コウヤマキの雄花の冬芽が見られた
探したが雌花は見つからず・・
右は葉裏の写真
和歌山県の高野山に多いことから名前が付いた
コウヤマキ科の常緑高木、大きいものは30mにもなる
コウヤマキ科は、日本特産の科でコウヤマキ1種からなる
以前はスギ科に含まれていたが、葉の形態の違いなどから今では独立した科となっている
葉は、長枝には褐色の小さな鱗片葉がらせん状につく
短枝には、10cmほどの緑色の針葉が付く
この針葉は2個の葉が合着したもので、先端は少し凹みしなやかで触れても痛くはない
裏面は淡緑色で白い気孔帯が目立つ
花は雌雄同株で、4月に咲く
雄花は7mmほどの楕円形で20個ほど固まって咲く
雌花は楕円形で、枝先に1~2個付く
球果は10cm程の松ぼっくりに似た楕円形で10cmほどの大きさ
種鱗は2cm程の扇型で、内側に7個ほどの種子が付く
種子は1cmほどの卵形で、周囲に狭い翼がある