nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

走る美術館『現美新幹線』試乗会

2016-04-12 23:16:00 | 国内の鉄道
走る美術館「現美新幹線」の報道関係者向け試乗会に参加しました(11日)。
「黒い新幹線」とも言われますが、よく見ると編成はめまいがするような彩色です。現代美術なんですね。

試乗会は、越後湯沢⇒新潟⇒越後湯沢。新潟駅で20分ほど停車中に反対側のホームから車体を撮影できました。

車内は、6両編成すべて異なります。秋田新幹線「こまち」に使っていた車両を大改装したもの。号車番号は11号車から16号車までですが、15号車は立体的な現代美術が飾られていました。

11号車以外は、片側がソファー席、片側がギャラリーという構成です。
13号車にはカフェがあり、絵を見ながらケーキを食べ、コーヒーなどを飲むことが出来ます。

13号車の半分はキッズスペース。プラレールが置いてありましたが、これも現代美術のひとつなんだそうです。確かに窓付近などは芸術的ですね。

そして、越後湯沢寄りの先頭車である11号車は、元グリーン車のゆったりした座席が並んでいます。

シートの柄が芸術的なので、これだけ?と思っていたら、窓のブラインドに注目するよう言われました。そして列車がトンネルに入ると、ブラインドに模様が現れました。

なるほど、こんな仕掛けがあったのですね。これは芸術的なショーのようです。

丹念に見ていくと随所に仕掛けがあって、楽しめるようになっています。実にユニークな列車ですね。営業運転は4月29日から。今年の連休は、各地で面白い列車が登場します。