nodatchのブログ

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鶴見線、大川駅訪問

2013-08-02 21:39:00 | 国内の鉄道
半月ほど前に、JR鶴見線の大川駅を訪問してきました。ずいぶん久しぶりのことで、まだ茶色の旧型国電が1両だけで走っていたときでしたから、四半世紀以上前に訪問したきりです。大川駅というのは、鶴見線の支線で、朝のラッシュアワーを過ぎると、夕方の退勤時間まで、8時間ほど電車が走りません。それゆえ、ふらっと訪問しにくい区間なのです。最近、夕立が多かったですから、何日か様子を見た上での「決行」でした。

鶴見駅で待っていると、到着前に早々と行先表示を「大川」に変えた「希少価値の電車」がやってきました。

大川からの帰りの電車が混雑するはずで、大川行きは、ガラガラです。何なく先頭車の最前列に陣取ってみました。国道、鶴見小野、弁天橋、浅野と停車し、安善を過ぎると、まずは下り線から上り線に移って、しばし逆走します。

そして、次の武蔵白石の手前で、大きく右へカーヴして、いよいよ大川支線に乗り入れます。

大川までは、一直線ですが、線路の状態がよくないせいか、徐行しつつ進みます。途中の踏切に係員がいて、白い旗を振りつつ安全確認しています。人の手を煩わせての作業とは、今では貴重な光景ですね。

僅か1kmほどの距離ですから、あっという間です。大川駅の直前でカーヴしているのですね。直進できるのは貨物列車、という人より貨物優先のようですが、何年か前に貨物は廃止となってしまったので、直線コースは草ぼうぼうで、ちょっと侘しいですね。

予想通り、ホームではかなりの人が待っていて、折り返し電車は混雑しそうです。せっかく来たのですから、下車して大川駅の様子をしっかり見て回りました。





小さな木造駅舎で周囲は工場ばかり。折り返しの鶴見行きが出発するまでの15分ほどの間に、車内は、ほぼ満員となっていました。

<参考文献>
鶴見線に関しては、拙著『乗りテツ大全』(平凡社新書)をご覧ください。但し、大川支線についての記載はありません。

また、鶴見線については、ブログのこちらの記事もご参照ください。
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