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サルスベリ

2021-08-21 | 樹木 草花


サルスベリの花が木を覆って真っ盛り
木肌が滑らかで猿も滑り落ちるという意味
別名ヒャクジッコウ(百日紅)は花期が長く、100日にわたって咲く
樹皮も、葉も、花も変わった形をしている樹木だ

ミソハギ科の落葉小高木 大きいものでは10m程になる
中国南部原産で江戸時代に渡来した

樹皮は淡紅紫色で滑らか、薄く剥がれ落ち淡い色の樹肌が現れる
葉は対生と互生が混じる、時に左右交互に2個づつ並ぶコクサギ型葉序がある
葉身は4cmほどの倒卵状楕円形で、先は鋭く縁は全縁

花は7~10月にかけて咲き続ける
直径4cmほどで、色はピンク 赤 白 紫など多彩
花弁は6個でうちわ型、上部は1cmほどの円形で縁は縮れて波打ち、下部は細く長い柄のようになる
雄しべは多数あり、外側の6個は長く葯は紫色、内側の葯は黄色い

果実は蒴果で7mmほどの球形
熟すと6裂し、種子は5mmほどで広い翼がある