立山黒部アルペンルートのトロリーバスで室堂を後にしました。
次回からは、雨の中で歩いて見たたくさんの高山植物などをUPしていきたいと思います。
晴れていれば気持よく歩けたことと思います。
剣御前の小屋には我々山仲間の知人がいます。
息子さんに運営は任せているようですが、夏の間は登って常駐しているようです。
9月の末に室堂から大日三山を歩いて称名の滝まで降りる予定です。
数年前に称名の滝から登っていますが、今回はその逆コースです。
その頃にはクサモミジが始まっているかも知れません。
ミヤマキンバイは花の中心が濃いオレンジ色をしています。
従ってこの花はミヤマキンバイですね。
一般には大汝山を立山と呼び、これに別山と浄土山を加えて
立山三山と呼んでいます。
雄山の神社でお祓いを受けて登山する人も多いようです。
一ノ越から東一ノ越を通って黒部ダムに降りるコースもおもしろいです。
多少登山道が荒れていますが、混んでいるアルペンルートの交通機関を使うよりはよいです。
途中にベニバナイチゴの群生地があります。
いつも混雑を避けるエスケープルートとして使っています。
待ってた通り、素晴しい写真に喜んでいます。
どんな風に書いていいのか分かりませんが。それで・・・写真見ては帰ります。そして3回目です^^♪
ハイ、ここへは2度参りました。2回とも雪の中でした。初夏と11月閉山前でした。悲しい思い出話が有ります。又聞いて下さいね。
微かに・・・剱岳見えます。見えますよ。行かれた甲斐がありましたね!!!イワカガミ覚えました。礼文島で見ました!貴女や山小屋さんのお蔭で花を覚えるようになりました。
トロリーバスで室堂を後に・・・ってのは富山川の下りたのですか。続きが楽しみです!
立山は大町からも、富山からも行きました。
いい所ですよね。写真が、懐かしく、よくわかります。
映画剣岳を見たときにも、どこかで見た景色と思ったら、立山みどり池でした。
ツアーの多くの方々は、ロッジの近くで過ごしたようですけど、
夫と、二人みどり池に向かい、草モミジと、立山を堪能しながら歩きました。
いい思い出です。
全然季節はずれの九月に行きました。
だって紅葉は混む、雪の大谷も混む、春も・・・で!
我々は嬉しいことに晴れ女揃いで、いつも山はアッパレ
この写真全部が美しいとしか言いようがないです。
素晴らしい絵画を見ているよう!
これから、本格的な登山ですね。
ずぅと待ったから、腕がなりますね♪
次が楽しみだわ~!
お天気が味方してくれますように。
二泊三日で黒部の定番の乗り物で室堂へ。
そして弥陀ヶ原、立山、宇奈月温泉、トロッコ電車へと行きました。
高熱隧道の現場を、実際に見たかったのです。
行きたいと思っていますが、なかなか近くまで行って
も未だ山そのものへとは行っていません。いつか行
きたいものです。どの写真も風景良し。草花の姿良し
です。
今年は変な天気ですね!
立山に登った時この みくりヶ池はとても心に残る景色でした。
室堂でも楽しめますよね!
温泉もあるし。
来年がありますよ^^
山小屋も交通手段も予約が必要なので、寸前の変化はどうしようもありませんでした
雨の中行った「一ノ越山荘」で男性二人が黒部湖に下るコースの状況を小屋の人に聞いていましたが、この雨では沢の増水が危ないから止める様に」と言われていましたよ。
我々は4~5年前の9月に、立山から大日三山を縦走して称名の滝に出ました。
お花はほとんどが終わっていましたが、釼が良く見えました。
今度はもっと正面から見たかったのですが、ママなりませんでした
晴れたのは帰路に着く2~3時間前で・・・
タイミングが合わずに残念な結果となりました。
行きは秋葉原から室堂行きの直行の夜行バスで、6月に主人と車で行った上信越自動車道から北陸自動車道を再び走ってきました。
帰りは「立山黒部アルペンルート」を使って長野県の扇沢に下りました。このアルペンルート、最初はトンネルの中のトロリーバスから始まるのですよ。
友と2人、お喋りを楽しみ、食べたいものを食べ、お花を愛で、温泉に入り・・・
山登りならぬ観光旅行をしたような気分です。
marriさんも立山は2回訪れているとのこと、でも悲しい思い出話が?
気になりますね。
台風9号が突然日本近くで発生して、各地に被害が出ているようですね。
立山には過去に3回行っていますが、雨にたたられたのは初めてでした
でもお陰様で雷鳥沢でノンビリして、地獄谷や室堂平、天狗平などを散策できました。
ekoさんも何回か訪れているそうですが、いつ行っても感激がありますね。
映画「釼岳」では立山からの、見覚えのある景色がたくさん見られましたね。
今年の私の運勢は「八方ふさがり」と出ましたので、どこかで諦めておりますよ
まぁ~このコースは主人とも登っているので、そんなに固執はしていませんでしたが・・・
私は夏ばかり今回で4度目の立山でしたが・・・
秋の紅葉や雪の見られるときも良いでしょうね~~
でも「混む」
今回も帰路の「立山黒部アルペンルート」が以外に時間がかかりました。
9kgのザックを背負っての移動は体力も要しますし・・・
いつまでできるのかな~と考えてしまいましたよ。
でも前向きな私たち「とにかく初心に返って筋力を鍛えましょう」となりました。