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今日は24節季の処暑・・そろそろ暑さが収まるころ、なのだがまだ当分暑さが続きそうだ
オニユリは形が大きく、数あるユリの中でも豪壮な感じがするので鬼の字が付けられたといわれている
古い時代に、中国から朝鮮を経由して渡来し、主に鱗茎を食用にするため栽培したものが野生化して広がった
ユリ科の山野や人里に生える多年草
地下の鱗茎は、毎年鱗片の数を増やし肥大成長してゆく、鱗片は葉が多肉化したもので、でんぷん質に富み古くから食用にされた
オニユリは不稔性で種子が出来ず、鱗茎や珠芽で増える
茎は暗紫色の斑があり高さ1~2mになる
葉は互生し、長さ5~18cmの披針形~広披針形で先は尖る
葉には柄がなく、基部に珠芽(むかご)が出来る・・珠芽が出来るユリは日本ではオニユリだけ
この珠芽は地面に落ちて新しい芽を出す
花は7~8月に咲く
茎の上部に10cmもの大きな花を沢山つけ、横向きや下向きに咲かせる
花被片は強く反り返り、橙赤色で濃い色の斑点がある 花粉は暗紫色
雄しべは6個、細い花糸の先に線形の葯がT字型に付く 花粉が衣服などに付くとなかなか取れない
鱗茎を水洗いして剥ぎ取り、熱湯をかけてから日干しにしたものを煎じて飲むと、咳止めや解熱に効果がある