随分前にどこかの公園にあった実を取って来て庭に撒いておいたら、どんどんと出てきて今では7本も大きく育っている
花の無いこの時期に、庭中赤い花が咲いたよう
中にチラホラ園芸種の黄色い実の付いたのもある
センリョウ科の常緑小低木、高さは1m以下ほど
葉は対生し、10cmほどの長楕円形~卵状楕円形
先は尖り、縁には鋭い鋸歯がある
花は両性花で6~7月、枝先に小さな花が集まって咲く
変わった花で、花弁も萼もなく、雌しべの脇腹に雄しべが1個ドンと付く
雌しべは丸い実となり、暮れから正月にかけて赤く熟す
古い時代の原始的な被子植物と言われている
赤い実の天辺には柱頭の跡が残り、横腹には雄しべの跡が黒い点となって残っている
核果の中には4mmの黄色っぽい核が1個入っている
花(7月のもの)緑色が雌しべでその横についている白いのが雄しべ