nodatchのブログ

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嵯峨野観光鉄道トロッコ列車

2014-11-21 15:40:00 | 国内の鉄道
CMではないけれど、「そうだ京都、行こう」と思い立って、本当に行ってきました。ひとつには、東海道新幹線エクスプレスカード会員限定の「こだま☆楽旅IC早得」キャンペーンがあったこと。「のぞみ」自由席よりかなり安く「こだま」グリーン車に乗れるので試してみたかったからでもあります。時間はかかるけれど、急ぐ旅ではないので、のんびりゆったりと座って京都へ。

京都駅で荷物を預けて、まずはJR山陰線に乗って保津峡駅で下車。渓谷をわたる鉄橋の上にある駅ホームからは、こんな写真が撮れるのです。

最近、一般のガイドブックでも有名になった嵯峨野観光鉄道の観光トロッコ列車です。あらかじめ時刻をチェックしてあったので、スムーズに亀岡方面行と嵯峨方面行を撮影。その後、渓谷沿いの舗装道路を10分少々歩いて、トロッコ保津峡駅へ行ってみました。この駅は山陰本線の旧保津峡駅で、山陰本線が複線電化されたときにルート変更になって廃止された駅であり路線であるのです。30年振りくらいの訪問となりました。

しばらく待っていると、トロッコ嵯峨駅発の列車が客車を先頭にして、最後尾のディーゼル機関車が押す「プッシュプル運転」でやってきました。線路を越える跨線橋の上から撮ってみました。

急いで橋の上から振り返って最後尾のディーゼル機関車を撮影。トロッコ亀岡駅へ向かう列車を追いかけていると、遠くで山陰線の電車が右から左へと走っていくのと重なりました。よいタイミングです。

30分近く後、トロッコ列車が、今度はディーゼル機関車を先頭に戻ってきました。さっきまでは薄曇りで光線を気にしないで写真が撮れたのに、この期に及んで快晴で正面から陽が射してきて「逆光」。・・・・。


どうせ満員で乗れないだろうと思いつつ、車掌さんに声をかけたら、「乗れ」との指図。ありがたく乗車しました。何人か分は、立席券を発売している模様です。無人駅のトロッコ保津峡駅からの乗車もラッキーだったようです。それと、嵯峨から亀岡まではトロッコ列車に乗り、帰りは舟下りをする人も多いようなので、亀岡発の列車は若干余裕があるようですね。

もちろん車掌さんに620円を払い補充券を発行していただきました。線路ぎりぎりのところに生えている紅葉した樹木をかすめつつ、列車はのんびりと進みます。



トロッコ嵐山駅で団体客が少々降りたので、木製の座席に座ることもできました。

かくして、好調な出だしで京都の旅が始まりました。

<参考>
嵯峨野観光鉄道のような観光列車については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車――SLからイベント列車まで 』(平凡社新書)をご覧ください。
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