徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

読んでから見るか、見てから読むか? ~八日目の蝉~

2010-04-15 22:04:31 | テレビ
 小説などの映画化やテレビドラマ化は、既に原作を読んでいる場合はともかく、映画やテレビドラマを見る前に原作を読んでおいたほうがいいのか、はたまた、見た後に原作をじっくり読むべきか、しばしば迷うことがある。今、NHKで放送されているドラマ「八日目の蝉」もそんな一つだ。今回はたまたま先に読んだ。全6回のうち、ちょうど半分、3回の放送が終了したが、今、正直、先に読むんじゃなかった、という気がする。6回合計で4時間半ほどあるので、ある程度、原作に忠実に展開するかと期待していたが、やっぱり時間的制約ゆえか、ハショッたという感は否めない。今までに登場した中でも、倍賞美津子演じるゴミ屋敷に住む老女なども、悲しい母親としての側面がぼやけて、キャラクターが生かされていない。それに角田光代独特の心理描写を映像化するのは難しかったのだろう。ドラマに深みが感じられないのが残念だ。これが映画なら、せいぜい2時間前後なので、もっと思い切った再構成ができたんだろうが・・・


歌詞「童神 ~私の宝物~」
歌手:城南海 作詞:古謝美佐子 作曲:佐原一哉