徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956

2008-06-26 13:58:20 | 映画
 この映画、とうとう熊本では上映されないまま、DVDが発売されたのでさっそく通販で購入した。
 1956年に起きたハンガリー動乱とメルボルン・オリンピックでの水球流血試合という二つの史実をベースにしたフィクションだ。レジスタンス映画はひさしぶりに見た気がするが、流血試合の当事者の何人かとお会いしたことがあるせいか、二つの事件をかなり強引に結びつけたなという印象は否めない。ただし、映画としては欧米でかなり高い評価を受けていることがうなずける出来映えだ。注目していた水球試合のシーンは、映画としてはこの程度が限界かなという感じだった。本物の水球選手に俳優が混じってプレーしているわけだが、当然ながらフロントクロールやスローイングなどを見ると差がハッキリ見えてしまうのが残念だ。それでもわれわれの世代には懐かしい茶色の革張りのボールやイヤープロテクターのない帽子、レフェリーの持つ青白旗など、水球のオールドファッションが見られたのは嬉しかった。