黄色の小さな花はコケオトギリでオトギリソウ(弟切草)の仲間
オトギリソウの名は、この草を鷹の傷を治す秘薬としていた鷹飼いが、その秘密を洩らした弟を切ったと言う伝説による
弟を切ったときの血が飛び散り、茎や葉 花の黒点となったと言う
オトギリソウ科の野原や休耕田などの少し湿ったところに生える多年草
この科の仲間は、茎や葉 花などに腺体があり、腺体は赤い色素を含んで黒く見えるので黒点又は黒線と呼ぶ
色素を含まない場合は明点又は明腺と呼ぶ
コケオトギリの茎は4稜形で、上部で分枝する
葉は1cmほどの広卵形で、透かして見ると、半透明の明点が散らばって見える 秋には紅葉する
花は7~9月に咲く
6mmほどの小さい黄色の花で、苞は葉とほぼ同型で、雄しべは5~10個ある・・オトギリソウの雄しべは多数ある